コロナ禍により外出を自粛していることが増えた現在、気軽にキャンプ気分を味わえると人気が高まっている「おうちキャンプ」。特に幼い乳幼児がいる場合は手軽にアウトドア気分を楽しむことが出来るので、とてもオススメです。
実際我が家でも小さな子供を連れてあっちこっちに外出するわけにも行かず、自宅で出来るおうちキャンプを楽しんでいます。
そこで今回は私が感じたおうちキャンプの魅力や乳幼児がいても安心・安全に楽しめる方法についてご紹介していきたいと思います。ファミリーキャンパーの方やおうちキャンプに興味がある方はぜひ参考にしていただければ幸いです!
おうちキャンプの魅力!
おうちキャンプは自宅の室内や庭、ベランダなどでキャンプ気分を味わえ、コロナ禍においてはぴったりのおうちでの楽しみ方の一つです。そこで「おうちキャンプの何がいいの?」と疑問や興味を持たれている方に向けて、おうちキャンプの魅力をご紹介します。
キャンプ初心者、虫嫌い、インドア派でも問題なし!
キャンプといえばアウトドアなイメージが強くありますが、おうちキャンプであれば日焼けや虫が気になる方や、家でゆっくり過ごしたいインドア派な方でも自分のペースで楽しむことが出来ます。
また、キャンプ初心者の方も気軽に始められることも魅力の一つです。
したい時にいつでもできる
キャンプをするときは「季節や気温」「天気」「移動距離」「休日」「予約」などを気にすることが数多くあります。
その点、おうちキャンプであれば『いつでもしたい時』にキャンプを楽しむことができ、大雨や台風などで予定をキャンセルしたが、どうしてもキャンプを楽しみたい場合は室内で手軽にキャンプ気分を味わえます。
忘れ物の心配がない
キャンパーであれば1度は体験したことがあるであろう「忘れ物」。キャンプ場についてから、調味料やクッカー、ライト、着替えなどを忘れ焦ってしまうケースもありますが、自宅ではその心配がありません。
万が一食材がなくても近くのスーパーやコンビニなどに買い出しに行けるので、安心してキャンプを楽しめます。
予行練習が出来る
キャンプ初心者や小さいお子さんがいる場合、いきなりキャンプ場で宿泊するのは心配なこともあります。
そんなときはお庭があれば、テントやタープを張ったり、ギアを実際に使用したりして、設営や使い方の確認、撤収までの流れをあらかじめ練習することで、安心して本番キャンプに臨むことが出来ます。
赤ちゃんや愛犬がいても安心
小さなお子様がいる場合、体調を崩しやすかったり、夜泣きが心配だったりする方もいるかと思います。しかし家であれば、赤ちゃんやママのペースでキャンプの雰囲気を楽しむことが出来るので安心して過ごせます。
またキャンプ場によってはペットOKなところもありますが、多頭飼いの方や、人や他の犬を見ると吠えてしまうワンちゃんの場合、なかなか連れて行くことも難しくなります。
そんなときはおうちキャンプを行って、いつもと違う雰囲気で愛犬と共に楽しむのもオススメです。
普段使えるものなら撤収しなくてもいい
アウトドアチェアや、テーブル、ランタンなどキャンプで使うものは通常撤収が必要ですが、そのまま自宅で使用できるものはインテリアとして飾ったりそのまま使用することが出来ます。
実際我が家でも、子供が扱っても安全なアウトドア用品であればそのまま自宅で使用しています。
おうちキャンプの3スタイルを紹介
おうちキャンプの種類は、大きく分けて3つのスタイルがあります。
庭にアウトドア用品を集めて「庭キャンプ」
おうちにお庭があるご家庭は、よりキャンプの雰囲気に近い庭キャンプがオススメ。庭にテントやタープを張ると本格的なキャンプ気分を味わえ、バーベキューや焚き火も楽しめます。
※庭での焚き火は自治体の条例で禁止されている場合があります。また近隣住民の迷惑にならないようにしましょう。もし通報されると消防による指導を受けることもあり、最悪のケースでは軽犯罪法で罰せられる場合もあります。
初心者キャンパーの方は実際に夜にテントの中で寝てみることで、どの程度冷えるのか、寝にくさなどあるかなども事前に確認できて予行練習になりますよ。
ベランダで楽しむ「ベランピング」
ベランピングとはベランダでキャンプ気分を楽しむもので、広い庭がないマンションやアパート住まいの方でも気軽に行うことができます。
テントを張らなくても、アウトドアテーブルやチェアなどを置いてベランダでキャンプ飯を食べたり、夜風にあたりながらランタンの光を見つめるだけでも普段とは異なったひと時を過ごせます。
最も手軽にできる「お部屋キャンプ」
おうちキャンプの中でも、最も気軽にできるのが「お部屋キャンプ」。
お部屋に小さめのテントを広げたり、アウトドアテーブルやチェア、ランタンなどを並べるだけでもアウトドア気分が味わえます。
室内なので気温や天候などに左右されることもなく、虫や野生動物の心配もないので安心して行えることが魅力。いつも過ごす部屋の雰囲気をキャンプ風にするだけで、気分転換にもなり楽しめます。
乳幼児がいても安全におうちキャンプを楽しむポイント!
乳幼児の怪我や事故の7割近くが、実は家庭内で起きていることをご存知でしょうか?
ここでは特に事故が起きやすい乳幼児がいても安全におうちキャンプを楽しむ方法をご紹介します。
安全に使用できる使用するギアがどうか
乳幼児がいるキャンパーが、アウトドア用品を選ぶときに大切なポイントでもある「子供がいても安全か」ということはおうちキャンプにおいてもとても重要です。
火気に注意
キャンプではランタンやバーナー、コンロなどの火気を扱うことが多いですが、キャンプ以上に室内は油断しがちになってしまいます。
もし使用する際は安全なものを選び、ランタンはLEDで触っても熱くならないものがオススメです。
また、庭でバーベキューや焚き火をする際は火の取り扱いに注意し、子供から目を離さず、3歳以下の子供の場合は子供1人につき大人1人付き添えると安心です。
割れ物に注意
特に見栄えがよいガラス製のランタンやウォータージャグジー、スパイスボトルを使用している方は、小さな子供が落としたり投げたりして割れてしまう可能性があります。
大切なギアが壊れて子供に怪我をさせないためにも、手の届かない場所に置いておくか、子供が寝静まった大人時間に楽しむことをオススメします。
怪我をしないか
ペグやナイフ、焚き火台、トングなど、アウトドア用品を扱う際に子供が怪我をしてしまう製品や、作りが不安定なチェアだと転落して怪我につながる可能性があります。
子供が座る可能性のあるチェアは安定性が良いものを選び、ナイフやペグなどは必ず子供が届かない場所に置いて管理をしておきましょう。
キャンプ用品についた汚れに注意
キャンプで使用したテーブルやチェアなどを室内に持ち込む際は、アウトドア用品に土や小石がついている場合があります。
子供が口に入れたり、小石で室内の床が傷ついたりする可能性があるので、必ず一度拭いてから使用することをオススメします。
近所迷惑とならない程度に楽しむ
おうちキャンプでは、通常のキャンプ同様に『近所の方など、周囲への配慮を忘れないこと』も大切なポイントです。
庭でバーベキューをする際は煙が出にくいものを選び、楽しくても外で長時間騒ぎすぎないよう注意しましょう。
我が家のおうちキャンプの楽しみ方
それでは実際に我が家で行っているおうちキャンプの楽しみ方についてご紹介します。
キャンプ気分を味わえるサイトを作る
おうちキャンプは自由度の高いサイトを作ることができるので、まずは自分がキャンプをしている気分になれることが大切。
部屋や庭にアウトドアチェアやテーブルを置いたり、普段使っている家具にネイティブ柄のマルチカバーやブランケット、テーブルクロス使用したりするだけでも雰囲気はガラッと変わります。
お気に入りのランタンやアウトドア用品を飾って眺めたり、雑貨屋や100円均一などでも売られている小さな電球やお気に入りのライトなどを使ってオシャレな雰囲気を作り出すだけでも、一気に気分が上がるサイトコーディネートが完成します。
次のキャンプを想像しながら楽しむ
おうちキャンプは実践キャンプの予行練習になる魅力があることを上記でお伝えしました。
「次のキャンプではこんなサイトを作ってみたい」
「夜や雨の日など、子供がテントの中だけで楽しめるキャンプ遊びはないか…」
「本番キャンプではこんなキャンプ飯を作りたい」
など、次回のキャンプを想像しながらおうちキャンプを行うことで、本番キャンプでも慌てずに楽しむことができます。
キャンプ飯でキャンプ気分!
キャンプの楽しみでもあるキャンプ飯!お庭でバーベキューをするのもいいですし、アウトドア料理器具を使ってホットサンドやメスティン料理やスキレット飯を作るのもオススメ。
もしアウトドア調理用品がなくても、100円均一などにも売られているキャンプの雰囲気が出る器やシェラカップなどに料理を盛るだけでも十分キャンプ飯気分を味わうことができるので、キャンプに少しでも興味がある方はここから始めてみるのもオススメです。
夜は焚き火や手持ち花火で楽しむ
おうちキャンプの夜は近所迷惑にならない程度に、自宅の庭で手持ち花火や小さな焚き火台を使ってミニ焚き火をすることもおすすめな楽しみ方。
特に小さな子供がいる場合は、いざという時にすぐ対処できる自宅で扱い方の練習しておくことも乳幼児キャンプを成功させるポイントです。
手作りランタンやライト作って楽しむ
キャンプの夜に欠かせないランタンですが、光るものが大好きな子供が手に取ってしまうと、おもちゃの1つとされてしまいます。
そこで小さな子供がいる場合は、いっそのこと子供用のランタンやライトを一緒に作るのもおすすめしたい楽しみ方です。
カラーフィルムにシールを貼ってLEDキャンドルに張り付けてもいいですし、100円均一などに売ってある小さなライトをガチャガチャの空容器に入れるだけでも綺麗な光を放つので、部屋を真っ暗にしても夜のおうちキャンプを楽しむことができます。
そのままテントで寝ちゃおう
最後までおうちキャンプを楽しむのであればテントの中や室内にアウトドア用マットレスを敷いて、シュラフを使って寝てみるのもオススメ。
子供であれば実践キャンプの予行練習にもつながり、寒い時期であれば家族全員がくっついて寝ることで、普段より暖かみを感じながら眠りにつくこともでき、秋・冬シーズンには特にオススメですよ。
ファミリーキャンパーのおうちキャンプの楽しみ方まとめ
キャンプ場で自然を感じながら楽しむキャンプも最高ですが、誰でも気軽にいつでも出来るおうちキャンプにも沢山の楽しみ方や魅力があります。
今回紹介した楽しみ方以外にも、自分の好きなようにキャンプ気分を味わえる自由度の高いおうちキャンプ。興味がある方は、ぜひ一度ご自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか?
ギア
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