先日、5歳の長男を連れて初めての母子キャンプに挑戦してきました。事前の準備はしていたものの、当日は思わぬハプニングや反省点だらけの2日間でした。これから母子キャンプを始めたいと思ってる方の参考になるよう、我が家の体験談を交えながら母子キャンプのポイントをご紹介したいと思います。
母子キャンプでのキャンプ場選びのポイント
行ったことがあるキャンプ場にする
新しいキャンプ場開拓が好きな私は今回の母子キャンプも「行ってみたいところ」を予約してしまいました。しかし初めての場所だと場内マップを見てどこに何があるかを把握することから始まってしまいます。
今回の母子キャンプでも長男が「沢蟹を取りに行きたい」と言い出したのですが、川までの道がよく分からず遠回りをしてしまいました。初めての母子キャンプでは場内を把握できているキャンプ場の方が安心です。
洋式のトイレがあるか
キャンプ場に着くと長男が「トイレに行きたい」というので近くのトイレに行ってみると全て和式…。長男、和式のトイレが苦手なんです。トイレの事調べるのすっかり忘れてたーと、反省。
幸い少し離れたトイレが洋式だったので大丈夫でしたが、和式が苦手なお子さんとキャンプに行く時は事前にトイレのチェックはしておいた方がいいです。
シャワー施設を確認しておく
これは子どもが男の子か女の子かによりますが、うちの長男はまだ5歳なのに最近女湯に入るのを嫌がるようになったんです。そのためシャワーが男女別の施設だった場合は女性のシャワールームに入るのを嫌がり、「シャワーしなくていい」と言い出すと思います。
今回の母子キャンプは11月で汗をかかなかったのでシャワーを浴びませんでしたが、夏に母子キャンプする時はシャワーの施設がどうなっているかも調べておいた方がいいかもしれません。
管理人さんが常駐のキャンプ場か
夜中に子どもが体調を崩したり何かあった時、キャンプ場内に管理人さんがいてくれると安心です。今回は何も考えずに予約してしまいましたが、たまたま管理人さんの自宅がキャンプ場の近くにあり「何かあったら連絡してください」と携帯電話の番号を教えてもらいました。
普段のファミリーキャンプとは違い頼れる大人が近くにいないので、管理人さんが常駐しているキャンプ場に泊まることをおすすめします。
サイト選びは施設から近い場所で
キャンプ中は子どもから目を離さないことが大事ですが、夜中に急にトイレに行きたくなったり子どもをテントに残してサイトを離れる可能性があることを頭に入れておかなければなりません。キャンプ場によっては自分で好きなサイトを選ぶことができるので、トイレ、炊事場、管理棟に近い場所にしましょう。
私たちが泊まったキャンプ場も予約の際にサイトの指定ができたのですが私は「夜景が見える電源サイト」で予約していました。今回は管理人さんの配慮で管理棟、炊事場、トイレの近くのサイトにしてもらえましたが、次回予約のする時は「母子キャンプであること」を伝え、管理棟、炊事場、トイレの近くにしてもらおうと思います。
テント選びは設営が簡単なものを
母子キャンプの際に設営、撤収に時間がかかってしまうとその間ずっと子どもの相手ができなくなってしまいます。そのため短時間で簡単に設営できるテントにしましょう。我が家も母子キャンプ用にテントファクトリーのワンポールTCとDODのワンタッチテントを購入しました。どちらも女性でも簡単に設営できるのでおすすめです。
そして事前に必ず設営、撤収の練習をしておきましょう。私も母子キャンプの2週間前くらいに近くの河原で練習したのですが、撤収時ワンタッチテントが壊れてしまいました。慌ててメーカーに問い合わせたところすぐに新しい物に交換してもらいなんとか母子キャンプ当日に間に合いましたが余裕をもって購入、練習をしておきましょう。
荷物は必要最小限にしておく
母子キャンプは車からの荷物の積み下ろし、設営、撤収、全て自分で行わなければいけないのでそれなりの重労働です。オートキャンプだとついつい色々なキャンプ道具を持っていきがちですが、必要最低限の荷物に減らし使わないキャンプ道具は自宅に置いていきましょう。撤収の際、荷物を積み込む時も余計な荷物がない方がスムーズに積載できます。
車を運転する際も前後左右が確認できるくらいの荷物の量にしておいた方が安心です。
キャンプ場までのアクセスを確認しておく
普段のファミリーキャンプでは私が運転する際、旦那さんがカーナビを見て案内してくれますが母子キャンプだと自分でカーナビを見ながら運転しなければなりません。
今回、最寄りのインターから10分程のアクセスのよいキャンプ場を予約していましたがそれでも一般道で道を間違えてしまいました。一旦車を停めナビを確認して再出発したもののナビ通りに行ったら畑の中の細い道に入り込んでしまいヒヤヒヤしながらなんとか到着。
そんな細い道を通らなくても別の道があったので事前にキャンプ場までの道を確認しておくのも大事だと思いました。
母子キャンプの防犯対策
母子キャンプをしてみたいけどちょっと怖い…という方も多いのではないかと思うので母子二人だけのキャンプで使える防犯対策をご紹介します。
管理棟の近くのサイトにする
犯罪者の心理を考えると人けのないサイトより管理棟の近くのサイトの方が手を出しにくいと思います。管理人さんにも「母子キャンプ」であることを伝えておけば気にかけてくれる場合もありますし、頼れる人が近くにいると安心です。
男性用の靴をテントの出入り口に置いておく
男性用の靴をテントの出入り口に置いておくと「もしかして男性がいるのかな」と思わせる効果があります。男性用の靴がない場合は女性用のものを何足か置いておくだけでも「女性一人ではない」と思わせることができます。
盗難対策にキャンプ道具をしまっておく
これは我が家がキャンプする際毎回やっているのですが、テントから離れる時と就寝時はランタンやチェアなどのキャンプ道具を車かテント内にしまっておきましょう。特に高額な物や簡単に持ち運びができるものは狙われがちです。
就寝時、テントの入り口に鍵をつけて侵入対策
出典:Amazon
寝ている間にテントに侵入されることを防ぐためテントの出入り口のファスナーに鍵を付けておきましょう。南京錠だと鍵を紛失する恐れがあるためダイヤル式ロックがおすすめです。
テントの外に電池式センサーライトを置く
出典:Amazon
不審者がサイト内に侵入した際、人の動きを感知しパッとライトが付くため不審者を動揺させテントへの侵入を抑制することができます。他にも野生の動物除けや、テント外に出た時の転倒防止といった二重三重のメリットもあります。
SNSの投稿内容に気を付ける
ツイッターやインスタグラムは不特定多数の人が見ています。「今○○キャンプ場に来ています」「○○キャンプ場で母子キャンプしてます」と所在地が分かるような投稿はしないように気を付けましょう。
携帯電話の電波が届くキャンプ場を選ぶ
何は無くとも携帯電話の電波さえ届くキャンプ場であれば、トラブルがあった際には直ぐに助けを呼ぶことができます。万が一の時の為にスマートフォン用のポータブル充電器なども用意しておいた方が良いでしょう。
母子キャンプの食事メニュー
母子キャンプでは野菜を洗ったり切ったりという工程が少ない簡単なメニューにしましょう。買ってきたお惣菜やカップラーメンでも十分!頑張りすぎないことが大事です。
おすすめメニューはホイル焼き
今回の母子キャンプでは「牡蠣ときのこのバター醤油焼き」を作りました。自宅であらかじめ牡蠣の下処理や野菜のカットをしてバターと一緒にアルミホイルで包んでおきます。キャンプ場では焼くだけなので簡単!
洗い物も出ないのでホイル焼きはキャンプでおすすめのメニューです。
ホーロー容器を活用しよう
琺瑯(ホーロー)とは金属の下地にガラス質の釉薬を高温で焼き付けてコーティングしたもの。このホーロー容器は直火OKなので自宅で作ったものをホーロー容器に詰めてキャンプ場に持っていけばあとは温めるだけ!とっても便利です。
子どもが集中できるものを持っていくと安心
母子キャンプではテントの設営や撤収時、子どもの相手ができないので子どもが一人で楽しめる物を必ず持っていきましょう。5歳の息子が集中して楽しんでいたものをいくつかご紹介します。
知育菓子
出典:Kracie
自分で作ることができる知育菓子シリーズ。最近は色々な種類が出ていますね。ある程度の時間集中して作ってくれます。ただ中には作り方が難しい物もあり逆に大人の手が取られてしまう場合もあるので子どもの年齢に合ったものを選びましょう。
図書館で本を借りてくる
初めて見る本は子どもも集中して見てくれます。子どもが興味ありそうな本を何冊か借りてきました。
ポータブルDVD
ポータブルDVDは行き帰りの車内でもキャンプ場でも大活躍してくれてます。DVDも図書館で無料で借りることができるのでキャンプ前には必ず新しい物を借りに行っています。
100均のおもちゃ
最近は100均にも色々なおもちゃが出ていますよね。その中でも一人で遊べそうな物を準備しておきましょう。ダイソーに売っていた「なっとうねんど」は長男も「なにそれ!!」と興味深々でしたよ。
初めての母子キャンプを終えて
今回初めての母子キャンプを経験し反省点は色々ありましたが、長男の頼もしい一面が見られたり、とても貴重な2日間を過ごすことができました。母子キャンプをしてみたいけどちょっと不安…と感じている方もいるかもしれませんが、事前の「準備」と「確認」をしっかり行えば楽しい母子キャンプになると思います。
母子キャンプはファミリーキャンプとはまた一味違った楽しさがあるので興味がある方は是非チャレンジしてみてください。
ギア
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