焚き火はゆらゆらと揺らめく炎が主役ですが、その主役の炎を一層引き立ててくれるのがカッコイイ焚き火台です。
アウトドア用品を取り扱う各メーカーはそれぞれ特徴的な焚き火台を販売していますが、ここで紹介するのはその中でもかなり独創的で斬新なデザインが人気のTRIPATH PRODUCTS製「グルグルファイヤー」という焚き火台です。
初めて名前を聞いた時は「そんな商品名の焚き火台なんてあるの!?」と驚きましたが、一目見て納得しました。
- 他の人と同じものは使いたくない!
- デザインがオシャレな焚き火台を使いたい!
- 焚き火をさらに楽しみたい!
グルグルファイヤーはこういう方に特にオススメです!
実際に使用した感想も含めて細かく紹介していきたいと思います!
目次
TRIPATH PRODUCTSとはどんなメーカー?
TRIPATH PRODUCTS(トリパスプロダクツ)というブランドは、他のメーカーには無い新しいデザインが特徴のギアを取り揃えています!
出典:TRIPATH PRODUCTS公式HPホームページに載っている写真の数々がめちゃくちゃオシャレです。
グルグルファイヤーはどんな商品?
グルグルファイヤーはTRIPAH PRODUCTS(トリパス プロダクツ)が販売している焚き火台で、独創的なデザインになっています
出典:TRIPATH PRODUCTS公式HP公式スペックを調査!
グルグルファイヤーは4サイズ展開されています。
XSサイズ | Sサイズ | Mサイズ | Legend | |
---|---|---|---|---|
組立サイズ | 220 × 220 × 340 mm | 330 × 330 × 505mm | 410 × 410 × 673mm | 510 × 510× 845mm |
収納サイズ | 175 × 175 × 20 mm | 265 × 265 × 30 mm | 350 × 350× 43mm | 438 × 438× 48mm |
重量(約) | 1.2kg | 3.4kg | 7.2kg | 10.0kg |
耐荷重(約) | 2kg | 5kg | 10kg | 10kg |
材質 | 鉄 | 鉄 | 鉄 | 鉄 |
セット内容 | 本体・薪台 | 本体・薪台 | 本体・薪台 | 本体・サイドテーブル |
価格(税込) | 16,280円 | 20,680円 | 26,180円 | 39,600円 |
用途に合わせて選択可能ですが、ダッチオーブンを使用したい場合は耐荷重が10kgあるMサイズ以上を選びましょう!
薪台がセット
グルグルファイヤーには焚き火台本体だけでなく、薪を置ける薪台が一緒のセット商品。
出典:TRIPATH PRODUCTS公式HP別売りでも売れそうですが、あえてセットにしているということは「セットで使って欲しい!」というメーカーのメッセージなのかもしれません。
最上位モデルはLegendサイズ
1番大きなLegendは薪台ではなくサイドテーブルがセットになっているようです。
出典:TRIPATH PRODUCTS公式HP薪台も良いですがサイドテーブルもかなりオシャレで使い勝手が良さそう!
なんとこのテーブルは加熱した調理器具が置けたり、横の部分にシェラカップなども掛けられるようになっているとのこと!
グルグルファイヤーのデザインだけでなく、テーブルの使い勝手もよく考えられていますね!
グルグルファイヤーの中身と組み立て方法
実際に使っているグルグルファイヤーはMサイズです!
収納時は部品はすべて受け台に入るのでスッキリかさばりません。
こだわりのレーザー切り出し!
グルグルファイヤーの中身はこんな感じです!
部品1つ1つがレーザーから切り出されているのでとても複雑な形状をしています。
四角い穴が空いている方は薪台用です
事前情報無しでは組み立てられないような知能パズル並みの形状をしていて、最初は説明を見ながらでも組み立てには少し悩みました…(笑)
組み立ては工具不要!
パズルのような部品の数々ですが工具は不要!組み方さえ覚えてしまえば実は簡単です。
出典:TRIPATH PRODUCTS公式HP公式HPの通り、上から組んで行くのがオススメ。まずは1番大きなリングを嵌めていきます。
公式では目皿(蚊取り線香の様なパーツ)を組んでから残りのリングを嵌めていくという手順になっていますが、自分は上から大きい順にリングを組んでいき、その後に目皿を取り付けています。
少しグラグラしますが次第に安定するので大丈夫
リングを全て終えたら灰受皿(1番大きな下のパーツ)を下から潜らせてツメを引っ掛けます。少しやりづらいですが回数を重ねていくうちに慣れていきます。
デザインと構造の両立が見事です
最後にハンガー(ツノの部分)を組んで蝶ネジで本体にしっかりと固定します。
グラグラでダッチオーブンが外れたりすると危険なのでしっかり固定されていることを確認して下さい!
完成!手順が多いような気もしますが、構造さえ分かってしまえば簡単です!
グルグルファイヤーを実際に使用して感じた良い所!
グルグルファイヤーはデザインだけじゃない!グルグルファイヤーの良い所を紹介します!
やっぱり映える!オシャレ過ぎて感動!
ファイアグリルのロストルを拝借して、グルグルファイヤーで調理していた時の写真。
ニンニクたっぷりのペペロンチーノの下準備中でした
借り物のロストルでこのカッコ良さ。デザインだけじゃない!と言いつつやっぱり改めて紹介したいカッコ良さは魅力的です。
ダッチオーブンとの相性抜群!頼りになる強度を誇る!
他の焚き火台でダッチオーブンを使用するには、頑丈なロストルやトライポッド等を別途用意する必要がありますが、グルグルファイヤーはオプション追加不要で本体に吊るすことが可能です!
満杯のダッチオーブンも安定して使用可能!
ダッチオーブンとの見た目の相性が抜群に良いですよね!
また薪を焚べる隙間も広めにあるので調理もしやすく、焚き火を楽しみながらじっくりコトコト煮込み料理を作ることが出来ました!
ただグルグルファイヤーは耐荷重10kgのMサイズ以上じゃないとバランスを崩したりして危険なので、サイズを選ぶ際には「ダッチオーブンを使うのか」、「自分のスタイルと合うか」も要検討事項です。
風通しが良いのでよく燃えてくれる!
ダッチオーブンで調理をする時に余計に感じましたが、グルグルファイヤーは横が大きく空いているので薪が良く燃えてくれます。
他の焚き火台だと思ったように火力が上がらないとか、追加で薪が入れづらい等の不満を感じたことがありますが、その点ではかなり優秀な使い勝手を見せてくれました。
良い写真が撮れました!
ほぼ無風状態でもしっかりと燃えてくれます。この良い感じに赤くなった薪と燃え上がる炎がたまりませんね〜!
薪置き台がセットでカッコイイ!
グルグルファイヤーには本体の他に薪台がセットになっています。
収納した時に蓋(角穴がある方)になっている部分に脚を付けるとすぐに完成!
公式サイトの様に映えます!
薪台は脚が両脇に張り出すような形になので、かなりの薪を置くことが出来ます!
地面に薪を置くと湿ってしまったりするので、実は薪置きがあると地味に便利なんです。
グルグルファイヤーの注意点!少しデメリットも感じる
デザインと使い勝手には満足していますが少し気になる点も。
複雑な形状で組み立て&解体が面倒
個人的には慣れると気になりませんが、複雑な形状は組み立てにやっぱり悩んでしまう可能性も。サッと準備したくても、久しぶりに使うときや、そもそもこういうのが苦手な方はには不向きかもしれません。
毎回「アレ?」と悩んでしまっていては時間が無駄になってしまいますし、片付ける際もパーツが多いので手間に感じてしまうことがあります。
収納袋が別売り!
実はグルグルファイヤーは収納袋が別売りになっているので、単純な本体価格で計算していると思わぬ出費がかさみます。
一応防錆の袋は付属しています
収納袋なんていらねぇ!と思う方もいると思いますが、実際このグルグルファイヤーを収納袋無しで持ち運ぶのは正直キツイです。
専用の収納袋ではなく普通のトートバック的なものでも代用出来ますが、見た目のセット感と、専用の入れ物として頑丈に作られているので個人的には純正品が絶対オススメ。
ただ収納袋は別売りで税込3630円!しっかりした作りでオススメなんですが、金額を見るとやっぱり収納袋も結構高いです…。
重量が重く持ち運びに難アリ!
実際に使っているMサイズの重量は約7.2kg…。頑丈さはメリットですが、やっぱりこの重過ぎる重量はデメリットになってしまいます。
設営場所が駐車場から離れてるキャンプ場での使用は要注意!
自分が愛用しているテントやタープと大体同じくらいの重量ですが、布の重さと鉄板の重さは感覚が全然違うので「重っ…」と声が出てしまうくらいのズッシリ感があります。
そのため、収納袋が無いと片手では持つことはほぼ無理ですし、収納袋があったとしてもかなり手が疲れるので長距離移動なんて以ての外。使用する時にこのズッシリ感は安心感!と感じたものの、本当に重いです。
価格が高め!
グルグルファイヤーを実際に使った後は納得の価格ですが、正直最初は買うのを躊躇ってしまうくらいの値段設定になっています。
1番小さいXSサイズでも税込16,280円で、収納袋を買ったとすると約20,000円。実際に使っているMサイズは税込26,180円プラス収納袋で約30,000円。最上位モデルのLegendサイズだと、税込39,600円!
本体の他に収納袋、オプション品を買うとなると…他メーカーには無いデザインで惹かれますが、その分価格も他には無いくらいの高級品になっています。
風が強いと結構危険かも!
この時は薪を一気に入れ過ぎたのもありますが、風の影響を受け易くブワッと炎が大きくなる危険があります。
燃焼効率が良いので少量の薪でも炎は良く上がってくれるので、そこも考慮して安全に使用するように注意です!
グルグルファイヤーに錆が…
鉄で出来ている製品なので当たり前なのですが、使っている時に擦れたりした部分から知らぬ間に錆びてきてしまっていました。
高熱の炎で焚き火をするのですから仕方無いとは言え、かなり高い商品なので見つけた時には「うわっ…」とガッカリ。
もちろん使った後に錆防止をもっとよくしていれば軽減出来たことなので自分のせいでもありますが、それも踏まえてデメリットというか注意点として挙げてみました!
グルグルファイヤーの総評
グルグルファイヤーはとてもオシャレな焚き火台で、見た目も使い勝手も優秀でオススメしたいギアの1つです。
特にダッチオーブンとの相性は最高で、パチパチと焚き火の炎を見ながらグツグツと煮込む音を聞いていたら、とても心地良くてなんだか優雅な気持ちになりました(笑)
ただやっぱり気になるのは高めに設定された価格と、重すぎる重量は使う人を選んでしまうデメリットかも。特に価格は低価格の物でも優秀な商品は沢山あるので、グルグルファイヤー1つに数万円を使ってしまうのはやっぱり億劫になります。
しかし「値段なんて気にしない!」「他の人と同じものを使いたくない!」という方にはしっかりオススメできる使い勝手とカッコ良さ!あまり多くの人がいる場所には行かないのもありますが、キャンプ場で同じものを見かけたことは今はまだ1度もありません。
これを読んでグルグルファイヤーが気になった方は是非ともチェックしてみて下さい〜!
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
湖畔を包む夕陽を愛でに…。猪苗代湖天神浜オートキャンプ場
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
最悪の雨キャンプを快適に!雨がキャンプ中止の理由にならない5つのメリットと楽しみ方
柚木の川原(山崎川原)キャンプサイト詳細|無料キャンプができる都内の野営地を紹介
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
茨城「清流公園河川敷」久慈川の河川敷で野営ができる無料キャンプスポットを紹介
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
千葉県の低山「富山(とみさん)」は絶景と引き換えに意外とハードな日帰り登山でした
リビングでも焚き火気分を味わいたい!ちいさな火鉢とリアルな炎に癒される「炎色火鉢」が発売
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
TAKIBISM x ISHINOMAKIプロジェクトの第二弾!キャンパー垂涎のオシャレ焚火台が発売
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
40Lバックパックでソロキャンプを楽しむ装備一式と詰め方のコツ