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冬も利用できる北海道のキャンプ場「札幌市定山渓自然の村」のコテージに宿泊してきました

冬も利用できる北海道のキャンプ場「札幌市定山渓自然の村」のコテージに宿泊してきました

約半年間雪に覆われる北の大地「北海道」。最近では、通年で営業するキャンプ場も増えてきましたが、ほとんどのキャンプ場は11月から4月まではクローズしてしまいます。キャンプ好きにとっては、春になってキャンプ場がオープンするのが待ち遠しいのですが、我慢しきれずに冬も営業している札幌市定山渓自然の村のコテージに宿泊してきました。

札幌市定山渓自然の村の基本情報

今回、利用したのは札幌市南区にある「定山渓自然の村」。札幌の奥座敷と言われる温泉街「定山渓温泉」の近くで、筆者が住む旭川市からは約180km離れていますが、札幌市の中心部からは車で1時間ちょっとです。

定山渓自然の村は、人口約200万人の大都市である札幌市内にありながら、圧倒的な大自然を楽しめるキャンプ場です。

名称 札幌市定山渓自然の村
所在地 北海道札幌市南区定山渓(豊平峡ダム下流国有林野)
休業日 年末年始
利用時間 宿泊/13:00~翌日12:00まで(チェックアウトは11:30)
日帰り/9:00~17:00まで
予約受付 011-598-3100
利用希望日の2ヵ月前の同じ日(予約受付開始日)から電話での受付開始(受付時間:9:00~17:00まで)。
但し、予約受付開始日が土曜日・日曜日・祝日の場合、翌平日から受付を開始。

定山渓自然の村への入村方法

定山渓自然の村の約700m手前には、予約者専用の駐車場があります。ここにある建物「カート庫」には管理センターにつながるインターフォンがあり、管理センターに到着を知らせてから「定山渓自然の村」へとつながる道路を上がっていきます(途中、一般車両は通行止めで予約者だけが通ることができます)。

途中の道路は、車がすれ違えないほど狭く、何カ所か退避スペースが設けられています。スピードを落として慎重に運転しましょう。

なお、夏場は駐車料から管理センターまで、貸し出しのリアカーに荷物を乗せて移動するそうです。

管理センター

管理センターに到着したら、入村受付を行い、利用上の注意などをスタッフの方から説明を受けます。

「定山渓自然の村」利用の注意は次の通りです。

  • 電化製品(炊飯器やホットプレートなどコンセントを使用するもの、ラジオやラジカセなどスピーカーがついたもの)、楽器類、発電機の持ち込みや使用はできません
  • ペット同伴不可
  • 室内での火器の使用や喫煙禁止
  • 花火禁止
  • 薪の持ち込み不可。薪販売(7㎏900円)
  • 直火禁止

管理センターでは、各種キャンプ用品のレンタルや販売もしていて、手ぶらでキャンプが楽しめそうです(現在は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためにレンタルを中止しているものもあります)。

入村受付が終了したら、荷物運搬用のそり(無料貸し出し)に乗せて、管理センター前の駐車場から、利用する施設まで運びます。

今回利用したのは「コテージ(野鳥の家サイト)」

今回利用したのは「コテージ(野鳥の家サイト)」です。全部で10棟あり、1棟は5名1室の建物が、屋根とデッキを共有して2室つながっています。1棟まるごと利用したら、最大10名までのグループで楽しめます。10棟の中には車いす対応のコテージも1棟2室あります。

コテージにはそれぞれ野鳥の名前がついていて、今回利用したのは管理センターから一番近い「ウグイス」でした。

部屋と部屋の間のデッキ部分には木製のテーブルとイスがあり、2室で共有です。上には屋根があるので、雨や雪など天候を気にせず、バーベキューや食事を楽しめます。

部屋の入り口を開けると、すぐ左手に靴箱、そして水洗トイレ、右手にはシンクがあります。シンクは設置されていますが、室内では火器は使えません

リビングスペースには、座卓とFF式の石油ストーブ、そして冷蔵庫が設置されています。

なお、コンセントがありますが使用禁止です。

木製の2段ベッドは、秘密基地感たっぷりで、小さな子供は寝るだけで楽しいんじゃないでしょうか。

さらに、その上はロフトになっていて、余裕で3人が寝ることができる広いスペースがあります。

コテージは、シンクや暖房、トイレが室内にあるので、アウトドアが初めてという方もホテル感覚で宿泊することができます。なお、現在は新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、マットや毛布を借りることができませんので、シュラフなどは持参しましょう。

施設名称 コテージ(野鳥の家サイト)
定員 1室5名
料金 1泊4,700円、日帰り1,600円

村内のその他の施設

「定山渓自然の村」には、コテージ(野鳥の家サイト)の他に、テントサイト(普通)、テントサイト(特別)、テントハウス(星の家サイト)と合わせて4つのタイプの施設があります。

テントサイト

テントサイトには、普通のテントサイトとログキャビンが併設された特別のテントサイトの2つのタイプがあります。

この日の朝の気温は、マイナス10℃ほどまで下がりましたが、そんな寒さでもテントで泊まりたいという本格的なキャンパーが増えてきましたね。

ログキャビンが併設された特別テントサイトは、大人は外のテントで、子供はログキャビンで寝るという使い方もいいですね。

施設名称 テントサイト(普通8、連結6、ウッドデッキ付き1)
定員 5名
料金 テントサイト(普通)1泊500円、日帰り170円
テントサイト(連結・ウッドデッキ)1泊1,000円、日帰り340円
施設名称 テントサイト(特別)
定員 10名
料金 1泊1,000円、日帰り340円

テントハウス(星の家サイト)

テントの中央部には、ポット式の石油ストーブが設置されていて、冬でも温かく過ごすことができます。

壁も屋根の部分も白いテント生地なので、昼には外の明るさを丁度良く感じられ、夜には室内の電気が外にもれだしてロマンティックな雰囲気です。

施設名称 テントハウス(星の家サイト)
定員 7名
料金 1泊3,900円、日帰り1,300円

定山渓自然の村のまとめ

「定山渓自然の村」は、札幌市市街地から車で1時間ほどとアクセス抜群の場所にあるのに大自然に囲まれたキャンプ場です。

北海道で冬も利用できる数少ないキャンプ場で、利用料金もかなりリーズナブル。本格的なテント泊からアウトドア初心者でも安心のコテージまで、キャンプ経験に合わせて施設を選ぶことができます。また、すぐ近くには定山渓温泉や豊平峡温泉があるので、キャンプの帰りに温泉を楽しむこともできます。

なお、自然に囲まれたキャンプ場なので、周りにはたくさんの野生動物や野鳥が生息しています。キャンプ場の周囲には、動物が侵入しないように電気柵が設置されていますが、この日も朝起きると窓の外にはキタキツネの足跡が!生ごみなどは用意されている鉄製の保管箱で管理しましょう。

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  • 都良(TORA)
  • 北海道在住のフリーライター。キャンプ、車中泊、登山、トレッキングが大好き。障害者スポーツの指導員をしていることから、車いすなど障害を持つ子供たちをトレッキングやキャンプに連れていく活動もしています。資格:自然体験活動指導者認定委員会 自然体験活動指導者NEALリーダー、北海道ボッチャ協会 審判員・普及指導員

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