日中でもテント内を真っ暗にすることが出来るコールマンの「ダークルームシリーズ」。大型のキャンプ用品店に行くとまあまあの頻度で目にするので、キャンプクエストをご覧の諸兄もご覧になったことがあるだろう。テント内が暗いと日が昇ってからもゆっくり寝られるし、何より日光を反射して温度上昇を抑えるというのが今時期のキャンプにはありがたい仕様となっている。
そんなダークルームシリーズが2022年リニューアルし、更に快適になったというニュースがコールマンから届いた。その名も「エアーシリーズ」。なにやら空気に関係することらしいが、どんな点が変わったのだろうか。
メッシュが従来の約1.5倍通気性が高くなった!

「エアシリーズ」最大の特長は、旧型のモデルと比較すると約1.5倍も通気性が高い「ワイドエアメッシュ」を採用した点だ。ビジュアルを見ていただくとわかりやすいが、従来のメッシュと比べて一つ一つの目が大きくなっており、明らかに風や空気を通しそうになっている。
左が従来品で、右が新たなメッシュ
もちろん、なんでもかんでも目を大きくすればいいという訳ではないが、コールマンの事なので強度や虫の侵入についてはきっと対策済みだろう。ノウハウのある老舗ブランドだからこそ挑戦できるシンプルな答えだ。
また、「サークルベンチレーションワイドエアシステム」を採用することで空気循環を促す効果もある。見慣れない名称なので調べてみたもののエアシリーズの情報しか出てこないので、おそらく今回から初採用。従来の「サークルベンチレーション」と「ワイドエアメッシュ」を組み合わせた換気システムという認識で良さそうだ。
ダークルームとの組み合わせで鬼に金棒に

ダークルームテクノロジーは、90%以上の日光をシャットアウトし、テント内の温度上昇を和らげる機能を持つ。これに「ワイドエアメッシュ」が組み合わされることで、遮断しきれなかった熱を効率的に換気し、外気を取り込むことにより更に快適なテント内を作り出せるという寸法だ。
とはいえ自然喚起では限界があるのもまた、事実。そんな時に便利なアイテムも同時にラインナップされた。
強制換気を促す「ファン」も登場

今回のエアーシリーズと同じ報道資料に記載されていたのが「リバーシブルファンベンチレーション」。専用のテントに取り付けることで強制的に空気の流れを作り出すことが出来るアイテムだ。名前の通り、「リバーシブル」で2通りの使い方が可能となっている。
まずはテント内にこもった空気を外に排出するモード。こちらは夏場の熱を強制的に排出したり、湿気を外に出すことで結露対策をしたりという事が出来そうだ。2つめは外気を中に取り込むモード。こちらはテント内に気流を起こすことで涼しい空間を作り出すことが出来るとのこと。
酷暑のキャンプの救世主なるか?

2022年は特に暑い。6月には全国的にも酷暑を経験したとあって、暑さはまっぴらだという方も多いのではないだろうか。しかし夏休みなどの関係で家族全員がキャンプに行けるのは夏、何とか対策を…と思っている方にはまさにうってつけのシリーズ。
シーズンが本格化してくると在庫も限られてくるので、迷っている方はすぐに販売店で実物を確かめた方が良さそうだ。ラインナップは順次発売とのことなので、最寄りのキャンプ用品店に行く際は問い合わせをしてから行くことをオススメする。
ギア
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