実はかなり歴史の長いハンモック。一説によると中南米の先住民が寝具として使用したことから始まり、不安定な船上で使用されるなどを経て、現代まで使用されているらしい。そんな長い歴史の中で画期的な発明がされた。その名も「ハンモックアーム」。
通常は2点で結んだり、ハンモックベースに吊るしたりするハンモックだが、ハンモックアームなら一本足で設営することも可能。鈴岡健の三島市にあるMANXMAN GARAGEが開発した「サニーハンモック」は、海外製の多かったハンモックアーム業界の中で、初めて純国産化して手に取りやすいお値段になっている。
ヒッチメンバーに、地面に、木に柱に!

通常のハンモックと違い、一本足から二股に分かれたポール間にハンモックを渡すシステム。これにより設置場所がぐっと広がり、クルマに取り付けたヒッチメンバーや、地面に刺した別売りのベース、これまた別売りの木に巻くベースや柱に取り付けるベースなど、バリエーションは豊か。
一本足でホントに大丈夫?と思ってしまうが、耐荷重は150kgとなっているので、余程のことがなければ大丈夫。どちらかというとベース部分になる木や柱の心配をした方が良い。オプションで購入出来る「リムーバルブラケット」があれば、固定した状態で180度向きが変えられるので、日の当たり方に合わせて位置も変えられる。
高級な「パウダーコーティング塗装」採用

メーカーが最もこだわっているというのが、本体に施す「パウダーコーティング塗装」だ。公開されている動画によると、電気を流した金属に粉体を吹き付けて窯で焼くといういくつかの工程を経るため、高級塗装とも言われている。
耐食性に優れて錆びにくく耐久性にも優れている上に、硬度と柔軟性を兼ね備えているのでキズや割れにも強い。この塗装をこのサイズに施すとなると20万円程度が相場となるらしいが、サニーハンモックの場合は10万円以下で提供できるようになっているとの事。
収納時もコンパクト

展開時には広々とした空中空間を作り出すことが出来るサニーハンモックだが、機構自体はシンプルであり、本体を分割すると3つのパーツに分かれてコンパクトに収納することが出来る。ヒッチメンバーがある車ならハンモックを常に積んでおけば、どこでも快適なチルタイムを過ごせそうだ。
空中空間を演出する新しいアイテム

海外マーケットが主流となっている上に高額という事で、国内ではあまり見かけないハンモックアーム。サニーハンモックは本体が69,300円となっており、オプションは33,000~55,000円。絶対的な価格では高く見えるが、海外から取り寄せるよりも安価で、なおかつ国産品質ということを考えれば納得も出来る。初物好きなあなた、キャンプで目立ちたいあなたにピッタリなギアだ。
ギア
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