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思い立ったらすぐ出来る!おうちキャンプでコロナ過でもアウトドアを楽しもう!

思い立ったらすぐ出来る!おうちキャンプでコロナ過でもアウトドアを楽しもう!

新型コロナウイルスの影響で気軽に外出が出来なくなった、そんな時に良く見かけるようになった「おうちキャンプ」。キャンプに行けないベテランキャンパーから、小さな子供に気分転換をとアウトドアには全く経験が無い家族にまで、コロナ禍の中で多くの方に広まったキャンプスタイルです。

おうちにいながら誰でも手軽にアウトドア感覚が楽しめる、そんな「おうちキャンプ」の楽しみ方をご紹介します。

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おうちキャンプとは

おうちキャンプとは、自然の中のキャンプ場ではなく家の中やお庭で楽しむキャンプスタイルです。

2020年春、新型コロナウイルスの影響で今まで誰も経験したことの無い長期間の外出自粛、STAY HOME。そんな時に“おうち時間”の過ごし方として、キャンプに行けないキャンパーから広まったのが「おうちキャンプ」です。

学校や公園など、外での遊び場がすべて奪われた小さな子供達、ゲームやスマフォに明け暮れる小学生に、少しでもアウトドア感覚が楽しめて子どもたちに気分転換をさせたいと願う、そんなキャンプ経験が無い家族にも広まっていきました。

ベランダや室内にテントをたてたり、テーブルやチェアを出したりとキャンプ気分を楽しむ。天気にも左右されず、電源やトイレの心配もない。アウトドアに不慣れな人や小さな子どもがいる人でも手軽にできるリフレッシュ方法として確立しました。

おうちキャンプの種類

おうちキャンプの楽しみ方には、住んでいるお家の様々な場所での楽しみ方により3つのスタイルに分けられます。

チェック

  1. お部屋の中で楽しむ「お部屋キャンプ」
  2. 家のお庭で楽しむ「お庭キャンプ」
  3. マンションや家のベランダで楽しむ「ベランピング」

お部屋キャンプ(へやキャン)

部屋の中で楽しむキャンプスタイル。テーブル、チェア、ランタンなどを並べるだけで、キャンプの雰囲気を楽しめます。ラグやガーランドなどを使ってキャンプと同じように飾ることで、本格的なキャンプの雰囲気に近づけることができます。

お庭キャンプ(にわきゃん)


庭にテントやタープを張って楽しむキャンプスタイル。一軒家でお庭をお持ちの方におすすめです。自然の草木や土を生かしてのサイトレイアウト、そしてアウトドアでの料理やバーベキューなども可能なご自宅をお持ちの方は、より通常のキャンプに近い形で楽しむことができます。

ベランダキャンプ(ベランピング)

ベランピングのイメージ

ベランピングとは、ベランダでグランピングという言葉から生まれた造語です。ベランダやバルコニーの限られた空間に少し豪華なものを集めて飾ることで、グランピングのような優雅な雰囲気を楽しめます。マンション住まいの方でもスペースや配置を工夫すればアウトドア気分を味わえます。

おうちキャンプのメリット・デメリット

おうちキャンプのメリットは、実際にキャンプに行くのとは違って、車での移動も不要。家の中で簡単・手軽に出来るので、思い立ったらすぐに行動に起こせること。そして、お家の設備をそのまま使えることも大きなメリットになります。

おうちキャンプのメリット(実際のキャンプとの比較)

ポイント

  • キャンプ場の予約不要。サイト料も無料。
  • 車への荷物の積載も不要。交通費もかからない。
  • 超高規格。お風呂、トイレ、洗い場が近い。電源、wifiも完備。
  • 忘れ物や足りないものは、すぐに調達可能。
  • 雨や風など、天気の心配も無し(お部屋キャンプのみ)
  • 暑かったり、寒すぎたり、嫌になってもすぐに止められる。
  • 好きな事、やりたい事だけを選んで出来る。(設営だけ、食事だけ、寝るだけなどなど)

おうちキャンプのデメリット

チェック

  • おうちは日常の延長、旅行気分は全く味わえない
  • アウトドアでの自然が満喫出来ない
  • 場所によっては車や物音などがうるさい

実際にキャンプに行くのとは違って、家でキャンプ気分を味わう演出として割り切って楽しむといいと思います。家の中にいながら非日常的な空間が出来ることで、キャンプと同じようにワクワクも高まること間違いなしです。

まずはキャンプギアをおうちで並べてみよう

おうちキャンプは昨年一気にSNSやメディアなどを通じて世間に広がりましたが、実は昔からキャンプが好きな方なら誰もがやっていたことなんです。そう、キャンプギアのお家での活用です。

妄想キャンプ:キャンプに行く前のシミュレーション

欲しくてしょうがなかったキャンプギア、実際に手に取るとすぐにでも使いたくなって、キャンプに行く前に家の中やお庭に並べて使用感を確認しますよね。

キャンプに行ったときのサイトのリビングを想像して、色々と配置を並び替えたりして理想のレイアウトを妄想します。

新しいギアを追加したとき、ギアの使い勝手を確認したり、手持ちのギアとの相性を確認します。

ランタンは実際に暗くなった時に、光の明るさや雰囲気などを見てみたくなりますよね。

ホームパーティーやイベントで活用

せっかく高価なお金を出して購入したキャプギア、キャンプだけでなく普段使いとしても活用することで高価なものを買うことについての納得感を得る方も少なくないと思います。

クリスマスやハロウィンなど、ホームパーティーを楽しむ時にはキャンプギアを活用するとより雰囲気を盛り上げてくれます。

料理も食器も普通にお家で使っているものですが、キャンプギアとデコレーションがあるだけで、普段のリビングとは全く違う空間になりました。

お正月に並べる鏡餅や門松を、キャンプで使っているラックと雑貨類と一緒に並べてみました。いつもとは違った特別感がぐっとアップして、良い年を迎えられそうな気がしてきます。

テレワークにも活用

外出自粛でお家で仕事する機会もかなり増えてきました。ただ、家の中に専用の仕事スペースが無いお父さんはたくさんいると思います。我が家もそうでした。

キャンプ道具を収納している棚とキャンプで使ってるテーブルや棚、ランタンなどを使ってテレワークスペースを作ってみました。好きなものに囲まれてする仕事はまたいつもと違ってはかどります。

庭やベランダでアウトデア料理を楽しもう

キャンプ気分を盛り上げるのに欠かせないのはやはり料理!キャンプ用のクッカーやダッチオーブン、スキレットで料理し、木製の食器などで食事するだけで、いつものごはんが違って見えてきます。

外でご飯を作ってみよう

青空の下、キャンプで使用するキッチン台や収納ボックスにクッカーやジャグを並べるだけで、キャンプのようにご飯を楽みたくなる気持ちが高まってきます。

キャンプ飯でご飯といえばユニフレームのライスクッカー。簡単に美味しいご飯が炊けちゃいます。

作ったのはこれ。お米の中に釜飯のもとを入れるだけの簡単メニュー。

湯気が出て「カタカタ」とフタが動き出したら火を弱める合図。このカタカタ音が食欲をそそります。とっても美味しい炊き込みご飯が炊けました。

アウトドアならではの燻製も

家の中では匂いがきつくてなかなか作れない燻製。でも酒の肴にはもってこい、キャンプだけでしか食べれないのはもったいないです。

燻製が手軽に楽しめるキャメロンズのミニスモーカー。

光沢があって見栄えがしてオシャレなのもキャンプギア好きにはたまらないですね。

燻製で一番の人気メニューといえばチーズ。そして燻製で溶けにくいのが特徴で、多くの方が具材として使っている、雪印の6Pチーズ。

チーズと一緒に食べると美味しいので、ソーセージやベーコンなどを一緒に作るのがおすすめです。

シングルバーナーやカセットガスコンロで中火にかけて20分程待つだけ。手間も時間もかけずに簡単に出来るのがポイントです。

綺麗な燻製の色に染まりました。ソーセージとチーズを一緒にかじりながらお酒を飲むのが最高です。お酒好きの方は是非やってみてください!

おうちキャンプで流行りまくったホットサンドメーカー

2020年のSTAY HOME期間で最も流行ったおうちキャンプのギアといえば、ホットサンドメーカーではないでしょうか。一時は品薄で手に入らない時期もありました。

おうちでご飯を食べる方が増え、簡単に作れて少しでもアウトドア気分になれる、そんなホットサンドを家で作る方がかなり多くなりました。

我が家がおうちキャンプ用に買い足したのは、SOTOのホットサンドメーカー「トーストサンドパン」。

一番のポイントは、ガス火だけでなくIHでも使えること。キャンプ用のホットサンドメーカーは、IHでも使えるものが少ないので、かなり貴重です。

ホットサンドメーカー-4

そして上下のフタの深さがあるので、分離するとフライパンとしても使えます。先に卵やソーセージを少し焼いてからパンに挟むといったような使い方が出来ます。

ホットサンドメーカー

フタの深さがそれなりにあるので、具をたくさん入れてボリューミーなホットサンドが作れるのが魅力です。

キャンプと同じ、みんなで作って楽しむ

ファミリーでキャンプを楽しんでいる方は、キャンプでは家族のみんなで作って楽しむ料理が多くなりますよね。子どもたちも一緒に作って楽しめるので食事の時間がより楽しくなります。

家でもキャンプでも使えるガス火ギア、そしてキャンプ用品をならべて食卓を囲めば、キャンプと同じようにみんなで楽しみながら食事が出来ます。

今や日本一予約が取りにくい大人気のキャンプ場の「キャンプアンドキャビンズ」で開催されているイベント、メキシカンハンバーガー作りを家で真似てやってみました。大好きなハンバーガーを自分で作れるとあって、子どもたちには大人気メニューです。

たこ焼きもみんなで楽しく焼きながら食べられます。子供達にとっては自分の好きな具を入れたり、焼くときにころころ転がしたりするのが楽しいみたいですね。

5.たこ焼き-2

テントを張ってみよう

キャンプの気分が一番盛り上がるのは、やっぱりテントの中で過ごすことです。家の中でもお庭でもベランダでも、テントの中で寝袋に入ると、もうそこは立派なアウトドアの空間となります。

特に子ども達にとってはテントの中は秘密基地のような子供だけの空間になります。家の中で遊んでいるのとは違って特別感があってとっても喜びます。

家に張れるテント選び

家の中の限られたスペースに張るためには、コンパクトなテントを選ぶ必要があります。ただし、お家でしか使えないテントを買ってもキャンプ場で使えないと意味がないですよね。おうちでも使えてキャンプ場でも活躍出来るようなテントを選ぶといいと思います。

我が家が選んだのはビジョンピークスのTCルーテント。

ルーテントの名前の由来は、カンガルーのルーから来ています。写真のように大きな幕の中に寝室用に小さなテントを入れるキャンプスタイルは、カンガルースタイルと呼ばれています。

このカンガルースタイルで利用するテントをおうちキャンプでも使えるテントとして選びました。

底面積が220cm×180cmと畳二畳程のコンパクトなサイズ。部屋の中やお庭など少しのスペースがあれば、設営することが出来ます。そして地面にペグを打たなくてもある程度安定して自立する形状なところも、おうちキャンプにはオススメしたい点です。

テントで過ごす楽しみ方を見つけよう

小さい幕内ですが、椅子やテーブルを並べてランタンで明かりを灯せば、お家の中でもお庭でも、すっかりキャンプに来たかような気分になれます。

コーヒーを飲んだりテレビを見たりと、家の中でするようなことでも、テントの中だと少し気分が盛り上がってしまうのは私だけでしょうか。

手軽に始められて災害にも強くなる

キャンプ未経験者でも

今までキャンプには行ったことが無い方で、キャンプに一度は行ってみたいと思っている方も多いと思います。ただ、いざ始めようとすると道具を揃えるのも大変、アウトドアで火を扱ってご飯を作ったりテントで眠ったりするのが心配、虫が苦手などなど、アウトドアで生活したり寝泊まりすることについてなかなか行動を起こせない方も多いと思います。

そんな方はキャンプに必要な道具を少しずつ揃えて家で使いながら、キャンプの楽しさを味わうと共に、キャンプに少しずつ慣れていくといいと思います。

子どもたちにとっても、キャンプの楽しさは実際に行ってみないと分かりませんが、家の中に小さいテントを張ってキャンプデビュー前のプレイベントとしてやれば、キャンプへの理解を深めさせ、よりキャンプを楽しみにしてくれるかもしれません。

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ひよしゅんしゅん

おうちキャンプの楽しさを子どもたちに伝えたい方の為に出版された、JTBのムック本「おうちキャンプwithキッズ」。我が家のキャンプサイトやおうちキャンプの様子を少しだけご紹介頂きました。コロナ禍の中で、幼稚園や小学校の色々な年間行事やイベントが中止になったり、外出が制限されてたりと可愛そうな子供達にとって、キャンプと出会って少しでも楽しめる機会になればと願っています。

災害にも強くなる

キャンプギアはアウトドアでの利用を前提にしているため、災害があったときなどの非常時にも大活躍です。

地震や台風などでいきなり停電になった時、ランタンで明かりを確保するのはすぐに思いつきますよね。でもそれだけではありません。

真夏の停電のときはクーラーボックス、断水のときはジャグなどの給水用タンク、ガスが止まったときはバーナーなどが役に立ちます。避難所で生活するようなことが続いた場合、暖かい寝袋、そして体育館などの避難所での床からの冷気や硬さを緩和するマットやシート、プライベート空間を確保する小さいテントがあると大変便利です。

ただ、災害時にアウトドア用品を活用するためには普段から使い慣れておくことが大切。家族のみんなにも置き場所や使い方などを共有しておきましょう。そして、いざというときのためにも家族のみんながキャンプ用品を使えるかどうか試すにも、おうちキャンプはいい機会になると思います。

水、電気、ガスの大半を自分で準備する自然下のキャンプと同じ想定でおうちキャンプをすることで、災害時の疑似体験が出来ますよね。避難訓練の一貫として定期的におうちキャンプをするのもいいアイデアだと思います。

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  • 子供達のたくさんの笑顔を見るためにキャンプ始めました。キャンプ始めて8年経ちましたが、気持ちはまだ初心者。キャンプ行くたびに新しい発見の日々です。そんな中で閃いたアイデアや苦い経験から学んだことをお伝え出来ればと思います。

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