YOSHINORI
バイク乗りなら一度は行くべき角島大橋・大島大橋・錦帯橋ツーリング

バイク乗りなら一度は行くべき角島大橋・大島大橋・錦帯橋ツーリング

2年連続で角島大橋へ行ってきました。海を渡る橋は、九州へ渡る際に一つ。四国へ渡る際に、三つあります。既にそれらは全て走破していますし、中でも瀬戸大橋や淡路海峡大橋は何度となく走っています。いづれも素晴らしい橋。素晴らしい景観が待ち受けています。

けれども高速道路という性格上、止まることが出来ません。写真撮影など以ての外!

しかし山口県にある角島大橋は別!一般道ですし他の車が居なければ撮影だって可能です。生まれて初めて瀬戸大橋をバイクで渡った時、あまりにも違う瀬戸内の蒼さ、空の青さと海の蒼、そして白い雲に感動しました!角島大橋もまた美しい景色が待ち受けています。

2015、初めて走った角島大橋の美しさが忘れられず、2016夏にもまた、角島大橋を目指しました。日本海や東北の海とは全く異なる海が、待ち受けていてくれました。

2016夏、8/7~8/11の旅です。

ツーリングルートはこちら

新潟から四国、九州、広島と、所謂西へ向かう時にはルートは自然と絞られます。新潟を出てひたすら高速を走る訳ですが、初日は「移動日」と割り切らねばなりません。

行き先が四国なら、2日目に様々な目的を取り入れられるけれど、山口県角島大橋ともなれば、初日、2日目は完全移動日。次のようにルートを設定しました。

角島大橋・大島大橋・錦帯橋ツーリングルート

ツーリングメンバーと合流

今回の旅は3人。私とMさん、O君です。Mさんとは、最寄の駅で合流。O君とは高速道路栄PAで合流です。

ツーリングに使用したMOTOGUZZI朝6:30 水原BASEからMOTOGUZZIを出します。バカンスの始まり!

ツーリングメンバーのMさん水原駅でMさん合流

ツーリングメンバーのO君栄PA。O君合流。7時の段階で既に、灼熱…。

若狭舞鶴自動車道での悲劇

灼熱の北陸自動車道をひた走ります。関西方面に行く時は、兎に角初日で距離を稼がねばなりません!四国方面、山口広島方面に向かうツーリングでは、初日に新潟~兵庫県を走り抜きます。初日の宿は、サンダサンライズホテルと決めているのですが、この時は生憎満室。それでも三田市を目指します。

初日ですからね、まだまだみんな元気。尼御前SAでお昼を食べます。

カツ丼を食べるO君流石に若いO君は健啖家。カツ丼!

ネギトロ丼を食べるMさんまけじとMさん、ネギトロ丼

うどんを食べる筆者ツーリングに出ると普段より食が細くなる佐久間は、牛牛蒡うどん

食後も走って走って、大体200km毎に給油です。高速では、速度を上げたり下げたりせず、一定の巡行速度を維持して走り続けるのがコツ。距離を走る場合は、結局それが1番です。給油の度に少しの休息。

いよいよ日本海に別れを告げ、太平洋を目指して日本横断。しかし、若狭舞鶴横断道路で、哀しい悲劇発生!

三方五湖PAで写真撮影この直後、O君に悲劇が舞い込んだのでした。三方五湖PAにて

SAで休憩と給油を済ませ、走り出してすぐ。高速は片側一車線区間と二車線区間が交互に入れ替わりだします。若狭舞鶴横断道路は、それほど交通量がコンスタントに多い車線ではないのですね。トレーラーを追い越す時、最後尾にいたO君、タイミングが悪く、たまたまそこにいたツートンカラーの車に…。切符のお土産発生でした。

O君、凹んでしまいましたね…。

三方五湖PAで休憩するツーリングメンバー

いつものホテルが取れなくて

前述したように、三田市で泊まる時の定宿、サンダサンライズは今回満室。今宵の宿は、三田サミットホテルです。

三田サミットホテル外観

三田サミットホテルの駐車場にて17:53無事到着

今宵の宴は…

シャワーを浴びて汚れを落として。夜の三田市に繰り出すか否か暫し相談。しかし今宵は、ホテル内の魚民にて宴をすることに決定!そうです、歩きたくないのです!サンダサンライズなら、すぐ横に素敵な居酒屋があるのですが。まぁ、灼熱地獄の中走り続けたわけで、一刻も早く乾杯がしたい!

O君と乾杯をする筆者

ビール片手に嬉しそうなMさんとO君乾杯は19:30でした!

初日、走行距離700km!

角島大橋/大島大橋/錦帯橋ツーリング2日目

明けて旅の2日目。天気は快晴!東北方面と違い、西行きは天気に恵まれることが多いです。四国でも九州でも。雨が来ても、一時的。すぐにお日様が現れます。簡単に朝食を済ませ、さぁ走り出します!今日の目的地は山口県特牛にある山月旅館。こちらも2年連続の来訪です。

ツーリング2日目の出発前朝8:30 準備は整いました

お昼は福山SAにて

気温は時間と共に上昇。今日も抜けるような青空!昼前に、福山SA到着!ここでお昼です。

福山SA到着を喜ぶMさんと疲れた様子の筆者

尾道ラーメンと半チャーハンを注文するO君O君は、尾道ラーメンと半チャーハン

タコ串を持つ筆者

タコ串を頬張り良い笑顔のMさん

朝ごはんをしっかり食べた為、佐久間とMさんはあまり食欲ありません。広島の牡蠣とホタテ、タコで簡単に済ませました。まだまだ先は長い!

広島宮島で雨!

食後も快調に山陽自動車道を走ります。ところがそれほど世の中甘くはない!

真夏のツーリングは、多くの県を駆け抜けます。日本全国どこでも日本晴れが続く、なんてことはありませんよね!広島は宮島で、雨に当たりました。結構な降り!SAに逃げ込みます。

急な雨に降られてびしょ濡れのヘルメット

サービスエリアのバイク駐輪場で雨宿り

びしょ濡れになってしまったMさん

どんなに濡れても、一度太陽が出てくれると、あっという間に乾きます。西日本の日差しは強烈。太陽の輝きが違います。これも、西へ向かう理由の一つ。日差しそのものがバカンスなのです!

角島大橋ツーリングの拠点「山月旅館」到着

山口県下関市神田特牛、ここに今宵の宿「山月旅館」があります。前年の2015にも泊まった宿。目指す角島大橋に最も近く、最もリーズナブルな宿!本当に格安激安

宮島での雨宿り、それが影響して、到着が遅れました。山月旅館着は、日が暮れた19時を大きく過ぎた頃。

現在、角島大橋は、山口県の代表的な観光地。その為、昼頃には大渋滞が起きます。然りとて、角島大橋の近くにあるホテルは、高額なところが多く…。私たちのツーリングには馴染みません。別に、豪華な観光ホテルに泊まる必要はないのです。

目的はあくまでも角島大橋!

安く、しかも角島大橋にほど近い山月旅館は、絶対にオススメです!こちらに泊まり、大きな湯船で体を伸ばして寛いで!朝イチに角島大橋へ向かう!このプランで間違いありません!!

角島大橋/大島大橋/錦帯橋ツーリング当日

翌日もこれまた良い天気!でも、野郎2人は熟睡です。なぜか同じ方向を向いて。

同じ方向を向いて寝る筆者とO君

山月旅館から角島大橋まではわずか10分

強く、そして輝く日差しの中、出発準備です。ツーリング3日目、漸く最初の目的たる、角島大橋に辿り着けます。自宅を出て、既に1200km超!

山月旅館の駐車場にて

そして、山月旅館を出て、僅か10分。そこにはめくるめく絶景が待ち受けています!

使い古された言葉ですが、それ以外に表現する言葉がありません。

真っ青な空が続きます、何処までも何処までも…。そこには真っ白い雲が浮かんでいます。そしてその青空の下には、蒼い蒼い海、蒼くそして澄んだ海が広がるのです。

その海の上には、角島へと繋がる橋…。

絶景です。

ツーリングの目的地。美しい角島大橋をどうぞ!

絶景が広がる角島大橋

角島大橋の前で記念撮影するMさん

角島大橋は、山口県下関市豊北町神田と、同市豊北町角島を結ぶ橋です。全長は1700m程なんですが、この橋を渡る為に、1200km以上走ってきたのです。そして、その価値は十分ある橋。人生の中で、一度は行くべき橋と思います。

どこまでも絶景が広がる角島大橋

青々とした海が広がる角島大橋

角島にて、お土産購入

角島大橋から、角島を望む景色は、絶景!また、橋の中間のエスケープゾーンに車体を止め、そこからの景色もまた絶景。しかし、車で混み合う前に行かねばなりません!うかうかしていれば大渋滞。この写真は、9時の段階で撮影です。

橋自体は、速度を上げればあっという間に終わる距離。わざと速度を落とし、景色を堪能しつつ、走るのです。

角島は、海水浴客で賑わいます。ビキニ姿を横目に見つつ、お土産を買って宅配便で送ります。

次の大島大橋へと向かいます

2015は、角島大橋を堪能するだけのツーリング。即広島に戻り…。今回2016は違います。角島大橋が素晴らしいのは知っている。あの絶景を再び目にしたい、それゆえ2年連続での来訪。しかし、そこから先は進化しなければね!

2016は山口県の三大観光スポットの橋を巡るのです。

次なる橋は大島大橋

大島大橋は、山口県柳井市と、大島郡周防大島町に架かる橋です。こちらも海の上を走るけれど、絶景感はあまりありません。それでも、せっかく山口まで来ているのですから!

途中、阿多田交流館にて、回天のレプリカを見ます。

阿多田交流館で一休み

阿多田交流館においてある回天レプリカ

大島大橋を渡ってお昼

大島大橋は、あっという間に渡ってしまいます。

2つ目のツーリング目的地「大島大橋」

この写真は、橋を渡ってすぐにある、お魚料理のお店の窓から。なかなか、撮影ポイントがなかったのです、大島大橋は。

佐久間の食べた穴子天丼佐久間の食べた穴子天丼

O君は天丼を注文O君の食べた天丼。後ろに大島大橋が見えます

Mさんはキンキ御膳Mさんの頼んだキンキ御膳。超豪華!

最後の橋は錦帯橋

錦帯橋は山口県にある有名な観光どころ。到着したのは15時も過ぎ、暑さが最高潮な時。汗が止まりません。

撮影はしていますが3人とも歩いて錦帯橋を渡る元気は既になく…。写真だけでいいよね、となりました。実は熱中症寸前!

観光名所の一つ錦帯橋

錦帯橋の前でぐったりする二人

橋の下から眺めた錦帯橋

今宵の宿へ

広島の中心地にある、ホテルパークサイド。18:30到着でした。

広島のホテルパークサイド到着

広島と言えば平和記念公園

こちらは3度目の来訪。

夜の平和記念公園

そして広島と言えば、お好み焼き!お好み焼きの上に「広島風」を付けると、叱られますよ。

広島のお好み焼きと牡蠣

お好み焼きの他に、広島の牡蠣をビールで!美味しく頂きます。

二件目はずっと渋いお店へ!そちらでは魚を食べ、珍しく日本酒で乾杯!良い夜でした。

日本酒で乾杯をした広島の夜

広島で食べたイカの丸焼き

そして彼は暖簾に消えた

Mさんと佐久間は、河岸を2つで大満足。けれど、O君は健啖!それでは足りません。1人ラーメンを求めて…

一人でラーメンを食べるO君

山口三大名橋ツーリング帰り

いよいよ旅も後半戦。4日目は、広島市内から一気に琵琶湖のほとりへ!三木SAでお昼です。

三木SAで昼休憩する筆者あまり食欲も出ず、恒例のパンで済ませるお昼ご飯の図

あっさりラーメンのMさんMさんもアッサリ味のラーメンで

がっつりカツカレーを食べるOくんO君は常に「ガッツリ」行きます。カツカレーの図

最後の宿は温泉で

琵琶湖のほとり、太閤温泉が最後の宿。18時前に無事到着。早速お風呂に入り、夕暮れの琵琶湖を散策します。

太閤温泉の駐車場で記念撮影

夕暮れ時の琵琶湖

琵琶湖に夕日が沈む

琵琶湖のほとりで乾杯

夜の彦根城で記念撮影

夕ご飯は、最後の夜ですから、豪華に行きます!

コレですこれ、近江牛肉!

ツーリング最後の夜に食べた近江牛肉

贅沢な懐石料理

ツーリング最後の夕飯

三大橋巡りツーリング最終日

明けて、8/11。夕方には自宅と思うと、悲しくなります。早起きして、琵琶湖を散策

朝の琵琶湖を散策する筆者

琵琶湖の前で記念撮影するMさん

後はひたすら帰るだけ。温泉にもお別れです。

ツーリング最終日Mさんと筆者

ツーリング最終日の出発前にO君と筆者

お昼ご飯は、境SAで。3人仲良く富山ブラック!

境SAで食べた富山ブラック

最後の休息。間も無く旅も終わりです。

お嬢様聖水を飲むMさん

旅の終わりが近づくPAでの一幕

別れの儀式は、栄PAにて!また一緒に走る日まで暫しのお別れ…

別れの儀式

17:43 無事帰還

無事に帰宅したMOTOGUZZI

旅の思い出と共にフロントについた汚れ

全走行距離2430kmの旅、終焉…。

2017は、家庭の事情で夏に旅立てず。34年間のバイク人生において、夏走れなかったのは2回です。2018は幾度目かの四国行き。2019は20年ぶりの津軽半島。

今回この記事を書くにあたり、写真や動画を見返していました。やはり、西日本は良いです。日差しも、海も空も、全てが蒼く輝き、白い雲が浮かぶ。果てしない距離を、ひたすら走る2000kmオーバーの旅は、その全てがバカンスに満ち満ちて。心が弾み、高揚します。

まだ、夏に1週間とか2週間の休みを取れる身分ではありません。まだまだ働かなければ…。だから来年2020も、夏ツーリングは五日間。今回角島大橋の写真と映像を見て、また行きたくなりました!オートバイを、全身で制御しつつ、人馬一体となって走り続けて。あの感動を、得る為に。

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  • YOSHINORI
  • バイクに乗って36年。愛車は90年式のHarley Davidson 。齢29歳10万キロを超えました。なので、とうとうマシンを買い換え・・・。キャブモデルのTC88、FLSTCが新たな相棒です!youtubeにツーリングやキャンプ動画をあげています。宜しければご覧下さい。

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