都内から電車で2時間、車で1時間30分のところにある奥多摩。ここは大都会東京に属していながら大自然を満喫できる最後の楽園です。ビルもコンビニもなく周りにあるのは山や川だけ。とても同じ東京都とは思えない自然が広がっています。
今回は、奥多摩に数あるキャンプ場のうち最もロケーションのいい氷川キャンプ場とそこでの過ごし方をご紹介したいと思います。
目次
氷川キャンプ場をご紹介
私が氷川キャンプ場にたどり着いたのはある意味必然と言えます。都内で気軽に行ける楽園を探していれば、自ずとたどり着くでしょう。都内最後の秘境、奥多摩にある氷川キャンプ場についてご案内します。
狙いは平日!!週末は混雑するので注意
都内だと土日はどこも混雑するもので、東京の果てとはいえ氷川キャンプ場も例外ではありません。幸いにもバンガローやロッジなどの宿泊施設は予約ができるので事前に予定を決めて予約してしまえれば問題ないでしょう。
ですが、テント場は予約ができないので基本的に早いもの勝ちです。特にGWのような連休だと川原のテント場いっぱいにキャンプ客であふれかえってしまいます。それだけ東京には自然を求めている人が多いと考えると少し切ない気持ちになります。
以前、私が利用したときは平日でした。そのときは昼ごろに到着したのですが、人は少ないもののいい場所はほとんど取られてしまっていました。
テント泊をしたい人は受付開始時間の前に行くか、土日休みの人であれば金曜日に有給をとってから行くのがオススメですね。連休のような繁忙時期をずらして土日の早い時間帯から行けば良い場所を確保できるでしょうけれど、確実さを求めるならやはり平日がいいでしょうね。
受付と場内施設
受付と売店は8時30分〜17時まで開いているので、ここで鉄板や網や飯盒をレンタルできます。他には薪や軍手などもここで揃ってしまうので、最悪テントと寝具さえ持ってくればいいのが準備が面倒という人には嬉しいですね。
バンガローとロッジの利用時間は14時〜翌日午前10時まで。チェックインの最終受付は16時です。テント場は午前8時30分〜翌日午前10時までとなっています。夕方16時までデイキャンプの利用も可能になっています。
テント場に1泊する場合の料金は1,000円。トイレやシャワーは24時間利用可能(私が利用したときは修理中でした)で、シャワーは3分200円で利用できるようになっています。
炊事場はテント場全体を見渡せる位置にあり、自然を眺めながら料理の下ごしらえするのは、料理好きじゃなくても楽しいものです。
谷間の静かなロケーション
氷川キャンプ場はその名の通り氷川渓谷のなかにあり、周囲を山で囲まれているうえに谷間にあるのでとても静かです。川のせせらぎとたまに聞こえてくる電車の音がとても気持ちいい場所ですね。
また、周りは自然だらけで松ぼっくりもたくさん落ちているので、散歩がてら着火剤として利用する分を拾い歩くと楽しいですよ。
氷川キャンプ場での過ごし方
地面が硬い!テント設営のコツ
氷川キャンプ場のテント場は川原にあります。テント場は川に近い下段と川から遠い高台に分かれています。高台の方にテントを張るときは地面が硬いので注意が必要です。
砂利の下がコンクリートっぽくなっているところもあり、無理やりペグを打とうとするとなかなか刺さらずにペグが曲がってしまいます。私もそれでペグを数本曲げてしまいました。
また谷間にある関係からか、テント場はときどき強い風が吹きます。しっかりとテントを固定できないと安眠できないでしょう。ロープを張る際は、川原の石を利用して、大きい石に巻きつけるようにするといいでしょう。幸いにも丁度いい石がたくさん転がっているので、多少の肉体労働のあとは爽やかな汗を流せますよ。
直火OK!川原で焚き火をしよう!
テント場の地面で直接焚き火ができるのが氷川キャンプ場の最大の特徴と言えるでしょう。
ほとんどのキャンプ場では、地面に草が生えていたり、土の地面だったとしても焚き火を許可していなかったりします。できたとしても、焚き火台というアイテムが必要になる場合がほとんどです。
焚き火台そのものは大変便利ですが、道具を使ってしまうとロマンが半減してしまうと感じるのは私だけでしょうか?
その点、氷川キャンプ場では安心です。さらに川原には石がたくさん転がっているので、それをつかってかまどを組んで、ただ火を眺めるもよし。その上で料理をするもよし。とことんロマンを追求できるでしょう。
釣り堀で食料調達!
キャンプ場から歩いて12分のところに「氷川国際ます釣場」があります。この釣堀は川を利用した天然の釣り堀なので、本格的な川釣り気分を味わえます。
一人で利用する際に持って帰っていい魚の上限は5匹までです。釣った魚はその場で内臓のとり方を教えてくれるので安心ですね。また、場内の売店でクーラーボックスと氷を売っているので、準備していない人はこちらで買っておくといいでしょう。
釣れたときと内臓を処理するときに魚に触ることになるのですが、油断すると手が生臭くなってしまいます。実際、私はキャンプから帰って2日目くらいまで匂いが取れませんでした。
私も実際に挑戦してみたのですが、最初の30分は待てど暮らせど全く釣れず、閉館1時間前に行ったということもあって焦ってしまいました。ですが、一度コツさえ掴んでしまえば残りの30分ですぐに5匹釣れたので大丈夫でした。やはり待てるだけの心の余裕がある男は魚にもモテるということでしょう。
温泉でのんびりしよう!
キャンプ場から歩いて5分ほど、吊橋を渡ったさきには「奥多摩温泉もえぎの湯」があります。
効能は神経痛、筋肉痛、消化器症、疲労回復、健康促進など、疲れきった東京人にピッタリものばかりです。露天風呂があるので、視覚的にも癒やされるでしょう。外には足湯もあるのでふらりと立ち寄ることもできます。
食堂があり、お酒や食事を楽しむこともできます。メニューには川魚の塩焼き定食もあるので、釣り堀で釣れなかった人もここで食事にありつくことができるので安心ですね。
あまり広くなく、夏や秋などのアウトドアシーズンには混雑が予想されるので、キャンプ場内での作業がすべて終わったらすぐに入りに行くことをおすすめします。
週末は都会の喧騒を離れて癒やされよう
今回は氷川キャンプ場とその周辺についてご紹介しましたが、これは奥多摩の魅力のほんの一部に過ぎません。奥多摩にはこの他にも魅力的なキャンプ場や施設がたくさんあります。デイキャンプがBBQができるところや、温泉施設もまだまだあります。
仕事の休みに都会から離れたいと思ったら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。この記事を参考に、楽しんでいただけたら幸いです。
ギア
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