キャンプをする時に地味に困っていた水道事情。自分は1.5Lペットボトルに水を入れて持っていっていましたが、手を洗う時などにかなり不便さを感じていました。やっぱりタンクが必要か…とウォータータンクを探していたところ、オリーブ色のキャンプにピッタリな色をしたキャプテンスタッグ製のタンクを発見!
「水漏れがする」という気になるレビューが目に入りましたが、レビュー数が約380件で☆4.2の高評価を信じて購入してみました。
- 水漏れはたまたま不良品に当たっただけか?
- 不良とまでは言わないがその程度の作りなのか?
- やっぱりレビュー通りの良い商品なのか?
実際にキャンプで何回か使いながら、使い勝手と品質を検証してみました!
本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。
テントによく合うウォータータンク
透明なタンクは避けたかったのでオリーブ色は個人的にドンピシャでした!
サイズごとにスペックを比較!
自分が購入したのは真ん中の10Lのサイズでしたが、大中小の3種類のサイズが用意されています!
容量 | 5L | 10L | 20L |
---|---|---|---|
カラー | オリーブ | オリーブ | オリーブ |
サイズ | 240 × 130 × 260mm | 355 × 145 × 295mm | 395 × 190 × 360mm |
耐熱温度 耐冷温度 |
80度 -20度 |
80度 -20度 |
80度 -20度 |
材質 | ポリエチレン | ポリエチレン | ポリエチレン |
今回、10Lを選んだ理由は料理と手洗いの両方で使いたかったから。3つのサイズから選べるので自分のスタイルや用途を考慮して選択しましょう!
ウォータータンクの使い方
大々的に言う事ではありませんが、使う時に気付いた点も含めてまとめてみました。
水を入れるだけ
当たり前のことですがウォータータンクの使い方は水を入れるだけです。大きいキャップの方から開けて、好きなだけ入れましょう!
当然入れれば入れる程重くなりますが、多い方が残量を気にせずに使えるので、自分は10Lタンクの8〜9割くらいまでは入れて持って行ってます!
使う場合はテーブルorスタンドが必要
自分はウォータータンクだけ買えば良いと思っていたのですが、テーブルかスタンドが無いとタンクであることが活きません。
Amazonで購入した時にオススメで出てきたスタンドも一緒に購入。こういうコック式のものはある程度の高さが無いと、タンクである意味が全く無くなります。
普段はオススメに出てきてもお目当て以外は無視をするタイプの自分でしたが、この時は「スタンドは完全に頭から抜けていたぜ…ありがとうオススメ!」という感じでした(笑)
タンクは抗菌仕様!そういえば抗菌とは一体?
“抗菌“という言葉の安心感から深く考えずに購入しましたが、そういえば除菌や抗菌って言葉をよく見かけるものの、実際何がどういうことか分かってないやと思い調べてみました。
- 抗菌とは“菌の増殖を抑制すること“
抗菌は菌を防ぐのではなく、微生物の発生や増殖を抑制すること。つまり、このタンクはカビが生えづらい処理、材質で作られているということでした。
ついでに除菌も調べてみたところ…
- 除菌とは“菌を取り除いて数を減らすこと“
除菌は菌を取り除くことですが、この言葉には“全ての菌を除菌するわけではない“という意味が含まれているそうです。
簡単にまとめると、このキャプテンスタッグのウォータータンクはカビが生えづらい抗菌仕様になっているものの、抑制するだけでカビが全く生えないわけではないので清潔に保って使ってね!ということですね。
ウォータータンクをキャンプ場に持って行きました!
スタンドは折りたたんでコンパクトになります
拠点で自由に水が使えるようになって、ウォータータンクの便利さを実感しました!
ペットボトルからの脱却
ウォータータンクを購入する前は、ペットボトルに水を入れて持って行ってました。
役目は果たせていますが…
2Lの方は飲料用、1.5Lの方は事前に凍らせておいて保冷剤として使いつつ、解けたら足りない分を補う形で使っていました。
使用量的には間に合っていたのでこれも悪くはないとは思っていましたが、手を洗う時などは常に片手が塞がってしまうので毎回煩わしく、その上見た目的にも“ペットボトルかよ“感は拭えません。いくらテントやギアをこだわって揃えていても、これじゃカッコがつかないよなぁとずっと思っていました。
水量は使い易い感じ!空気穴を開けるのを忘れずに
ただ水を出すだけですが、だからこそ使用感はとても重要。水を満タン近くまで入れてセット。コックを閉めている状態で水漏れは無いことを最初に確認出来ました。
コックが閉じている状態
うむ。大丈夫。そしていざ解放!
コック中間位置まで解放
中間位まで開けた時の水の勢いは手を洗うにはちょっと弱い気がしますが、節約しながら使うにはこのくらいが丁度良い感じでした。
コック全開!
そしてコック全開にすると結構しっかりとした勢いで水が出てくるので、手を洗うにしても不自由も無く洗える満足感があります。容量が限られるので節約しつつ使うことにはなりますが、このくらいの勢いで水が出てきてくれるのは好印象です。
ちなみに忘れがちですが、タンク上部には空気穴があります。
ここを開けておかないとタンク内の空気が上手く抜けず水が出にくくなるので、使う時は開けるのを忘れないようにしましょう!
拠点に水があるとかなり便利!冬にこそ必要です!
自然の中でするのがキャンプとは言っても、衛生面はやっぱり気になるものです。拠点にタンク(水道)があると気軽に手も洗えるし、料理に使うにしてもクッカーをサッとすすいだりと何かと便利です。
テントに合わせた色が気に入ってます
また手を洗う時はペットボトルを出して片手ずつ、料理する時は残量を気にしつつでしたが、入ってる量が増えたのとコックを捻るだけの使い勝手の良さで、使い勝手の面でもかなり恩恵を感じています。
安心感が向上します
ウォータータンクの良さは冬キャンプの時にかなり感じました。冬でも利用可能なキャンプ場でも“冬季間は水道は使えません“という所も多く、そうした場所では水はもちろん持参。
2月にキャンプした時はトイレの水も出なかったので、用を足した後でも手を洗えず不衛生。ボトルだとなかなか手を洗いにくく、使う水の量も多くを割けないですが、タンクがあるとそういった場面でも活躍します。
のんべぇ命の水
キャンプ中は普段より早い時間から飲み始め、しかも楽しい気持ちから自分の適量を超えてついつい飲み過ぎてしまうことがよくあります。そのせいで次の日は二日酔い…。そんな時に水がすぐそばにあると重宝します。
初めてのソロ冬キャンでやりたかったヤツ!
夜はお酒が最高!と飲んだくせに、二日酔いの朝は普通の水が最高の飲み物に思えます(笑)飲み過ぎた翌日はかなり喉が乾くんですよね〜。
酷評レビューにある水漏れはするのか検証
一通り使ってみた感覚は良好でしたが、低評価レビューにあるキャップからの水漏れが気になったので注意して確認してみることにしました。
水が漏れるという噂は本当…?
キャップから水が漏れるというレビューを見たのでじっくり観察してみると、確かにポタポタと水が垂れている気がします。
雫がキラリ
よく見るとコックとキャップの付け根の部分から漏れているのが確認出来ました。
ポタ……ポタ……と、漏れている量は少ないので残量を気にする程ではありませんが、水を入れておくタンクから水が出るのは品質に問題があると言わざるを得ません。
しかし、これはレビューで見かけたキャップからの水漏れとは違うような…。
ゴムパッキンへの交換は必要か?
スタンドと共にオススメに出てきたパッキン(約100円)を念の為購入しておきましたが、早々に必要になるとは…。
100円で2つ入り
65mm口径はコックの方にピッタリ合うパッキン。
元々ついている白いスポンジのようなものを外して取り付けるようですが、合わせてみると自分が遭遇したコックとキャップの付け根の部分の水漏れには効果がなさそうです。
とりあえず合わせてみましたが
レビューで見かける水漏れは、どうやら白いスポンジ(?)の密封性能がイマイチだからキャップから漏れてくるようですね。
別売りのゴムパッキンはこっちの水漏れ向け
自分の水漏れとはまた違った場所で、パッキンでは解決せず。解決するにはコック自体を交換するしかなさそうです。
酷評レビューの検証結果
酷評レビューが多くても、まさか自分が当たることはないだろうと楽観的に考えてましたが、よもや自分が買った物も不具合品になるとは…。
レビューと実際に自分が遭遇した不具合をまとめると…
よくある水漏れ症状
- キャップのパッキンがイマイチで漏れる
- コックの繋ぎ目から漏れる
- 取っ手から漏れる
この3点が挙がっていました。
パッキンやコックからの水漏れはともかく、取っ手からの水漏れはすぐに返品して交換してもらうのが良さそうです。
とりあえず自分は返品するまででも無いか〜とこのまま使いつつ、状況が今より悪化したら別売りのコックを購入してしてカスタムしようかなぁと思ってます。
ウォータータンクを使ってみて気になった点
水漏れ以外にも気になったところが数点ありました。
水を入れすぎると持ち運びが大変
水を入れて持ち運ぶ場合はもちろん重いです。家から水を入れて持って行った時は満タンにして行ったので、運搬で疲れました。何回か使っていると大体自分の使用量が分かってくると思うので、上手く調整しながら持っていくことをオススメします。逆に空だとかなり軽いので、撤収時は楽チンでした!
寒い日の朝、凍りました
1月に行った尾崎野営場の朝の気温は-3℃。雪も降らずに天気が良かったのですが、夜のうちにタンクの水が凍っていました。
外に放置したまま一晩
タンクいっぱいに水を入れていたので、朝には結構ガッチリ凍っていて、なかなか溶けずに撤収の妨げに。
タンクの全方向から気温の影響を受けるので、冬は凍結防止で幕内に入れたり、夏は日陰に置いておくなどの対策は必要です。
追加投資は必要か?無くてもなんとかなってしまう
余計なコストをかけたくなければ正直、ペットボトルなどで十分。
自分の住んでいる地域だと普通に水道水を飲めるので、タンクさえ清潔に保っていれば特に使い分ける必要もありません。特別高価なものでも無いですが、他のもので代用がきくので後回しになりがちなギアではあります。
キャプテンスタッグのウォータータンクを導入してみて
自分の拠点に水道があるだけで、何かを洗うにしても料理をするにしても洗い場に行く必要が無くなったので、個人的には買って良かったと思っています。ただ、レビューにもあったような水漏れに自分も当たってしまったのは残念でした。
幸い使用不可能にはならない程度だったので「しょうがないか」という感じですが、体感としては平均4.2のレビュー評価はちょっと高過ぎるかな?という印象を受けました。
とはいえ、キャンプに合うオリーブ色のタンクはホームセンターではなかなか見ないので、水漏れの様子を見ながらもう少しだけ使っていきたいと思います。
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
湖畔を包む夕陽を愛でに…。猪苗代湖天神浜オートキャンプ場
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
最悪の雨キャンプを快適に!雨がキャンプ中止の理由にならない5つのメリットと楽しみ方
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
柚木の川原(山崎川原)キャンプサイト詳細|無料キャンプができる都内の野営地を紹介
茨城「清流公園河川敷」久慈川の河川敷で野営ができる無料キャンプスポットを紹介
超簡単!40LバックパックのULパッキング方法をご紹介。実はズボラな方が綺麗にまとまります。
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
リビングでも焚き火気分を味わいたい!ちいさな火鉢とリアルな炎に癒される「炎色火鉢」が発売
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
TAKIBISM x ISHINOMAKIプロジェクトの第二弾!キャンパー垂涎のオシャレ焚火台が発売
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
40Lバックパックでソロキャンプを楽しむ装備一式と詰め方のコツ