キャンプ用品と言えば新潟の燕三条というイメージが強いが、愛知県民の私としては日本有数のモノづくり王国である愛知県も負けてはいないと強くお伝えしたい。家具メーカーを母体とする「HangOut」、石油ストーブメーカーのトヨトミも「GEAR MISSION」として業界内でもブランド力の高いプロダクトを生み出している。
もともと愛知県は歴史的に見ても人が集まるエリアで、繊維や機械、車など様々な分野のメーカーが集積している。今回ご紹介する「株式会社 丸八化成(以下、丸八化成)」もその一つ。これまでは自動車部品など製作していたが、2022年3月にアウトドアにもピッタリなカラビナクリップのクラファンを成功させたのを足掛かりに、今回は「光る」カラビナクリップのプロジェクトを始めた。
自由自在な使い勝手が魅力

カラビナクリップというといまいちピンとこない方もいるかもしれないが、ビジュアルを見てもらえれば「ああ、これこんな名前だったんだ」と思ってもらえるだろう。ロック機能付きのクリップにカラビナがついているだけと言えばそれまでだが、何かを固定したりぶら下げたりとアウトドアでは様々なシーンで活躍してくれるので侮れない。
今回ご紹介するウロボロスクリップ【朧(おぼろ)】は、蓄光顔料をポリカーボネート樹脂に練りこんであるカラビナクリップ。日中光に充てておけば暗くなってからも一定時間光ってくれるので、真っ暗闇になってしまうキャンプ場では非常に役に立ちそうだ。
こう見えて、ものすごい強度
上でも触れた通り、このクリップはポリカーボネート樹脂で作られており、高い強度を誇るというのも特長の一つ。耐衝撃性に優れており、その強度は一般的なアクリル板の30倍。クルマのヘッドライトや高速道路の透光板にも活用されているほど信頼性が高い。
プロジェクトページから拝借したGIF画像をご覧いただきたい。

石頭ハンマーらしい物でしこたま叩かれているが、壊れている様子はない。アウトドアで使用する以上は過酷な環境で時には負荷がかかることも想定しないといけないので、ハンマーで叩かれても大丈夫なほどであれば安心できる。耐荷重は25kgもあるのでランタンをぶらさげるのもOKだし、ガイロープの接続にも使えるとのことだ。
環境に配慮した「語れるプロダクト」でもある

凄いのは可能性と信頼感だけではなく、これが「語れるプロダクト」であるという点。同社のプロジェクトは今回で2回目だが、前回同様ポリカーボネートのリサイクル樹脂を使用しており、ゴミとして処分される予定だったものをこうしてリサイクルしている。
さらにこれを作るのは創業45年の地場産業を支えてきた町工場で、もちろんメイドインジャパン。丸八化成は長年樹脂プラスチックの製造を手掛けており、そのノウハウが活かされたプロダクトでもある。
どう使うかはキャンパーの腕の見せ所

自由度が高い分、いかに有効活用が出来るかと言うのはキャンパーの腕の見せ所だ。風が強くなってきたときに張り綱をサッと追加する時から、ちょっとタオルをぶら下げるのに使うなど幅広いシーンで活躍できるのは間違いない。
2022年7月6日の執筆時点では超早割までのリターンは終了しており、早割とセット割が残っている。既に目標金額に対して1,000%を超える達成率とあって注目の高いプロジェクトなので、応援購入を迷っている方は早めの決断をオススメしたい。
ギア
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