秋のキャンプは、夏のハイシーズンに比べて過ごしやすい気候で人も少なくなるので、静かにキャンプを楽しむには最高の季節です。紅葉に癒されながら秋の食材と焚き火を楽しむことができる絶好の時期ではないでしょうか。とはいえ、秋キャンプを楽しく過ごす為にはいくつか気を付けたいポイントもあります。
紅葉シーズン本番に向けて、秋キャンプの魅力や楽しみ方と、気を付けたいポイントをまとめました。
目次
秋キャンプの魅力
秋のキャンプシーズンは過ごしやすい気候であることは勿論のこと、ステップアップにも最適です。秋のキャンプの魅力をまとめました。
紅葉を楽しむことが出来る
秋キャンプ最大の醍醐味といえば、キャンプ場で紅葉を楽しむことが出来ることです。11月上旬から12月上旬はまさに紅葉シーズンです。
全国の紅葉カレンダーとにらめっこしながら、紅葉満開のキャンプ場を探して静かなキャンプを楽しむなんて、最高の過ごし方ではないでしょうか。
晴れの日が多く気候が最高
秋のキャンプの素敵なところはなんといっても雨や湿気が少なく、涼しくて過ごしやすいところです。晩秋ともなると晴れの日が多くなるので、雨キャンプになる確率が格段に低くなり、快適なキャンプを楽しむことが出来ます。
虫が少なくなる
夏キャンプで悩まされた虫も、秋の深まりと共にいなくなります。アブや蚊、ブヨといった害虫の心配が無いのは嬉しいポイントです。虫が苦手なキャンパーさんにとってキャンプ開幕シーズンではないでしょうか。
とはいえ、全く虫がいないわけではないので、虫除けスプレーなど最低限の虫よけ対策はしておきましょう。
食材が美味しい
秋キャンプのもう一つの魅力といえば、秋の味覚を満喫できるところです。松茸や栗、サツマイモといった秋の味覚をふんだんに使ったキャンプ料理を作って楽しむことができます。日本酒が恋しくなる肌寒さも相まって、個人的には一番好きな季節です。
意外とキャンプ場が混まない
秋の深まりと共に夜の冷え込みも相当なものになるので、段々とキャンプ人口が減ります。
夏のハイシーズンや9月の連休中、あれだけ苦労したキャンプ場の予約合戦からも解放されるので、ゆとりをもってキャンプの予定を立てることができます。思い立ったらその日にキャンプなんてことも夢ではありません。
静かなキャンプを楽しむことが出来る
気候がそうさせるのでしょうか。シーズン中のような賑やかさは減り、静かなキャンプを楽しむことが出来ます。人混みが苦手なキャンパーや、静かなキャンプを楽しみたいキャンパーにとってはベストシーズンではないでしょうか。
冬キャンプの練習になる
晩秋ともなると夜は相当冷え込むので、ストーブといった防寒ギアは必須になってきます。これから冬キャンプデビューをお考えのキャンパーにとって、晩秋のキャンプは冬キャンプの練習にもってこいのシーズンです。
本格的な冬キャンプに向けて、試行錯誤を繰り返しながら防寒対策をアップデートするよい期間になります。
秋キャンプの楽しみ方
秋のキャンプは、他の季節では楽しむことが出来ない秋ならではの楽しみがぎっしり詰まっています。秋キャンプの楽しみ方をまとめました。
紅葉を楽しむ
キャンプ場で紅葉を楽しむことが出来るのはキャンパーだけの特権です。紅葉が美しいキャンプ場は沢山あるので、自分だけのプライベート空間でゆっくりと紅葉を楽しむことが出来ます。観光では絶対に拝むことができない紅葉がそこにあります。
散策を楽しむ
自然に囲まれたキャンプ場の近くにはハイキングコースや公園があるので、散歩するには最高のシーズンです。
夏のように動くだけで汗だくになるということも無く、季節の移り変わりを楽しみながら快適に散策ができます。紅葉や落ち葉を楽しみながらの散策は本当に気持ち良く、たっぷりと秋を満喫できます。
星空観測を楽しむ
秋が深まると共に湿度が下がるので、天体観測には最適なシーズンです。天気の良い日であれば、夜、空を見上げると満天の星空が広がります。
秋の星空観測の良いところは、長時間外にいても、なんとかなる気温であるところです。焚き火を楽しみながら星空観測を楽しむことができますよ。
秋の味覚狩りを楽しむ
キャンプ場がある地域には秋の味覚狩りをできる施設が多く、旬の果物や食材を楽しむことができます。キャンプ場に着く前に地元の秋の旬の食材を探したり、ファミリーでフルーツ狩りを楽しんだりと、アクティビティ満載です。
秋の食材を楽しむ
食欲の秋です。旬の食材をふんだんに使ったキャンプ飯を楽しむのであれば、食材を現地で調達してみてはいかがでしょうか。
キャンプ場によっては採れたての旬の食材を販売しているところもありますし、近くのスーパーや道の駅でも購入できます。これぞ正に地産地消。地元の旬な食材を味わいながらのキャンプは贅沢なひと時です。
焚き火を楽しむ
焚き火が一番楽しいシーズンは秋だと個人的に思っています。夜は冷え込むのできっと焚き火が恋しくなることでしょう。
焚き火を囲んで団らんを楽しみながら食す、秋の食材や日本酒は最高です。夜のキャンプが華やかになること間違い無しです。
秋キャンプで気を付けたいポイント
一見、良いこと尽くしの秋キャンプですが、昼と夜の寒暖差が大きく、夜は想像以上に冷え込むのでハードルが高くなるのも事実です。秋キャンプで気を付けたいポイントをまとめました。
それなりの装備が必要になる
春や夏のキャンプのメリットは、最低限の装備でもキャンプを楽しむことが出来るお手軽さだと思います。しかし秋キャンプともなると、それなりの装備は必要になります。
標高や場所によっては夜は氷点下になることもあるので、最低でも厚手のシュラフやキャンプマット、ゆたんぽ、ストーブといった防寒ギアは必須です。
寒暖差が激しいので防寒対策はしっかりと
街中であれば晩秋であっても物凄く寒いと感じることは無いと思います。しかし、キャンプ場は夜になると信じられない位寒くなります。
たとえ標高の高くない場所であっても、思っていた以上に寒いと感じるでしょう。寒暖差が10℃以上あるので、大げさなのでは?と思うくらい保温性の高い衣類を持って行くことをおすすめします。
空気が乾燥しやすいので火の管理をしっかりと
秋は湿度が下がるので空気が乾燥しやすくなります。いつも以上に焚き火の着火が楽になるのは良いのですが、逆に火の管理には細心の注意を払う必要があります。
晩秋ともなると、キャンプ場に落ち葉が積もることもあるので、焚き火が終わった後は完全に鎮火して、燃え移る可能性をゼロにしましょう。
日が暮れるのが早い
秋が深まるにつれ、日が沈む時間も早くなります。思っていた以上に日中活動できる時間が短くなるので、チェックインはなるべく早めに済ませたいところです。夕方近くにチェックインしてしまうと、設営中に日が暮れてしまうなんてことも考えられます。
結露と夜露でキャンプギアがびしょびしょに
秋キャンプでは空気が乾燥しているとはいえ、外気が冷える為、テントが結露しやすくなります。結露を拭き取る為の雑巾はマストです。
また、タープや屋外に出しっぱなしにしているキャンプギアも、夜露でびしょびしょになります。椅子やテーブルといった、濡らしたくないギアは車やテント内に片付けましょう。
万全の体制を整えて紅葉キャンプを楽しもう!
いかがでしたか?秋のキャンプは魅力満載ですが、防寒対策をしっかり整えないで挑むと「思っていたのと違う」となりかねません。秋のキャンプは、個人的には1年で最もキャンプに適したシーズンだと思っています。万全の体制を整えて秋のキャンプを満喫してくださいね。
ギア
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