道の駅中山盆地は、雄大な三並山と田園風景を楽しめる群馬県の人気スポットの一つ。日帰り温泉施設も併設しており、そのため多くの観光客が訪れる場所でもありますが、車中泊をする人たちにも人気があります。
自分事になりますが、先日、車中泊をさらに快適にするためにイレクターパイプで車内ベッドを自作したので、その寝心地を確かめるのも兼ねて群馬県「道の駅 中山盆地」へ行って参りました。
目次
道の駅 中山盆地について
道の駅 中山盆地には、地元の特産品を中心に販売されている直売所や、地元の食材を使ったレストランがあります。周辺農家が作った新鮮な野菜や果物を購入できて、さらに足湯や日帰り温泉が楽しめる施設まで有り、旅の途中で立ち寄るのに最適なスポットです。
正直、もの凄い施設です。設備のみならず「おもてなし」の心意気も満載!
住所 | 〒377-0702群馬県吾妻郡高山村大字中山2357-1 |
---|---|
電話番号 | 0279-63-2000 |
定休日 | 通年営業(※直売所の定休日は以下) 12月~3月は毎月10日(土日祝の場合は翌平日) 4月~11月は無休 |
営業時間 | 24時間(※直売所の営業時間は以下) 9:00~18:00(4月~10月) 9:30~17:00(11月~3月) |
公式サイト | 道の駅 中山盆地 |
直売所で地元の味を堪能
見た目は普通ですが、中はこのような感じで、様々な新鮮野菜が売られています。
でも、凄いのはここではなくて、何とこの道の駅は「コテージ」が併設されています。コテージ泊が可能です。そのため、コテージでBBQをする人のため「ガス缶捨て場」まであるのですよ。
これには驚きです!その上、「ゴミ箱」は24時間道の駅外にあり、ゴミ捨てに困ることはありません。これって結構大事なポイント(ゴミ箱が道の駅内に設置してあると、営業時間外に捨てられません)。
トイレも綺麗で快適
この写真はトイレ棟です。このトイレ、24時間暖房稼働。夜中のトイレで凍える必要がありません、早朝もほんのり暖か!車中泊にはこれも大切なポイント!
そして蛇口からは「お湯」が出ます。正しく至れり尽くせり!もうむちゃくちゃ気に入りました。この日は当たり日で、他の車中泊も無く、夜も閑か。これはまた再訪せねばと決意した次第。
道の駅に温泉施設が併設
道の駅には温泉施設も併設されています。これも又ポイント高し。
さらに5分も走れば、観光客の居ない温泉「高山温泉いぶきの湯」もあります。高山村、奥が深い!!!
コテージ併設で宿泊可能
こちらが道の駅に併設されているコテージ。2階建てで立派なコテージです。無論コテージ内には全ての設備が揃っています。定員は6人まで。6名で泊まれば格安です。
夜中はライトアップされて雰囲気も抜群
日暮れと同時にライトアップ。これは驚きました。道の駅みょうぎでもライトアップはありましたが、群馬県はお約束?(まさかね)。知らずに訪れましたから、驚きでした。
上記の写真はトイレ棟への通路。トイレに行くまでが光のトンネルです。凄い施設ですね、道の駅中山盆地。お気に入りの道の駅となりました。
自作ベッドの件について
前回自作した2分割式、天板跳ね上げ式ベッド。脚部は脱着できるようにしてあります。こちらは食事の時はテーブルになるのです。
食事の際は、ベッド1つは壁にもたせかけます。こうして写真で見ると壁のように見えますね。台所のようです。
肝心の寝心地ですが、これが完璧!大人の男女2名が寝ても不安無し。身体をまっすぐに出来る、何の障害もなく仰向けになれる、幸せです。
ベッドの上にはマットレス+暖パット、その上にダブルにした寝袋。寝袋の上には毛布、そして冬布団。寝袋の中にはホッカイロ。ベッドの下は様々な収納となります。
ベッド、作って良かったぁ~!夜は熟睡でした。
防寒対策について
ベッド自体が直接車体に布団を敷かない(空気の層ができる)ため、防寒対策にはなります。でも前回の車中泊では冷気が厳しくて、こちらも作製しました。車内で、ベッドをぐるりと囲むカーテンです。
この写真は、運転席と荷室を分けるカーテン部分。
荷室後方および側面部。とにかく布でベッドの周囲を囲みました。これが効果てき面!想像以上の防寒効果です。ただ、1ピースですから取り付けが面倒で、改良の余地はありますね。それでも効果の程が分かり満足です。
ベッド兼テーブル&走行時は積載ラックに変身
この日の夜は「野菜」+「鶏団子」+「蕈」の鍋にしました。無論アルコールは沢山!調理の時にはカーテンは垂らしていませんよ。
朝は簡単にカップ麺と珈琲です。冷えた身体にはこれが最も適しています。早く、暖かく、身体が目覚める!
食事も終われば車内を片付け「走行モード」に変身します。
1つのベッドを台座にして、その上に脚を外したベッドを重ね。ベッドの下や周辺部分を収納スペースにします。これで走行モードは完璧!
中山盆地の周辺観光(名湯紹介)
今回ご紹介したいのは2つの温泉です。1つは「有形文化財」であり、大正浪漫溢れる温泉。もう1つは「地元民に愛される名湯」。
四万温泉積善館:元禄の湯
万病に効くと古来より言われる四万温泉。国民保養施設第1号でもあります。その温泉街の奥に建つ「積善館」は、国の有形文化財。
いくつかあるお風呂の中で、立ち寄り湯ができるのは「元禄の湯」。このお風呂、昭和5年建立です。
積善館の正面図。この建物はジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったと噂される建物。実際のジブリは多数の場所のイメージを融合した創作なのですが、面影が重なりますね。
この橋を渡るのですが、正面の建物、左の建物、そして右側の建物。
広大な敷地です。右の建物の1階(クリーム色)が「元禄の湯」となります。
こちらが元禄の湯の外観。因みに川向こうの建物とも、川の上の渡り廊下で繋がっています。それでは、いよいよ温泉へ。
昭和5年に建てられた温泉は、差し込む光までもが大正浪漫。5つある湯船はすべて異なる温度で、どこに入っても心地良いことこの上なし。
万病に効く、確かにこの温泉に数日滞在して湯治をすれば万病も消えそうです。素晴らしい泉質。
湯船から入り口側を見た図です。脱衣室はありません。温泉の扉を開けば、そこが大正浪漫。素敵すぎます!
こちらは立ち寄り湯の客のための休憩所。休憩所からは足湯と温泉水車を望めます。
以上、四万の名湯でした。
四万温泉では、温泉街に流れる川に、立ち寄り温泉もあります。こちらは14時までの営業。
地元民に愛される名湯:諏訪ノ湯
水上にある「諏訪ノ湯」は完全源泉掛け流しの温泉です。一切の加温・加水はしていません。
源泉温度が44度と少々なので、入浴時に「熱い!」とまではなりません。むしろ心地良い温度で長風呂を楽しむ温泉。
「カルシウムたっぷりの湯」という点が肝心です。カルシウム泉と言うことは「石けん類」が使えません。石けん成分は分離してしまうのです。泡立てることはできるけれど、洗体途中で成分が途切れます。
こちらもやはり凄い湯でした。
脱衣場です。ちなみに料金は大人350円(激安!)。それでは湯船へ…。
結構な長風呂をしてしまいました。
最後に
群馬県での車中泊はこれで何回目になるのかな?3回?4回?回数は定かではないけれど、群馬で車中泊をして「残念な気持ち」になったことがありません。
温泉県ですから、何処へ行っても名湯があり、そして道の駅が優しいです。旅するものを受け入れてくれる懐の深さが、群馬にはあります。良いですね、群馬県。
四万温泉は、大学時代に安宿を手配し、750ccのHONDAを駆って訪れたツーリング思い出の地。社会人になったら豪華な宿でビールを飲んで…などと話していたものです。
今回の旅の動画を動画でもご紹介しています。よろしければこちらでご覧下さい。
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
TAKIBISM x ISHINOMAKIプロジェクトの第二弾!キャンパー垂涎のオシャレ焚火台が発売
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
徒歩キャンプや登山では必須!持ち運びしやすい温度計のおすすめ8選
伊吹山を一望できる関西人気No.1キャンプ場「グリーンパーク山東」がオープン!
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
柚木の川原(山崎川原)キャンプサイト詳細|無料キャンプができる都内の野営地を紹介
リビングでも焚き火気分を味わいたい!ちいさな火鉢とリアルな炎に癒される「炎色火鉢」が発売
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
3面構造で炎の揺らめきを存分に楽しめる良コスパ薪ストーブがVASTLANDから発売
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
40Lバックパックでソロキャンプを楽しむ装備一式と詰め方のコツ