ChatGPTに全国のおすすめキャンプ場を聞いてみたら素敵なキャンプ場が見つかった

今巷で話題になっているChatGPTというAIチャットサービスがある。そのAIは、様々な質問に対して正確な回答を返すことができる優れた機能を持っているという。それならばキャンパーとして聞きたいことがある。

「人工知能がおすすめするキャンプ場ってどこなの？」これこそがキャンプを趣味にする人間として一番気になる事柄だろう。キャンプ場は自然の中で過ごすための特別な場所であり、良い場所を選ぶことで、思い出深い旅行になることもある。そんな重要なキャンプ場選びをAIが代わりにやってくれるなら、どれだけ楽だろうか。

今回は『ChatGPTがおすすめする全国のキャンプ場』を紹介しよう。それぞれのキャンプ場には特徴があり、その魅力についても詳しく紹介していく。これからキャンプ旅行を計画している人も、そうでない人も、必見の記事だ。

ChatGPTとは

ChatGPTは人工知能（AI）を使ったチャットボットの一種で、ユーザーが入力した質問に対して、自然言語処理技術を活用して返答を生成する。ChatGPTに日本語で質問すると、ChatGPTはその言葉を解析して、適切な答えを考え、そして日本語で返答してくれるのだ。

例えば、ChatGPTに「太陽は何でできているの？」と聞くと、ChatGPTは太陽が水素とヘリウムからできていることを教えてくれる。ChatGPTを上手に活用すると、簡単に情報を得ることができ、知識を広げることができるのだ。

ChatGPTに全国のおすすめキャンプ場を聞いてみた

早速、ChatGPTに「全国のおすすめキャンプ場10ヶ所と、そのキャンプ場の特徴を教えて」という質問をぶつけてみたところ、以下のような回答が得られた。

おー！すごい！ちゃんと質問を理解して分かりやすく答えてくれるじゃないか。やたらと冬にスキーやスノーボードが楽しめる場所をおすすめされるが、ChatGPTはウィンタースポーツ好きなのかな？まあいいだろう。

しかし、ChatGPTがおすすめしてくれた10ヶ所のキャンプ場は、どれも聞いたことがあるような無いような…？こんなキャンプ場あったっけ？という所ばかりで、曲がりなりにもキャンプ情報メディアを運営している自身の知識の浅さを改めて思い知らされた。

せっかく人工知能がおすすめしてくれたので、ここから先は自分で調べてみることにしよう。

ChatGPTにおすすめされたキャンプ場を調べてみる

1.蔵王キャンプ場（宮城県）

同名キャンプ場は見当たらないが、宮城蔵王キャンプ場すみかわスノーパークのことだろうか。ホームページを確認すると、冬はスキー場としてスキーやスノーボードが楽しめて、例年GW頃からキャンプ場として運営しているそうだ。なるほど。確かに気持ち良さそうなキャンプ場だ。

2.奥入瀬キャンプ場（青森県）

十和田湖や奥入瀬周辺には複数のキャンプ場が見つかるが、同名のキャンプ場は見当たらない。というか、キャンプ場の特徴で「夏には渓流での川遊びやキャッチ&リリースが楽しめ、秋には紅葉狩りもできます。」って言ってるけど、キャッチ&リリースって単体で楽しむ遊びじゃないぞ。

3.白神山地キャンプ場（秋田県）

似た名称である白神キャンプ場は見つかったが、残念ながら現在営業はしていないようだ。

4.赤目四十八滝キャンプ場（福島県）

同名のキャンプ場は存在しているが、三重県名張市にあるので場所が全く異なる。しかし、三重県の赤目四十八滝キャンプ場は緑豊かなキャンプ場でとても良さそうなところだ。これは機会があれば一度伺ってみたい。メモしておこう。

5.天空の森キャンプ場（群馬県）

該当なし。富山県や大分県の名前が似ているキャンプ場がヒットはするが、群馬県からは遠すぎる。

6.奥只見キャンプ場（新潟県）

新潟ではなく、福島県の奥会津ただみの森・キャンプ場がヒットするが、同名のキャンプ場は無し。ちなみに奥会津ただみの森・キャンプ場は以前に当メディアで他ライターがレビューしている記事があるので、そちらもどうぞ。

7.三峰高原キャンプ場（山梨県）

まったく該当なし。そもそも正式に「三峰高原」とされる場所が見当たらない。

8.高千穂峡キャンプ場（宮崎県）

オートキャンプ場in高千穂がヒットするが、高千穂峡から少し離れた場所にあり、「高千穂峡沿いにあるキャンプ場」とは言えない気がする。しかしロケーションはとても良さそうで、気持ちよく過ごせそうなキャンプ場だ。

9.美瑛の丘の上キャンプ場（北海道）

もしかしたら中富良野にある星に手のとどく丘キャンプ場の言い間違えか？流石にそれはうろ覚え過ぎじゃないか、ChatGPT。失礼だぞ。ちなみに星に手のとどく丘キャンプ場もレビュー記事があるので、そちらもどうぞ。

10.立山黒部アルペンルート 室堂キャンプ場（富山県）

室堂駅の隣にキャンプ場は見当たらないし、もし雷鳥沢キャンプ場のことを言っているんだったら、室堂ターミナルから徒歩約45分掛かる。そして雷鳥沢キャンプ場のレビューもございます。

それぞれの公式ホームページを聞いてみる

こんなにも情報が見当たらないキャンプ場ばかり教えてくれるなんて、本当にChatGPTは何でも知ってるんだな。だが今の時代、公式ホームページが無いと予約が取れずに不便だろうに。どうしたものか。そうか、それもChatGPTに教えてもらえば良いのか。

改めて「それぞれのキャンプ場の公式ホームページを教えて」と質問してみた。

あれ？おすすめのキャンプ場が変わってない？上位1～7がごっそり入れ替わったけど…。

まあ人工知能もその時の気分によっておすすめしたいキャンプ場が変わることもあるだろう。せっかくだし、それぞれのキャンプ場のホームページにアクセスしてみようか。

おい！教えてくれたページはどれも存在しないじゃないか！どうなってんだ！

興奮しすぎて質問が誤字ってしまったが、お気付きの通り、こうして出てきたURLもデタラメばかりだった。かろうじて「立山黒部アルペンルート」のURLは閲覧できたが、肝心の『室堂キャンプ場』の情報は何も見つからない。

ChatGPTは平気で嘘を付く？

ChatGPTは高度な人工知能を使って答えを生成するが、その答えが真実かどうかは何の保証もされていない。したがって、ChatGPTが提供する答えを常に信頼するわけではなく、ファクトチェックが超重要となる。

提供された情報が真実であるかどうかを確認し、誤解や誤った情報を広めることを防ぐのがユーザー側の責務となるだろう。そう、ウソはウソであると見抜ける人でないと難しいのだ。

しかし、今回はファクトチェックの段階でいくつか良さそうなキャンプ場が見つかったのは大きい。今度行ってみよっと。

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