季節はすっかり春を迎え、いよいよ本格的なキャンプシーズンに入っていきますね。しかし自分は冬キャンもしたいので、通年利用出来る場所を常に探しています。
ここではほんの少し前というのに、すでに懐かしく思える冬景色の中ででキャンプをした宮城県登米市にある「ふくろうの森キャンプ場」を紹介します。今年のキャンプ場候補の1つとして参考にして下さい。
ふくろうの森キャンプ場の基本情報
所在地・利用料金について
所在地 | 宮城県登米市東和町米谷 |
---|---|
電話番号 | 0220-42-2882(三滝堂公園管理棟) 0220-45-1218(道の駅 林林館) |
連絡先 | 三滝堂公園管理棟 道の駅 林林館 |
営業時間・定休日 | 4月〜11月(通年利用は可能) ※冬季間は水道使用不可 |
料金 | 無料 |
交通アクセス(車) | 三陸自動車道登米東和ICから約6分 |
ふくろうの森キャンプ場は通年利用可能でしかも無料、そして穴場の3拍子揃ったキャンプ場です。
三滝堂公園が管理していて、冬季間は水道は使えませんが、トイレは水洗ではないので1年中キャンプ可能。ただし管理人さんによると「キャンプをしても大丈夫ですが、冬季間の利用は寒いので自己責任でお願いします」とのことでした。
アクセス方法
ふくろうの森キャンプ場は最寄りの三陸道登米東和ICから約6分の場所にあります。また、道の駅にもなっている三滝堂ICからも約10分で着くので、アクセスの良さは抜群。
キャンプ場の周辺は何もありませんが、少し車で移動すれば道の駅やコンビニもあるので利用し易いと思います!
ふくろうの森キャンプ場は予約をして!
ふくろうの森キャンプ場は事前予約する必要があり、当日は近くにある三滝堂ふれあい公園の管理棟で受付してから向かいましょう。(繋がらない場合は上述した道の駅林林館へ)
冬はこの番号は繋がりませんでした
予約が必要な理由は、あまり大きなキャンプ場ではないので混雑する大型連休の時などにせっかく訪れたキャンパーさんが利用出来ない可能性があるからとのことでした。
ただ、冬の間は利用者も少ないので予約も受付をせずに利用して大丈夫と回答を頂きました!
ふくろうの森キャンプ場の施設紹介
ふくろうの森キャンプ場は静かに過ごすにはうってつけのキャンプ場でした!
ぐるりと丸いフリーサイト!
ふくろうの森キャンプ場は中心に炊事場があり、それを囲む様に作られたキャンプ場です。
あまり広くない敷地内なので、どこでも荷物の積み下ろしはかなり楽に行えます。
奥の東屋側から撮影
正直、区画分けがどうなっているかちょっと分からなかったのですが、サイト内はこんな感じになっていました。
地面は少し土が剥き出しの部分もあり、雨の日は少し泥が付いてしまう場所もありますが、それ以外は結構整っていて良い感じ!
車両の横付け可能!テーブルがあるのも地味に良い
ハイシーズン中は他のキャンパーさんの迷惑になるので気を付けたい所ではありますが、車を横付け出来るのでオートサイト的に使うことが出来ます。
フリーサイトの下はさらに穴場!
キャンプ場のフリーサイトの下に川へと続く道があるんですが、実はこの降りた先が結構穴場だったりします。
荷物の運搬が大変になってしまうものの、より自然に近く水の流れる音が心地良い場所です。
しかも風避けにもなっているのも良く、下見に来た時には「ここがお気に入りの場所です」と何度も利用しているという常連さんに推されました(笑)
確かに良い
ただ敷地内から外れているのかも?とも思ったので、問い合わせて確認してみたところ「そこまでは管理している訳ではないですが、ルールとマナーを守ってもらえれば大丈夫です」との回答を頂きました!
東屋の近くに設営するのもアリ
東屋の近くに設営すれば、急な天気の変化にも対応可能です。撤収時の荷物置きにも使えますし、椅子もテーブルもあるので寛ぐもヨシ。
どこのキャンプ場でもあんまり使っている人は見かけませんが、こういうところってあると便利な所ではあるんですよね。
炊事場は中心にあって使い易い!
星型の特徴的なデザイン
冬季間中での利用だったので水道は使えませんでしたが、キャンプ場の中心にある炊事場はどこからでも使い易くて良かったです。カマドもあるし、テーブルもあるし、水道もある。
冬は水道は使えませんが
無料ながらかなり使い勝手の良いタイプになっていて好印象です!
トイレはあまり期待せずに…
管理人不在で冬も利用可能ということは、トイレは当然水洗ではありません。だからこそ通年利用出来るのですが、昔ながらのトイレはやっぱり懸念点です。(個人的には大丈夫な方ですが)
入口には扉が無いので落ち葉が入り放題。「無人で通年利用出来るキャンプ場のトイレと言えばこれ」という感じでしょうか。
大きい方の写真は自主規制
ただ電気は点くので外灯代わりにもなり、夜も安心。気になる方は気になるのでしょうが、個人的にはトイレがあるだけでキャンプが出来るので感謝です。
駐車場2ヶ所に分かれていました
ふくろうの森キャンプ場の駐車場は道路に面したこの場所。体感的には3〜4台停めるといっぱいになる感じのスペースでした。
ここも駐車スペース
他には明確な区分けはありませんでしたが、常連さんの話だとこの場所が駐車場として使われているとのこと。駐車スペースとして使われているからか、地面は結構硬そうでしたが、ブロックが無いので実はこっちの方が設営し易いんじゃないかと感じました(笑)
ただちょっと狭かったんですけどね。
ふくろうの森キャンプ場を満喫しました!
1月下旬の最低気温-8℃という真冬真っ只中のおかげ(?)で貸切でキャンプが出来ました!
極寒の中で焚き火を楽しみました
特に騒ぐわけでもないですが、貸切ということもあり気兼ね無く友人達と楽しみました。
飲んでたビールがシャリシャリに凍りました笑
自分以外は冬キャンプが初めてということで、寒い寒いと言いながらも焚き火を囲んで語り合ったのは良い思い出になりました〜。
トイレの灯りがあって良かった
それほど山奥では無いのですが、暗くなると辺りは超真っ暗になりますが、トイレの電気が点いてくれて安心感がありました。
トイレ側から撮影
ランタンがあるとはいえ、流石に真っ暗はちょっと怖いですからね(笑)
ふくろうの森キャンプ場の注意点
静かで良い場所でしたが、気をつけたいところをまとめてみます。
直火は禁止です
昨今のキャンプブームの陰でよく見かける直火禁止のところでの直火。自分の周りでは結構守られているなぁ〜という印象でしたが、残念ながら直火の後を発見しました。
東屋の横に直火の後…残念…
ふくろうの森キャンプ場に限らず直火OKと謳うキャンプ場以外は、焚き火台は必須でお願いします!
電波が入らない!
山の中とまでは行かないはずの場所にあるキャンプ場ですが、立地的に悪いのかちょうどキャンプ場の敷地内だけ携帯電話の電波が入りにくいです。なのに完全に圏外にはならないのがいやらしい。
確かに周りは山だけどさ!
この絶妙に悪い電波状況はバッテリーの消耗が激しくなるので、注意したいところです。ちなみにちょっと歩いてキャンプ場から距離を取ると、電波は結構普通に入ります。
この辺りから入り始めます
距離にして100mもないのに…この差は何!?笑
謎のブロックはなんだろう?
下見に行った時に利用していたキャンパーさんが上手く設営していたので、そこまで気にする点でもないかと思っていましたが、実際に自分が泊まった時に困ったのがこのブロック。
テントの設営にも結構邪魔な気が
昔何かあったのか、それとも何か理由があるのかサッパリ分かりません。
ハイシーズンは譲り合って利用して
先に紹介した通りのあまり広くないキャンプ場なので、他のキャンパーさんがいる時は譲り合って利用しましょう。
1月上旬の下見の時はこんな感じ!
必要以上にスペースを取らない・夜遅くまで騒がない等、常識の範囲内でモラルとマナーを守って楽しく過ごせる様にしたいですね。
ふくろうの森キャンプ場に行ってみて
実はたまたま道を間違って辿り着いたふくろうの森キャンプ場。Googleマップの口コミ評価があまり高くなかったのですが、実際に見てみると結構悪くないなという印象で、偶然見つけた割にラッキーな発見でした。
大きくて立派なキャンプ場ではありませんが、純粋にキャンプを楽しみたい方が好みそうな雰囲気はとても良かったです。管理期間外の冬はトイレが少し汚れがちな感じでしたが、それを含めた良さがあったふくろうの森キャンプ場でしたよ〜!
ギア
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