雨の多い国、日本ではせっかくのキャンプ当日に雨が降ってしまうなんて事もあります。でも、せっかくのキャンプです。雨が降ったからキャンセルなんてもったいないと思いませんか?今回は、雨が降っても楽しめるキャンプをご紹介します。
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目次
雨でも楽しめるキャンプ場の選び方
キャンプといえば、青い空の元自然を満喫するのが一番ですよね。でも、自然はそううまくはいかないもの、まして山の天気は変わりやすいですから、キャンプで一度も雨に当たらないのはすごくラッキーな事ととらえてもいいのではないでしょうか。
そんな時「雨で残念」と思うか「雨キャンプも意外に楽しい」と思うかはあなた次第です。計画を立てるときに『雨でも楽しめる』キャンプ場を選ぶと『雨キャンプも意外に楽しい』を実感することができるでしょう。
バンガローがある
雨キャンプで一番苦労するのはテントの設営、片付けです。小雨程度ならともかく、本降りになってしまったら雨漏りや下からの水漏れも心配ですよね。でも、バンガローなら、そんな心配はありません。
筆者は断然、テントよりもバンガロー派です。
当日借りることができるバンガローもありますが、人気の日はたいてい埋まってしまっているものです。特に雨の日はキャンセル待ちの人も多くなりますので、キャンプに行くことが決まった時点でバンガローは押さえておきましょう。
BBQハウスがある
BBQハウスは、ご存知でしょうか?簡単に言うと、BBQをするための屋根のある場所です。キャンプ場によって、屋根だけがあるタイプ、ビニールハウスタイプ、小屋を貸し切りのようにしてくれるタイプとあります。どのタイプでも、雨天時にもBBQが楽しめるようになっていますので、これがあればキャンプの醍醐味、炭火でお肉を焼くことができます。
予約制の所がほとんどですが、当日借りられるところもあります。キャンプ場を抑えるときには必ず確認しておきましょう。時間制限がなく、一晩借りられる所もありますので、ダラダラBBQをするのならおすすめです。
身体を温める施設がある
どんなに小雨でも、気温が高くても、濡れてしまうと身体は冷えます。風邪をひかないためには身体を温めることが必要です。近くに温泉があれば一番です。
筆者はキャンプ場を選ぶときには、車で15分以内に温泉のある場所を選ぶようにしています。温泉が無ければ、管理棟にシャワーがあれば助かります。雨で汚れた身体をキレイにし、首元にしばらくシャワーを充てているだけでも十分に身体は暖まります。
雨が降ったときの必須アイテム
雨が降った時は、通常の衣服では風邪をひきますよね?キャンプの時は、いつも以上に注意が必要です。キャンプに行く、となったら雨対策のアイテムだけはしっかりと準備しておきましょう。
レインウェア
キャンプ用のレインウェアは防水透湿性が大切です。気温が少し低くても、外で動いていれば汗をかいてしまうこともあります。外からの水はしっかり弾いて内からの湿気はしっかり逃がしてくれるタイプを探しましょう。
意外に忘れがちですが、必須なのが長靴です。濡れると滑りやすいので、滑り止めのしっかりした長靴を選ぶことも重要です。
しっかりしたレインウェアがあれば、小雨程度のサイクリングやハイキング、釣りだって楽しめちゃいます。
筆者は『出番がないかもしれないし』なんてケチって安いレインウェアに防水スプレーで挑んで身体を濡らし、風邪を引いたことがあります。繰り返し使える物ですし、大人ならサイズが変わる事もありません。レインウェアだけはしっかりしたものを買いましょう!
広めの耐火タープ
雨音と炭火のはじける音を聞くのも雨キャンプの醍醐味です。小雨だったり振ったり止んだりの気候であれば好きな場所でBBQを楽しめますが、雨よけのタープは必須です。
この時、通常のタープを使ってはいけません。耐火性能がないと火の粉でタープが燃えてしまうかもしれないのです。タープを買うときは耐火性能があるかどうかもチェックが必要です。
また、タープの屋根は、平行になっている物よりも角度のあるモノの方が斜めに降る雨を防ぐことができます。人数に対して広めのタープを用意しておくと、急な雨の荷物の避難にも役立ちますので、購入するときは少し大きいかな?と思うものを購入するほうがいいでしょう。
たとえBBQを始める時には雨が降っていなかったとしても、山の天気は変わりやすいですので、あらかじめタープを張っておくことをおすすめします!
ちょっとお高めの大きなビニール袋
雨キャンプは、レインウェア、長靴、タープ、とそのまま車にしまうのには躊躇する物がたくさん出てきます。そんな時、大きくて丈夫なビニール袋があればポンポン詰め込んで、家に帰ってからゆっくりひとつずつ片付けることも出来ます。
ゴミ袋には様々な種類がありますが、サイズはもちろん、厚さもかなり重要です。濡れたタープや長靴を入れても心配のない物を選んでおくと、撤収のスピードにかなり差がでます。丈夫なものなら、乾かして繰り返し使う事もできます。
思い切って、多少値は張ってもしっかりしたビニール袋を用意することをおすすめします。
雨が降った時の過ごし方
雨が降ったらやる事も無いし、ついついスマホゲームなんてやってしまっていませんか?
せっかくキャンプに来たのに、それではもったいないです。時間のある雨キャンプだからこその楽しみをご紹介します。
カードゲーム
トランプでもUNOでもいいのです。誰もが一度はやったことのある、でもやり方も忘れちゃったようなゲームを思い出しながら家族でやってみませんか?
最初はやり方を忘れた大人が負けて、最後は純粋な子供が負ける。勝負の世界ですから親子であっても遠慮はいりません。地域、世代で微妙にローカルルールが違うこともあるので、別のゲームをしている感覚になることもあります。
雨音を聞きながら狭いバンガローでの友人家族とのカードゲーム、意外に盛り上がるものですよ。
釣りなど水辺の遊び
大雨が降っているときはもちろん危険ですが、小雨くらいなら大丈夫です。小雨が降っていると水が濁っているせいで初心者でもよく釣れます。キャンプ場に釣りのできる川や湖があるのなら、しっかりレインウェアを着込んで釣りを楽しむのも一興です。
釣堀のあるキャンプ場なら、道具が無くても気軽に釣りを楽しむ事もできますし、釣った魚を自分で調理する、なんて体験をすることもできます。
釣りまではちょっと面倒であれば、網を持ってアメンボやオタマジャクシをすくったり、苦手で無ければカエルやカタツムリを追いかけてみたりするのもいいですね。自然にある生き物が好きな子供は多いです。実物が動くのを見て、捕まえるという体験も楽しい思い出になるでしょう。
※自然の生き物は思わぬ菌を持っている事がありますので、手洗いグッズはしっかり持っていきましょう。念のため、と思うなら子供にはビニール手袋をはめさせておくのもいいです!
ラフティングなどのアクティビティ
ゴムボートで川を下っていくラフティングや、身体一つで川を流れていくキャニオニングは、実は雨の日の方が楽しめるのです。雨で水量が多いと勢いが増すので迫力もありますし、ウェットスーツを利用するので寒さを感じることもありません。
そして、雨が降っているとキャンセルが出やすいです。そのため、当日に予約を取れることもあるのです!
雨が降る中、濡れるのを気にして室内にいるのではなく、大人も子供も一緒になって水の中での体験を楽しむのはとてもいい思い出になるでしょう。
撤収のポイント
楽しい事満載の雨キャンプですが、やはり「これ以上はダメ」というポイントはあります。台風や大雨、防風警報が出ているときは潔く諦めた方がいいでしょう。
警報が出ていなくても、雨が強くなってきて不安なようであれば、キャンプ場の管理人に相談してみましょう。毎日キャンプ場にいる方は、これからひどくなるのか、回復に向かうのかの判断は天気予報以上に正確です。
撤収しようと決めたなら、早々に濡れた道具はビニール袋に放り込んでしまいましょう。帰ってから、綺麗に拭いて乾燥させればいいのです。
雨のキャンプも意外に楽しい!
キャンプと言えば、晴天の下でBBQや釣りをする、というイメージを持っている方も多いでしょう。だからこそ、雨の日のキャンプ場はキャンセルが多く空いています。
静かに自然を満喫したい方はゆったりとした時間を過ごせますし、お酒を呑みながら遅くまでおしゃべりをしていても気にすることはありません。普段はしないカードゲームに家族で没頭することもできます。
怒られる事なく水遊びをすることができ、雨だからこそ出てきたカエルやカタツムリを捕まえるのは、子供にとっても素敵な思い出になるでしょう。
雨が降ったからと言ってキャンプを中止にしてしまうのではなく、思い切って出かけてしまえば意外に楽しい思い出になることは間違いありません!
ギア
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