「本当はキャンプに行きたいけど、もう少し子供が大きくなるまで諦めよう…」そう思ってキャンプを諦めているママさんいませんか?
子供が小さければ親にも子供にも負担がかかるキャンプ。私も1人目を出産するまでは同じように思い諦めていました。しかし、そんな私を救ってくれたのが我が家のキャンピングカーです。
そこで今回は、キャンピングカーが乳幼児を連れたキャンプで、どのような活躍をしているのかについてご紹介していきます♪
目次
乳幼児のキャンプ問題
何歳からキャンプデビュー出来る?
キャンプ自体に年齢制限はありません。
そのため、0歳の赤ちゃんでも環境を整えた対策をしてあげればキャンプにいくこと自体は可能ですし、実際に我が家の場合、長男は5ヶ月から、次男に至っては2ヶ月の時にデビューしました。
しかし、乳幼児をキャンプへ連れて行く際は様々なリスク回避と万全の対策を行う必要があります。
乳幼児をキャンプに連れて行くリスク
まだ自分の身を自分で守れない乳幼児をキャンプに連れて行くのは、以下のようなリスクが考えられます。
乳幼児キャンプのリスク
- 風邪、熱中症・熱射病、低温症などの気温による病気
- 焚き火や暖炉、バーナー、コンロによる火傷
- 石や草、炭などの誤飲食
- 足場が悪い箇所での転倒、転落事故による骨折、打撲、切り傷、擦り傷、鼻血
- 川や海などで溺れる
- 害虫に噛まれたり刺されたりすることによる病気
- 野生動物に襲われる
- 車との接触事故
- 迷子、遭難
- 突然の自然災害
- 泣き声によって他のキャンパーに迷惑がかかるetc
そして万が一事故や病気になっても、場所によっては救急車が到着するまでに時間がかかる可能性があります。
大事な子供に辛い思いをさせないためにも、乳幼児を連れてキャンプに行く場合は、細心の注意を払ってあげましょう。
キャンピングカーが乳幼児キャンプの問題を回避?!
荷物多すぎ問題
キャンプに必要な道具に加えて乳幼児の荷物を持って行くとなると、かなりの大荷物になりますが、キャンピングカーは荷台部分が広いので問題ありません。
また、我が家は常に子供の着替えやオムツ・お尻拭きを車載させているので、キャンプやお出かけ前の事前準備や持ち運ぶ荷物の手間も省け助かっています。
泣き声、ぐずり問題
キャブコンタイプのキャンピングカーの場合、通常の車と違い遮音性に優れたボディとなっています。
そのため子供が泣いてもキャンピングカーの外にはほとんど聞こえることはなく、実際に赤ちゃんをキャンプデビューさせた際もドアを閉め切った状態であれば、外のテントにいたパパには全く聞こえていませんでした。
泣き声で他のキャンパーに迷惑をかけることを防いでくれるのはママにとってはとても助かります。
体調管理問題
キャブコンタイプのキャンピングカーは遮音だけでなく、断熱性も優れています。
また「室内エアコン」や、換気扇のような効果の「ベンチレーター」、冬場に役立つ「FFヒーター」を搭載することも可能です。
これによって季節問わず室内の温度を適温に調節することができ、体温調整が未熟な乳児でもキャンピングカーの中でなら安心して過ごせるのでママにとっても快適です。
授乳、ミルク、離乳食問題
キャンピングカーは外から中が見られず、車内の温度も調整出来るので、ママは安心して授乳が出来ます。
またミルクや離乳食においても、車内に搭載している電子レンジで温めてすぐに子供に与えることが出来て、まるで小さな家にいるかのような気分でキャンプが出来ます。
害虫・野生動物問題
暖かい時期は特に蚊やマダニ、ハチ、アブ、ムカデなどの害虫に注意する必要がありますが、住居空間はドアや窓に網戸があるので安心です。
また自然豊かな場所でキャンプをすると、タヌキや鹿など様々な野生動物に遭遇する可能性もありますが、キャンピングカーで過ごせば、害虫や野生動物のシェルターとして子供たちを守り、夜も安心して寝ることが出来ます。
オムツ・トイレ問題
車内でオムツや着替えを気兼ねなくすることができ、トイレもポータブルトイレを車内に置いておけば、怖い夜中に子供を連れてトイレに駆け込まなくても済みますよ。
目が離せない問題
小さな子供は突発的な行動を起こしやすく、乳児に至っては寝返りやハイハイ時期になると目を離すことが出来ません。
通常は1人につき、親1人が最低でも見守れるようにしていますが、1人で2人を見守らなければいけない場合は、キャンピングカーの中で過ごさせて安全を確保するか、子供が寝ていればキャンピングカーの中で寝かせておいて、直ぐ近くのテントやタープから見守るようにしています。
キャンプ場を予約するときのポイント
キャンピングカーの乗り入れが出来て近くにテントを張れるサイトを選ぶ
キャンプ場によってはキャンピングカーの乗り入れが不可能なところもあるので事前にチェックしてから予約しています。
見晴らしがよく危険な場所がない
幼児期になると沢山の興味や好奇心によって様々な危険な場所へ行きたがります。そのため見晴らしがよく、近くに川や崖・湖・海などがない場所を選ぶと安心です。
キャンプ場の近くに小児科や救急病院がある
“子供には病気や怪我がつきもの”と言われますが、すぐに対処しないといけない病気にかかったり、大怪我を負った際はすぐに病院を受診する必要があります。
そのためキャンプ場の周囲に病院があるかは必ず事前に調べるようにしています。
キャンセル料の有無
キャンプ場によっては予約の数日前からキャンセル料がかかるケースもあります。
しかし乳幼児の場合はいかに体調管理に気を付けていたとしても、すぐに風邪をひいたり体調を崩してしまうので、キャンセル料がかかるかどうか予約の際に確認すると安心です。
平日予約が狙い目!
キャンプの利用で一番多いのが連休や週末ではないでしょうか。
のんびり楽しく過ごすはずが、近年はコロナ禍ということもあり天気のいい連休中は驚くほど混雑しています。
人が多すぎると、自分の子供を見失う可能性が高いので、我が家の場合は平日などの人が少ない時期を狙って予約しています。
キャンピングカーを持参しても大変だったこと
テントの設営は全てパパ
我が家は私が子供たち2人を見ている間、パパが一人でテント設営しています。
汗だくになっているパパを見ていると申し訳ない気持ちになりますが、子供達が大きくなってテントを一緒に設営出来るようになるまでは仕方がないかな…と諦めて頑張ってもらっています。
凝った料理は作れない
乳幼児を連れたキャンプでは、子供から目を離せない上に料理が出来るまで大人しく待ってはくれないので、凝った料理や盛り付けをする暇はありません。
しかし、キャンプ場ではどんな料理や少々焦げていても不思議と毎回格別美味しく感じます♪
当日キャンセル・キャンプ中断は常に覚悟
数ヶ月前から予定して楽しみにしていたキャンプも、当日やキャンプ中に子供の体調不良が起きた場合は速やかに中止・中断することを常に覚悟しています。
0歳の赤ちゃんをキャンプに連れて行く前にクリアさせたこと
子供とママの体調管理
子供の体調管理についてはもちろんのこと、ママである私自身の体調管理も特に気を配っています。
家族全員の体調を気遣いすぎてママが体調を崩してしまっては元も子もないので、子供とキャンプを楽しむためにも、まずはママが元気でいるのが一番です♪
キャンピングカーに慣れる
我が家のキャンピングカーはとにかく揺れます…。これはキャブコンタイプのキャンピングカーの欠点でもありますが、車酔いしやすい方にとっては苦痛だと思います。
そのため子供が車酔いしないかどうか普段から観察していますが、今のところ一度も酔ったことはないので安心しています。
また、キャンピングカーのフロアベッドで寝れるかもキャンプデビュー前に試してみましたが、2ヶ月の次男に至っては家にいるより寝てくれる気がします。
家キャン体験
今でこそ話題になっている“家キャン”。
小さい子供がいながら料理が作れそうか、時間の無いなか持っているギアを飾れそうか、子供がキャンプ椅子に座ってくれるかなど、事前に家で予行練習すると実際にキャンプへ行ったときに慌てずに済みますよ。
公園でのテント体験
広い公園に小さめのテントを持ち込み、テント体験をさせました。この頃次男は生後1ヶ月だったので心配ではありましたが、ずっと気持ちよく寝てくれていましたよ。
子供の病気やケガの知識や応急処置の習得
小さな子供とキャンプに行く以上、最低限の病気やケガ・応急処置に対する知識習得をすることをオススメします。
私自身看護師で最低限の医療知識はありますが、何か起きたときに冷静にすぐ対応できるように知識の再習得を欠かさないようにしています。
万が一のことがないように対策を行うことがまずは大切ですが、まだ自分の異変を訴えられない時期の子供の場合は特に親自身が子供の異変にいち早く気づき、早期に対処してあげる必要がありますよ。
パパとの事前打ち合わせ
子供を連れてキャンプに行く上で頑張るのはママだけではありません。ママも含めた家族全員で楽しむためにも、事前にパパとしっかり打ち合わせすることをオススメします!
0歳からキャンプデビューさせて後悔したこと
キャンプや車中泊をすることで私が後悔するとすれば、子供が大怪我につながる事故や病気をしてしまうことだと思います。
有難いことに今までキャンプや車中泊をして体調を崩したことや大怪我をしたことは1度もなく、家では抱っこしないと泣きまくっていた0歳の時の長男も今現在2ヶ月の次男も、キャンピングカーに乗ったりテントで過ごすと不思議と泣かず笑顔でいます。
そして長男に至ってはイヤイヤ期真っ最中で普段は大変なことも多いのですが、キャンプ場や車中泊中は私を困らせることもほとんどありません。
そのため私が子供たちをキャンプに連れて行って“後悔”したことは1回もなく、家族全員の笑顔を近くで見ることができたという“幸福感”を得られています!
「ママが行きたいとき」にキャンプに行こう!
キャンピングカーは子育て中の私にとって最高の救世主となってくれますが、どんなにキャンピングカーが便利だとしても、ママ自身が「キャンプに行きたい!」と思えなければ意味がありません。
乳幼児の育児はママにとっては大変なことが多いので、まずはママの心と体力に余裕が出来る日まで待ちましょう。
そして行きたいけど行けない…と悩んでいるママさんはキャンピングカーだけではなく、グランピングやロッジなどに宿泊する方法もあるので、一度検討してみてはいかがでしょうか?
きっとママが心からキャンプを楽しめれば、それだけで家族も笑顔になれる素敵な思い出になりますよ。
ギア
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