宮城県との県境に位置する岩手県一関市にある「刈生沢の滝渓流公園」は県外からのキャンパーさんはもちろん、すぐ近くに住む近所の方も息抜きによく訪れる無料のキャンプ場。
ここでは仕事に忙殺されている日々で年に数回しかキャンプが出来ない自分が、その貴重な数回の中でハイリピートで利用させてもらっている刈生沢の滝渓流公園の魅力を紹介していきます!
無料のキャンプ場ってあまり整備されていなくて汚かったらどうしよう…なんて思う方もいると思いますが、ここは定期的にきちんと整備されているので安心して利用出来る良い場所なんですよ〜!
目次
刈生沢の滝渓流公園の基本情報
刈生沢の滝渓流公園は緑に囲まれ、水の音が心地良い渓流が魅力でリピーターも多いキャンプ場です!
所在地や利用料金は?
キャンプ場の使用は無料ですが、バンガローを使用したい場合は料金が掛かります。
所在地 | 岩手県一関市花泉町金沢字滝ノ沢14 |
---|---|
営業時間・定休日 | なし・冬季積雪時は安全管理のため休園あり |
電話番号 | 0191-82-2211 岩手県一関市役場 花泉支所産業建設課 |
料金 | ・キャンプ場(多目的広場) 利用料無料 ・バンガロー(日帰り) 高校生以上:200円 中学生以下:100円 ・バンガロー(宿泊) 高校生以上:200円 中学生以下:100円 |
交通アクセス(車) | 東北自動車道一関ICから約30分(国道342号で一関市街へ。登米方面へ進み、花泉で県道21号へ左折、藤沢方面へ進み一般道経由で現地) |
雪が降っていない時なら冬でも利用は出来るみたいですが、冬季間は凍結防止のため水道が使えません。
問い合わせてみたところ、4月から水道は使えるようになるとのことでしたが、4月中旬に行った時はまだ使えませんでした。最低気温がマイナスにならなくなるのが毎年大体4月下旬辺りなので、水道を使いたい方は5月以降だと確実かと思います。
アクセス方法
観光協会のHPにも書かれてありましたが、刈生沢の滝渓流公園は最寄りの一関ICから片道約30分かかる山の中にあるので自動車で行きましょう。
山の中にあるとは言っても道中は全て舗装されていて、2WDの軽自動車でも余裕で行くことが出来ます。
Googleマップでは周りに何も無い感じに表示されますが、近くに民家もありますし、ナビを使えば初めての方でも問題無く辿り着くことが出来ます。
キャンプ場の予約は不要!バンガローは市役所で事前予約を!
ここはキャンプ場でもありますが市が運営している公園でもあるので、基本的には予約も事前連絡も不要で誰でも好きな時に訪れることが出来ます。
ただバンガローを使いたい場合は事前に一関市役所花泉支所へ行って予約をする必要があります。その時に使用する人数と人数分の料金を前払いすることになっているらしく、そのため電話予約だけではバンガローの利用は不可。
バンガローの予約をした場合は、当日にこの案内板に書いてある近くに住む管理人さんの自宅に行って鍵をもらってくるスタイルになっています。
刈生沢の滝渓流公園キャンプ場施設紹介
刈生沢の滝渓流公園は無料のキャンプ場ですが最低限の設備は整っています!
キャンプ場(多目的広場)
駐車場のすぐ横に広がる多目的広場です。すぐ近くにトイレもあるし、平地になっているので荷物の運搬も楽々。右手に見えるのがトイレです。
誰かが車を乗り入れた跡がありますが、地面も柔らかめですし、基本は車の乗り入れはしない方が良いと思います。
多目的広場の奥から駐車場へ向けて撮影してみました。広場は少しカーブになっていて奥は見えづらいですが、結構広いエリアになっています。
バンガロー
バンガローは六畳程度の広さが2棟。キャンプはしたいけど寝る時は室内が良いな、という方に向いていますね。右手前にあるのがトイレです。
駐車スペースとトイレ、水道も近いのでファミリーにも良いかも。電気も通っているようなので安心。ただ見た目はあまりお世辞にも綺麗とは言えません。
扉の窓から撮影してみましたが、中はこんな感じで年季が入ってるわりに綺麗でした。
真ん中のテーブルを囲んで話をしたり出来るので、他愛も無い話で時間を忘れてしまいそう!誰もが1度は学生時代に利用したこのあるような、合宿所の一室のような雰囲気。
6人くらいでも寝れそうな広さですが、広々使いたいなら4人まで位のサイズ感です。
炊事場
駐車場から階段を降りた所に炊事場があります。ここのキャンプ場は何度も来ていますが、実は炊事場を使っている人は1度も見た事がありません(笑)
水道も通っていますし、無料でこのくらい綺麗なら十分過ぎます。
ここのキャンプ場を利用している近所の方の話を聞くと、近くの学校の行事で使われることもあるそうで綺麗になっているのも納得。いくら野外とは言っても料理する場所が汚いとすごく萎えますし、きっと使った子供達が綺麗に後片付けしている証拠ですね!
多目的広場その2
炊事場から道を挟んで反対側にはもう1つの多目的広場があります。備え付けのベンチを使ってBBQをするもヨシ、テントを張ってキャンプするもヨシのとても良い場所。
ただこっちの多目的広場はトイレまで階段の上り下りがあるためか、夜にキャンプをしている人は見かけません。駐車場があるところには外灯があるんですが、こっちの多目的広場の方には灯りが無いのが要因の1つかも?
すぐ脇には小さな渓流が流れ、水の流れる音でリラックス。ゆっくりとした時間の流れを満喫出来ることでしょう。
暑い日には水遊びをしたりも出来ますし、夜は水が近くにあるおかげで涼しく感じられる場所です。
トイレは綺麗に清掃されていて好印象!
バンガロー側のトイレは簡易水洗になってます。
大きい方も和式タイプですが簡易水洗になっているので、無料の公園にしては綺麗に掃除されている方だと思います。
多目的広場の中にあるトイレはこんな感じで、大きい方と兼用になっている女性用トイレは昔ながらのボットン便所です。
今の時代ちょっとな…と思う方もいると思いますが、冬季間でもここのキャンプ場を使う為には水洗だけだとダメなんですよね。
もちろん自分は水洗の方が良いですが、こうして2種類あるのは個人的にはありがたいポイント!
刈生沢の滝渓流公園の見所
公園の奥には小さな滝がいくつかあり、とても風情があって個人的にはお気に入り。
何度も利用しているものの、どれも同じくらいのサイズ感なので名前にある「刈生沢の滝」がどの滝のことを指しているのかが分かりません(笑)
炊事場から進んで行くと、渓流と休憩場所があります。
こうして椅子があって休む事が出来ますが、実際あまり広く無いので休む事はほぼ無いと思います(笑)
刈生沢の滝渓流公園でのキャンプの様子
思い付いた時に予約無しでフラッと行けるキャンプ場はとっても貴重です。
普段はほぼ貸切状態
一昨年の8月に行った時はご覧の通り貸切状態!キャンプ仲間と多目的広場のド真ん中に陣取って満喫しました(笑)
テントを持っていないけどキャンプをしたい!という友人に合わせて、この時は寝る時だけは車で就寝しましたが、これだけ自由に使えるとスペースを気にせずどんなテントでも設営出来ます!
まさかの満員御礼!
ここのキャンプ場は人気が無いわけでもなさそうですが、いつも空いているイメージを持っていました。それが今年の4月に行った時はまさかの満員御礼!
土曜日の15時に到着しましたが、あまりの人の多さに驚きました!
多目的広場の1番奥の角になんとか場所を確保出来ましたが、自分達の後に来た人はあまりの人の多さに車から降りずに帰って行く人も。
炊事場の横の多目的広場にも3組ほどBBQを楽しんでいましたが、そちらの方々はデイキャンプだったようで日が暮れる前に帰って行きました。
夜は野生動物に注意!?見回りに来た管理人さん
焚き火のパチパチという音と、炎の揺めきを楽しんでいた21時過ぎ。
遠くからブーンと車の音。まさかこんな時間から設営する猛者がいるのか!?と思ったらどうやらここの管理人さん。
駐車場付近でキャンプをしていた方々に向けて話しかける声が聞こえてきましたが、その内容は「ここは野生動物がよく出るから気をつけてね!」という事でした。
すぐ近くに民家もありますがタヌキ、キツネ、カモシカをよく見かける場所。そして目撃情報は多くありませんが熊も生息しています。こればっかりはどうしようもありませんが、利用する際は注意が必要です!
刈生沢の滝渓流公園利用時の注意点!スマホの電波が悪い!
野生動物の他にもう1つ注意点!ここは高い木々に囲まれているせいか、スマホの電波が良くありません。au、docomo、SoftBank…3大キャリアでさえも場所によっては圏外になってしまいます。
寝る前に少しネットサーフィンをして自分時間を…なんてことは通信がよく途切れて逆にストレスになるのでオススメしません(笑)外界とシャットダウンしてのんびりゆっくり過ごしましょう!
補足ですが電波が悪いせいか、電波を探しをするスマホの充電の減りが早い気がします。行く時は念の為にモバイルバッテリーを1つ持って行くと良いですよ〜!
刈生沢の滝はオススメできるキャンプ場です
刈生沢の滝渓流公園は個人的にはかなり好きなキャンプ場です。
Googleマップでルート検索した時に出てくる評価は高くありませんが、予約不要でしかも無料、トイレも綺麗に掃除されているし水道も通っているので、不満らしい不満は出て来ません。
あえて不満を挙げるとするとスマホの電波が悪い所でしょうか。
テント設営したり普段やらないような凝った料理をしてみたりと、キャンプ中はスマホを弄る時間なんてあまり無いとは思いますが、緊急時の連絡が取りづらいという安全面の観点からはマイナスポイントです。
それ以外はとても良い場所なので、キャンプ地選びの候補の1つにオススメします!
ギア
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