福井県は大阪からの所要時間が車で3時間、京都からは2時間ほどと関西圏からのアクセスが良く、海沿い・山の中などさまざまなロケーションでのキャンプが楽しめます。
福井東部に位置する大野市は百名山に選ばれた荒島岳や、県内随一の紅葉の名所である刈込池など、自然の名所が数多く存在します。
大野市街地から車を走らせること約40分ほどの場所に、真名川ダムの建設にあたって作られた麻那姫湖があります。今回は麻那姫湖のほとりにある広大な敷地が魅力のキャンプ場、麻耶姫湖青少年旅行村を秋の紅葉キャンプの写真と共にご紹介します!
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目次
麻那姫湖青少年旅行村キャンプ場の基本情報
住所 | 福井県大野市中島 |
---|---|
電話番号 | 090-4325-1240 |
開設期間 | 4月中旬~11月末 |
チェックイン | IN 14:00/OUT 11:00 ※区画サイトはイン・アウトともにフリー |
入村料 | 1日あたり 普通車500円/中型車1,000円/大型車1,500円 バイク泊の場合清掃協力費として300円 |
バンガロー | 1泊1棟(5.5畳)1,500円 ※日帰り1,000円 |
区画サイト | 1基500円(区画サイトのみ必要) |
サイト数 | 区画サイト20(土サイト)/フリー約400張り収容(芝生・草地サイト) |
麻那姫湖青少年旅行村キャンプ場の入り口付近まで来ると荒島岳をバックに臨むキャンプ場の全景が目に飛び込んできます。視界一杯に広がるサイトは麻那姫湖青少年旅行村で私が一番好きな景色です。
場内を流れる川は夏場の水遊びにぴったりです。水深が浅い所もありますので、小さいお子さんでも安心して楽しめます。キャンプ場全体は四方を森で囲まれておりますが、携帯電話の電波はバッチリ届きます!
麻那姫湖青少年旅行村キャンプ場のテントサイトは区画サイトとフリーサイトの2種類があります。地面は固く、アルミのペグでは歯が立たない所があります。ペグが刺さりつらいのでソリッドステークなどの鍛造ペグを奨励します。
明確な記載はありませんが、フリーサイトは設営場所に車の横付けが可能です。つまり実質オートサイトのような使い方ができますので荷物の搬入出で時間を取られることはありません!
場内探検をしていると写真のような野生動物に偶然出会う機会もあります。
オートサイトの様子
オートサイトには盛り土がしてあります。
炊事場
オートサイトの炊事舎です。フリーサイトの炊事舎の方がもう少し簡素な作りになっています。
利用料金の安いバンガロー
バンガローです。利用したことはありませんが1泊1棟1,500円とリーズナブルです。
トイレ
麻那姫湖青少年旅行村キャンプ場のトイレはフリーサイトに2カ所、オートサイトとケビンサイトにそれぞれ1カ所ずつの合計4カ所あります。設備は古いですがお手入れが行き届いています。
麻那姫湖周辺の平均気温は市街地より5~6度低いです。日中とうって変わって夏でも夜~明け方は冷え込みますのでマウンテンパーカーなどの防寒具は必ず持っていくようにしてください。
麻那姫湖青少年旅行村キャンプ場の魅力
自由度の高いサイト選び
麻那姫湖青少年旅行村キャンプ場のフリーサイトはロープが張ってある所以外は設営可能です。基本的にどこを選んでもフラットな路面で、どこにテントを張っていいか迷ってしまう程です。
ここ数年は音楽とキャンプを楽しめるサマーキャンプインフェス「Sea Of Green」も開催されています。同フェスではライブステージが2つ設けられ、飲食・物販ブースが合計20以上参加していますが、そういった会場作りが可能な規模の広さのキャンプ場であると言えます。
混雑具合ですが管理人さんいわく「ゴールデンウイークやシルバーウイークなどの大型連休でも予約で一杯になったことが無い」そうです。実際に何回か訪問した内、お隣のキャンパーさんとの距離が近過ぎて窮屈な思いをした、などという経験は1回もありませんでした!
また、サイト内のロケーションもバラエティに富んでいます。
こんなキャンプを楽しめる!
- 日差しの強い日は木の下や川の近くに設営して涼をとる
- 管理棟近くの木の多い林間風サイトでハンモック泊を行う
- ぽかぽかした気候の良い日なら開けた場所でテントを張って日光浴する
など、その日の気分でどういったキャンプにするかを選択できます。
コストパフォーマンスに優れている
例えば普通車1台でフリーサイト1泊した場合、入村料のみの1日500円×2、合計1,000円でキャンプを楽しめます。別途テントやタープの持ち込み代を支払う必要はありません。これだけの規模で利用できるキャンプ場にしては破格の安さであると言えます。逆にこんなに安くて良いのかと思ってしまいます。
また、利用料金が格安のキャンプ場ではゴミが持ち帰りの場合が多いですが、こちらは分別してのゴミ捨てが可能です。専用のごみ袋はありませんのでビニール袋を持参下さい。
キャンプ場利用前に知っておきたいこと
買い出しは忘れ物の無いように
麻那姫湖青少年旅行村キャンプ場の周辺にはスーパーやコンビニなどの買い物できる施設はありません。忘れたから買いに行こうとなっても大野市街まで車を出す必要が出てきますので、あらかじめチェックインの前に買い出しは済ませておきましょう。
チェックイン後もお酒を飲む前にもう一度確認した方が良いかもしれません…。(場内の売店では薪や炭などの販売は行っています)
また、場内にコインシャワーは有りますが場内及び徒歩圏内に入浴施設はありません。お風呂に入りたい場合はこちらも大野市街まで行くと「あっ宝んど」や「うらら館」などの入浴施設があります。いずれも車で片道40~50分程かかります。
虫対策は万全に
麻那姫湖青少年旅行村は自然豊かな場所にあるキャンプ場ですので、時期によっては虫が多く見受けられる場合もあります。
ブヨ
大野市は名水百選に選ばれた湧水地がある程に綺麗な水資源があります。麻那姫湖青少年旅行村にある川も綺麗な水が流れていますが、夏場のそういった場所には必ずブヨが住んでいます。蚊取り線香や防虫スプレー、ハッカ油などが効果を発揮します。長袖や長ズボンなどの肌を露出させない服装も有効です。
もしも刺された時のためにポイズンリムーバーがあると尚一層安心です。
カメムシ
カメムシは秋に多く見られます。カメムシもブヨ同様ハッカ油が有効です。天気の良い日は日光で温められたテントを好みくっ付いてきます。日当たりの良い場所を好むので、ちょっともったいないような気もしますがあまり日の当たらないサイトを選択するのも1つの対策にはなると思います。
アクセスは大野市内から
麻那姫湖青少年旅行村キャンプ場のアクセス方法です。
キャンプ場へのアクセス方法
- 福井北IC~中部縦貫自動車道~大野IC~大野市内
- 白鳥IC~国道158号線~九頭竜湖~大野市内
上記2ルートの他に本巣市側から157号線を北上するルートが地図上で確認できます。
一見こちらのルートでも問題無く向かえそうに見えます。しかし国道157号線の中でも本巣市から温見峠を越えて大野市に入る区間は全国屈指の国道ならぬ酷道として有名で、利用はお勧めできません。お越しの際は必ず大野市内からいらっしゃるようにしてください。
麻那姫湖青少年旅行村キャンプ場で紅葉を楽しもう
キャンプ場へ行くとせっかく来たのだからあれもこれもしたい、とついついあくせく動いてしまいがちです。ですがあえて「何もしない時間」を過ごすのがキャンプの魅力であり、一番の贅沢であるといった見方もできます。
麻那姫湖青少年旅行村は周辺設備の部分で多少不便な所もありますが、開放感あふれるキャンプ場で過ごす時間は大いに非日常的な体験へといざなってくれるはずです。
福井県のキャンプ場の中でも穴場的な位置づけの麻那姫湖青少年旅行村。皆さんもぜひ何もしない時間を満喫しに出掛けてみてはいかがでしょうか。
ギア
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