サケサカ
30年ぶりの復活キャンプの始まりが浦島太郎状態だった件

30年ぶりの復活キャンプの始まりが浦島太郎状態だった件

やぁ、現代キャンパーの諸君、キャンプ楽しんでますか?私は30年前からタイムスリップしてきた浦島キャンパーのサケサカと言います。

え?何のことか分からん?そりゃあそうですね。私の方も良く分かりません。

と言うのも、第1次キャンプブームと呼ばれた30年ほど前、私は仲間とオートキャンプに出掛けていたのです。しかし、いつの間にやらキャンプから遠ざかる生活となり、気が付けばあれからもうずいぶんと時が経ちました。

今改めてキャンプの世界に戻ろうと思って周りを見渡すと、あの頃とは何もかもが変わった環境がそこにはあり、まさにキャンプ浦島太郎状態。

今回はそろそろ初老のとっかかりまで来た50代のおっさんキャンパーが、キャンプにまつわる「あの頃」と「今」の比較を、実体験を元に語っていきたいと思います。

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キャンプスタイルの多様性に驚く

第1次キャンプブームの頃のキャンプと言えば「車」で「家族または友人」と行くものでした。つまり、オートキャンプ形式のファミリーキャンプorグルキャンが殆どだったんですが、今ではその楽しみ方も本当に多種多様みたいで…。

1人でキャンプ行くの?

そもそも私が何であれほど好きだったキャンプから離れていったかと言えば、転職により職種が変わり、一緒に行っていた仲間たちと休みが合わなくなったから、というのが大きな理由でした。

しかし最近ではキャンプの中でも、何やらソロキャンプが人気だと言うじゃないですか!

って、ちょっと待て待て!キャンプと言えば、仲間や家族と一緒に行って、楽しくBBQやったりして盛り上がるもんでしょーが!それがソロキャンプ?キャンプに1人で行くの?もしかしてみんなコミュ障?

しかも女子1人キャンプとか、いったいどんな時代なんだ?女性1人でのキャンプなんて、それこそ漫画の中だけの出来事じゃないの?と思ってたんですが、どうやら本当に流行っているらしい…。

なんだかスゴイ世の中になったもんですが、確かに1人で行くキャンプなら、この歳になった私でも、色んな束縛に左右されず気ままにフィールドに出かけることが出来るかもしれませんね。

でも、いくら自由だと言っても、1人のキャンプしか行かないってのはちょっと寂しいよね?グルキャンってのもやっぱり楽しいよ?

え?最近ではソロキャンスタイルでみんなで集まってキャンプする、のね…(汗)。

キャンプスタイルだけで千差万別?

OK、OK、ソロキャンプね。それはそれで楽しそうじゃない?でも車とか無いからなぁ、今。って、え、電車でキャンプ行くの?

バックパック背負ってキャンプって、登山でも行くんですか?じゃなくて、普通のキャンプ場に電車で行くのね…。大荷物背負って…。ああ、キャリーカートもアリな訳ね。

だけどさ、人力で運べる量のキャンプ道具ってどうしても限られるでしょ。キャンプ道具自体が進化して軽量化されてるって言っても、ロッジ型のテントはそれなりに重いし、そもそもソロキャンプには向かない…。

え~っと、ドーム型もある?ああ、それは昔もありましたよ。それに、ワンポールテント?カマボコ型?ソロドームってそりゃあ登山だろ!おまけに軍幕?って、ボーイスカウトかい!

テント一つとってもそんなに選択肢があるって、なんて恵まれた時代なんだ…。

それからキャンプのスタイルも、焚火に合わせて地べたに座るグランドスタイルとか、ロースタイルキャンプ。さらに言えば立って料理をするのに向いたハイスタイルに、グランピング?どれもこれも自分が好きならいいけれど、ほんとにちゃんとみんな自分のスタイル確立できてるんかね?

キャンプに行く人数も交通手段も、キャンプサイトのスタイルや楽しみ方も、今は本当に色んな形があって、それに合わせた道具が豊富に揃ってるみたいだけど、だからこそ自分のスタイルをちゃんと見極めないと、却ってカッコ悪いことになっちゃうんじゃない?

あ、ちなみにだけど最近のソロキャンプでは冬キャンプが流行ってるらしいけど、あの頃キャンプと言えば基本は夏が中心で、せいぜい春か秋ぐらいだったもんです。

冬キャンプなんて相当な酔狂者のやることだったんですが、やっぱキャンプという不自由を楽しむのも含めて、キャンパーってどこかMっ気のある人が多いんですかね…。

キャンプを取り巻く環境の変化に驚く

世の中の環境変化と共に、当然のようにキャンプを取り巻く環境も変わるのは必然ですが、やれやれな面も…。

インターネットは便利だけれど…

1990年代当初、キャンプ道具を購入できる場所と言えば、キャンプ道具<も>扱っている釣具屋さんやホームセンター、大きなスーパーなどのスポーツ用品コーナーぐらいで、住んでいた場所の地域性もあるかもしれませんが、アウトドア用品専門店なんてのは数えるほどしかありませんでした。

加えてキャンプの情報源といえば、わずかながらに発行されていたいくつかのアウトドア系雑誌がそのすべてで、今のようにインターネットで情報を検索するなんて、一般人の我々には遠い世界の話。

それが今ではスマホが1人1台は当たり前となり、情報検索からキャンプ場の予約までインターネットを介して誰もが簡単に行える時代。そしてなにより、Amazonをはじめとする通販サイトの台頭です!

確かに便利だけど、それってどうなんでしょうね?Amazonで道具を揃えるのもいい。キャンプに行く前にスマホで情報を仕入れるのもいい。だけどキャンプ場に行ってもSNSに投稿したり、LINEで友達と連絡を取り合ったり。そんなもんなんですかね?

僕らはSNSでモノを買う 僕らはSNSでものを買う
ディスカヴァー・トゥエンティワン

あの頃の私は、キャンプ場に着いて設営がひと段落着いたら、参加者みんなの時計と携帯電話を集めて車にしまい、缶ビールで乾杯する時にこう言ったもんです。

「これから帰る〇〇の朝まで、時間と仕事のことは忘れてください!」

スマホやSNSで繋がることに価値のある時代だけど、せっかく自然の中でキャンプをするんだから、あえて「繋がらない」ことを選ぶこともあっていいんじゃないかなぁ。

キャンプ道具ってこんなに安かったっけ?

さて、それじゃあソロキャンプを始めようとは思っても、その為には道具の一切合切をまずは揃えなきゃならないんだけど、キャンプ道具って結構高いよねぇ。…と思ってAmazonを見てみたら、あれ?キャンプ道具ってこんなに安くなってるの?え?中華製?

確かに以前もホームセンターなどでは安めの道具などが売ってはいたけど、その種類は微々たるもので、テントなどは安いものでも2~3万円はした筈。てか、私の持ってたマルシャルのオーナーロッジ型テントなんて、24万円もしたぞ…(泣)。

それが今や、Amazonでも激安な中華製キャンプギア(余談ですが、この「ギア」なんてカッコいい言い方も昔はしなかった…)がズラリと並んでいて、米国&中国のタッグにいつの間にか日本は蹂躙されていたのか!

とは言え、中華のまがい物は良くないみたいな風潮もチラホラ?

キャンプ系YouTuberとかの動画を見ても、あっちもこっちも高そうな道具ばかり使って、それはそれでいいんだけど特に高収入でも無いおっさんには敷居が高すぎますわ。

その辺中華製キャンプギアと100均のアウトドアグッズは、おっさんの強い味方です!

いやぁ、いい時代だ!

キャンプ燃料の栄枯盛衰に驚く

そして何より一番驚いたのが、コレ。ちょっとみんな便利に慣れすぎじゃない?

あの頃のキャンプ用熱源ランキング

当時のキャンプ用品で流行りのメーカーと言えば、何と言ってもコールマン!誰もがあのロゴに憧れたものでした。

だからと言う訳でも無いでしょうが、当時キャンプで使うバーナーやランタンの燃料と言えば、何と言ってもガソリンが第1チョイス。

ガタイがデカかったり、ポンピングが面倒だったりもするけど、圧倒的な火力や光量を誇るガソリンバーナー&ランタンは、当時のキャンパーたちの憧れでした。面倒だけれど実はメンテナンスがしやすい所も人気の秘密だったのかもしれませんね。

ちなみに当時のオートキャンプでよく使われていた燃料別ギアランキングと言えば、あくまで私の感覚でしか無いのですが、おおむね次の通り。

【1990年代】調理器具の燃料人気ランキング

  1. ガソリン式ツーバーナー / ダントツの人気
  2. 炭火用バーベキューコンロ / BBQが基本の食事でした
  3. ガソリン式シングルバーナー / 手軽にコーヒーなどを沸かす用
  4. ガス(OD缶)式コンパクトバーナー / 登山家などミニマリストに人気
  5. カセットコンロ(CB缶) / これしか無ければ仕方なく

【1990年代】照明器具の燃料人気ランキング

  1. ガソリンランタン / シングルまたはツーマントルで光量は抜群
  2. OD缶式ランタン / 手軽に使えるがバーナーとの燃料共有の場合に限る
  3. アルコール式ランタン(ハリケーンランプなど) / 雰囲気重視の人には人気
  4. 電池式ランタン&懐中電灯、ヘッドライト / テント内部、夜道などで使うあくまで非常用装備

こんな感じでした。

つまるところ調理器具、照明器具のどちらでもガソリン燃料が第1チョイスで、対抗馬としてOD缶。CB缶は二軍扱いで、電池に至ってはあくまでテント内で使用するか、夜中にトイレに行く為の懐中電灯といった所詮サブ扱い。

現代のキャンプ用燃料ってさ

ところが現代で改めてキャンプをやろうと思った時、ガソリンランタンを探したらAmazonでも殆ど見つからず、モノによってはアンティーク扱いになっているという事実が判明!おまけにガソリン自体が当たり前のようには売っていないし、これってどうなってんの?

調理器具ではあの頃サブ扱いだったCB缶用に、各メーカーから優秀かつコンパクトなバーナーが発売されているし、当然OD缶用も然り。コールマンのガソリンツーバーナーはまだ販売されているようですが、ソロキャンプというジャンルを考えると、ほぼガス缶式バーナーの一択。

それに加えてアルコールストーブや固形燃料まで、熱源一つとってもあの頃とは様相が変わっていますし、そもそも固形燃料や木炭まで100均で買えるなんて、いやはや何と言うか…。

さらに照明器具に至っては、当時は邪道扱いされていた(私だけか?)電気式が最近では最も持てはやされている感じがありますよね?

そりゃあね、今のLEDランタンは光量も十分だし扱いも楽で便利ですよ?

だけどね、なんでガソリンランタン廃れてんの!

ポンピングとか確かに面倒くさいけど、そこはさぁ…。手のかかる我が子ほどかわいいじゃないけど、オフシーズンにメンテナンスしたりして、使い込むと愛着が湧いてくるよぉ?

え?ガソリンランタンは音がうるさい?

いやいや、なんか一生懸命仕事してる感じがしてかわいいじゃ無いですか。なんか音が静かになったなぁと思ったら、だんだん光量も落ちてきて…、なんて時もポンピングしてやればすぐに復活する便利さ!

べ、便利でしょ?

とは言え私の持ってるコールマンのツーマントルランタンや、ガソリンツーバーナー。ソロキャンプに持って行くにはちぃとばかりデカすぎるんだよねぇ…。

え?最近のLEDランタンってこんなに小さくてもこんなに明るいの?

CB缶式なのにこんなにコンパクトで火力も強いバーナーがあるの?

ああ、ハイ。これください…。

浦島キャンパー、結局文明の利器に負ける…のは、時代が変わったからなのか、単に私がおっさんになったからなのか…。

それは分からないですけどね。

便利で多様な環境になったからこそ自分自身のスタイルを

現代のキャンプを取り巻く環境は、あの頃と比べたら遥かに便利で多種多様です。

まさに十人十色のキャンプ生活を送れるとは思いますが、だからこそ自分自身のスタイルを持つことが大切な時代なのかなとも思います。

そして、せっかくの自然の中に出かけるキャンプですから、便利なだけでないひとときの時間を過ごしてみるのも、たまにはいいんじゃないでしょうか?

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  • 50代になってからソロキャンパーとして30年ぶりのフィールドに返り咲いた、おっさん出戻りキャンパー。飲食業からフリーライターへと華麗なる(?)転進を遂げたため、普段はせっせとパソコン打ちながら、たまにはキャリーカートを引きずってキャンプ場へいそいそと…。アソビトシゴトのサケサカ流ソロスタイルをつづった個人ブログやSNSも配信中。

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