ぼっちソロキャンパーのカクタスです。キャンプツーリングの楽しみとはバイクで駆け抜ける絶景だとかキャンプ場で食べる料理やお酒だけじゃなく、どんな装備で何を持っていくかという準備の段階から始まっていると感じる今日この頃です。
キャンプを始めた頃はバイクの後ろに60Lの防水バッグを括り付け、背負ったリュックの中にも荷物を満載に詰め込んでいましたが、軽量化のために必要の無い道具を削り落としていった結果、今では40Lのバックパック一つでソロキャンプツーリングに繰り出す日々。
今回はそんな私のソロキャンプの持ち物リストとバックパックへの詰め方を公開することで、ウルトラライトキャンプへの興味を少しでも惹きだし、新たなキャンプ装備の沼へと引きずり込むことが出来ればこれ幸いでございます。
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ソロキャンプにおすすめのバックパック
私がいつも使っているバックパックの容量は40Lです。もちろん50Lとか80Lなど大きくしても良いのですが、大きくすればするほど色んな荷物を持っていきたくなってしまうのが人の欲。それに容量が多いと便利ではありますが、単純に重くなるし「あいつガチじゃん」って思われるのも嫌なのでなるべく軽量&コンパクト化したいと思った上での折衷案が40Lでした。
色んな候補はあったのものの、たまたま渋谷ヒカリエに行った時にA&Fカントリーで見つけたMYSTERY RANCH(ミステリーランチ)のクーリー40というザックが目に付き、そのスマートな見た目と機能性の高さに一目惚れして衝動買いしてしまったのです。
その時お隣にあった35Lは若干小さく感じ、50Lはいかにも登山やミリタリー感が出ていたのでこちらを選択しましたが、キャンプ場までの買い出しで水2Lペットボトル1本と350ml缶ビール3本、700ml焼酎ボトルを追加してギリギリ一泊分の食料が入るかどうか、という感じなので手持ちのギアと相談して50Lを選択しても良いと思います。
キャンプYouTube芸人のヒロシが愛用しているDDベルゲンリュックサックは安いし容量も55Lと多いので候補の一つでしたが、ミリタリー感が強すぎると感じて見送りました。良いんだけどね。すっごく良いんだけど、自分には似合わないと思ったので。でも正直今でも欲しい。
2020年6月追記
執筆時はお手頃価格だったDDベルゲンリュックサックが、気が付いたら2万円近くまで値上がりしてますね。今、安いので探すのならサイバトロンあたりが良いかも知れません。こちらもヒロシが使っていて人気なので、いつか値上がりしていくかも知れませんが…
キャンプツーリングの持ち物リスト
ここではバイクでソロキャンプに行く時やグループでキャンプに行くときにも必ず持っていく装備、宿泊先のキャンプ場の環境やキャンプの目的に応じて追加する持ち物、キャンプ場に向かう途中のスーパーで買い出しする食料を、一覧でリストにしました。
必ず持っていく装備の中に赤字で書いてあるのは、無くても良いけど私がキャンプを楽しむためにあえて持って行っているロマングッズになるので削ってしまっても問題ありません。
必ず持っていく装備一覧
チェック
- ハンモックorタープ
- シュラフ
- 銀マット
- グランドシート
- パラコード
- ペグ
- 焚火台
- CBガス缶&シングルガスバーナー
- コンパクトテーブル
- クッカー
- 鉄板
- チタンマグカップ
- カトラリーセット
- 料理用折りたたみナイフ
- マッチ
- ライター
- ナイフ
- 手斧
- 折りたたみ式ノコギリ
- 火吹き竹
- LEDランタン
- ヘッドライト
- 充電式USBバッテリー
- 着替え
- 洗剤&スポンジ
- レインカバー
用途に応じて追加する持ち物一覧
チェック
- テント
- コット
- コンパクトチェア
- ポール
- 焚き火フライパン
- ノートパソコン
- カメラ
- 三脚
スーパーで主に買い出しする食料品一覧
チェック
- 水2Lペットボトル
- 缶ビール350ml×2~3本
- 焼酎750mlボトル
- 氷1kg
- ステーキ肉300g
- 焼きたい野菜
- カップラーメン
- インスタントコーヒー
以下、それぞれの装備に対する考え方を解説していきますが、私個人の経験やキャンプ観が強く反映されているためキャンプスタイルが異なる人は参考までに留めて下さい。
各装備の詳細情報
ハンモックorタープ
ハンモックはヘネシーハンモックのハイパーライト、タープはアクアクエストのディフェンダー4m×3m。基本はハンモック泊で、ハンモックを掛けられそうにないキャンプ場の場合は、アクアクエストのタープと激安ポールを持って行ってタープ泊をします。
今年ハンモックデビューしてからすっかりハンモック泊の魅力に取りつかれてしまいました。ハンモックはテントもタープもチェアも持って行かなくて良いので荷物のコンパクト化への貢献度も高いですね。
シュラフ
シュラフはmon-bellのダウンハガー#0を愛用。基本的にハンモック泊かタープ泊で外気に晒されながら寝るので、夏場でも標高の高いキャンプ場では夜中に寒さを感じることがあるため、3シーズン用の化繊シュラフも持っていますがダウンハガーで安定。
銀マット
ハンモックで寝ると背中側が寒いので銀マットを敷きます。タープ泊の時も背中のクッションになりますね。ただ大きくて煩わしさを感じるので背中のサイズに合わせてカットするか別のマットに買い替えるかを悩み中。インフレーターは一度失敗したので踏み切れず。
グランドシート
ハンモック泊の荷物置き場、タープ泊のグランドシートとして活躍してくれます。安物のため雨の時にガンガン浸透してくるのでこちらも買い替えを検討中。
パラコード
薪を運んだりタープを張ったり何かと便利なパラコード。困ったときに何本か持っていると役に立ちます。
ペグ
布製のペグケースも持っているけど収納サイズが大きくなるので散々探した末にWILD-1で手に入れたペグ収納ケース。持って行くペグは鍛造ペグ4本とアルミペグ4本の計8本。パラコードに通してバッグに外付けすることも検討したがこのケースに落ち着いた。
焚火台
以前にも軽く紹介した焚き火鑑賞の為だけに特化した焚き火台。料理には相当不向きな作りだし、重いし、流行りのコンパクト焚き火台に比べて収納サイズも大きいので、完全に趣味の道具。収納ケースには焚き火台の下に敷く不燃性の溶接シートも一緒に収納してます。
CBガス缶&シングルガスバーナー
イワタニのシングルガスバーナー。CBガスの良いところは無くなったらスーパーでも購入できるところ。ただパッキング時にスペースを取るのでアルコールストーブと入れ替えることも候補に入れてます。
コンパクトテーブル
組み立て式のコンパクトテーブル。他にSOTOのフィールドホッパーやキャプテンスタッグのアルミロールテーブル等も持っていますが、今はこちらに落ち着いてる。収納サイズを重視するならフィールドホッパーですが、持ち上げた時に片折れするという不意の事故があるのでこちらを使用中。
クッカー
UNIFLAMEの山クッカーが今のメイン。インスタントラーメンをそのまま茹でられること、お湯の注ぎやすさ、フライパンが付いているということが決め手です。ただ同時期に鉄板を買ってしまったのでフライパンはほぼ未使用。
鉄板
趣味の鉄板。ただひたすらに肉を焼くことだけに使用されている鉄の板。ドッペルギャンガーのオヒトリサマBBQグリルプレート。頭がトリップするほど美味い肉が焼けます。
チタンマグカップ
スノーピークのチタンシングルマグ450ml。他に300mlを持っていますが、焼酎を水割りで飲むときに450mlの方が飲みごたえがある。大きいって良いね。
カトラリーセット
木製の箸とフォーク、スプーン、ナイフのセット。フォークとナイフはあんまり使わないけど、箸とスプーンの使用頻度は高い。むしろナイフは一度も使ったことが無いので捨てても良いかと思ってる。
料理用折りたたみナイフ
オピネルのステンレススチール#8。切れ味抜群で雑に扱っても錆びないし、非常にコンパクトなのが素晴らしい。手が小さいのでちょうどいいサイズなのもgood。山クッカーの中に収納できるのも良いですね。
マッチ
なんか良いじゃん。マッチって。主に火起こしする時に使ってます。折りたたみナイフと合わせて山クッカーの中に収納しておきます。マッチでーす!
ライター
マッチじゃどうしようも無いときにライター。人類が発明した中で一番の道具は火である。
ナイフ
誰もがお世話になっているモーラ・ナイフ。薪を小割にする時やパラコードや何かを切りたい時に使います。半分はキャンプの雰囲気を楽しむためだけの存在。
手斧
ハスクバーナの手斧。ナイフでは歯が立たない太い薪や硬い薪を割る時に使用。よく研ぐことでナイフは必要ないのでは?と思っているが、ナイフの方が軽いので迷い中。結果、両方持って行くことに。
折りたたみ式ノコギリ
シルキーのポケットボーイ。役に立つ時は抜群に輝くのに出番がない日はただの邪魔者。主に自然の中から焚き木を拾ってくるときに使用。これがあったから暖かく過ごせた夜もある。80%は愛着。
火吹き竹
吹いて吹いて吹きまくれ!うちの母親が子供の頃はこの世代らしい。広島のキャンプ場で出会ったキャンプ場のヌシが野生の竹から作ってくれた一品。火吹き棒の方が100倍良いけど、捨てられない大事なモノ。
LEDランタン
充電式のLEDランタン。もっとコンパクトなブラックダイヤモンドのリモジに買い替えるか、逆にレトロなオイルランタンにするか悩み中。今のところオイルランタンが優勢。
ヘッドライト
暗くなった時に分かりやすいかなと思って黄色を買ったけど、暗くなったら結局よく見えない。トイレに行くときや食事の時にも大活用。暗くなると何食ってるか分からない料理も、色が見えるだけで味がハッキリする不思議。
充電式USBバッテリー
主にスマホの充電に。デカくて重いのでもう少し小さいサイズでも良いかなと思ってる今日この頃。
着替え
Tシャツと靴下とパンティー。無くても良いんだろうけど温泉に入った後はやっぱり着替えたいよね。タオルは買うかレンタルか。
洗剤&スポンジ
洗剤の使用がOKのキャンプ場じゃないと使いません。汚れは水で適当に洗い流して、家に帰ってから洗い直してます。無くても良いな、と思いつつも1ヵ月間のキャンプツーリングの旅をした経験が捨てることを拒否してる。
レインカバー
急な雨が降った時にバックパックを覆うレインカバー。基本は当日に天気予報を確認してキャンプ場を予約するので使用頻度は少ないけど、あると安心するグッズ。
コンパクト&軽量化のため削られたアイテム達
テント
タープ泊、ハンモック泊に慣れたらテントを使わなくなってしまいました。雨予報でもキャンプをしなければいけない、という時には活躍してくれることでしょう。それまでゆっくりおやすみ。
コット
購入した当初はその寝心地に非常に感動したけど、やっぱり地べたに寝る方が広くて楽。寝返りを激しく打ちたいタイプなので地べたスタイルかゆらゆらハンモック泊が最強です。
コンパクトチェア
ハンモックがチェアの代わりになるので基本は無くても大丈夫。ただテント泊やタープ泊の時には必要。その時はカラビナでバックパックに外付けします。
ポール
こちらもハンモック泊の時は不要。タープ泊の時も落ちている枝で何とかなるけど安全のために持って行きます。Amazonで購入した安物だけど十分。
焚き火フライパン
コアなユーザーの間で話題になったブッシュクラフトの焚き火フライパン。柄の部分を薪や木の枝でクラフトすることで収納サイズのミニマム化に成功。今は鉄板にハマってるけど、いつか一軍に復帰するかも。
ノートパソコン
どうしても外せない仕事や作業がある時はノートパソコンも一緒に持って行きます。ただし、食料スペースが相当狭くなるのでなるべく持って行きたくない。
カメラ
Gopro5。バイクのヘルメットにつけて動画を撮影したり、趣味で持って行くことも多い。いつかYouTuberデビューを夢見て頑張るゾ。
三脚
Goproを固定したい時に使用する三脚。限りある収納スペースを圧迫するので、出来れば持って行きたくないアイテム。
スペースを確保するバックパックの詰め方
紹介した道具をバックパックに詰めこむ瞬間、これがキャンプで一番楽しい時間でもあります。どれだけデッドスペースを無くし、かつ見た目がスマートに見えるかを追及することこそソロキャンプの醍醐味。キャンプツーリングはここから始まると言えるでしょう。
ここからはバックパックへの詰め方を順を追って紹介しますが、この詰め方は私の持っているバックパックに私が持っている道具を詰めるための方法となりますので、お手持ちのバックパックとキャンプギアを見比べながらオリジナルの詰め方をぜひ考えてみて下さい。
シュラフ、焚火台、鉄板をバックパックに詰める
まずはバックパックの背中側に重量のある鉄板と焚き火台を配置してからシュラフで固定します。この時にシュラフをグッと底に押し付けるようにするのがポイント。これでバックパックの土台が固まります。
ハンモックと付属タープを別々に外ポケットへ挿入
ヘネシーハンモックハイパーライトにはタープが付属していますが、同じポケットには入らないので別々に分けて収納します。この時、タープ側のポケットにコンパクトテーブルとペグも合わせて収納することでデッドスペースをなるべく少なくすることを意識してます。
銀マットをベルトとカラビナで外付けする
銀マットは別売りのベルトで締め付け、ザックの下部に取り付けたカラビナで外付けします。このカラビナはハンモックを設置する時にも使える耐荷重1200kgまで対応しているカラビナとなっています。
こういう外付けをする時はモールシステム(PALSやウェビング等の)ベルトに専用クリップを取り付けてガッチリ固定した方が良いのですが、ちょっと難しそうだったのでプラプラ状態で外付けしてます。
ナイフ、手斧、折りたたみ式ノコギリ、火吹き竹を右サイドポケットに収納
火吹き竹がとにかくスペースを取るのですが、この装備はどうしても外せないので火起こしアイテムとして一緒に収納しておきます。この時にパラコードも小さいカラビナで外付けしておきます。
グランドシート、CBガス缶、洗剤&スポンジを左サイドポケットに詰める
グランドシートはキャンプ場で一番最初に使用するアイテムなので、収納した場所を覚えておきましょう。この時にチタンマグカップとレインカバーも外付けします。
残った小物を本体内部やトップのポケットに格納して完成
外ポケットがいっぱいになったのでUSBランタンやシングルガスバーナー、着替え、ヘッドライトや充電式USBバッテリーなどを本体内部やリュック上部のポケットに収納して準備完了です。バックパック内部のスペースは買い出しの食料&飲料用なので、このスペースをいかに広く作れるかがキャンプ飯の充実に深く関わります。
バックパック1つにパッキングできるとキャンプの自由度が広がる
さあ、バックパック一つにソロキャンプの道具一式をすべて詰められましたか?これが出来るようになるとキャンプの行動範囲がぐんと広がります。
車やバイクまで道具を取りに戻らなくても良いので、車の乗り入れが出来ないキャンプ場や、徒歩でしか行けないキャンプ場でも気軽にキャンプが楽しめ、さらには一度荷物をコンパクトに出来たのなら今度は好きなだけ拡張することも可能になります。
本来、もっと多くのアイテムを積載できるスペースがあるのに、あえて必要最小限のギアに絞ったことで、これまでより自由度が広がったのです。そう、これがウルトラライトキャンプの醍醐味。
私がキャンプツーリングで乗っているバイクは、125ccの原付バイクと1200ccの大型バイクの2種類ですが、どちらも積載しようと思えばこの倍ぐらいの装備は余裕で乗ります。荷台にバッグを括り付けてしまえば、わざわざ背負う必要もありません。
では、なぜバックパック1つにこだわるのか、それは、、、
カッコイイから!それだけ!!以上!!!カクタスでした!
ギア
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