登山で使う道具は軽量・コンパクトで高性能なものが多く、そのままキャンプシーンでも大活躍するギアが沢山あります。今日は日帰り登山でよく使われる道具に絞って、キャンプでも大活躍間違い無しの登山ギアをご紹介いたします。
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目次
キャンプでも使える汎用性の高い登山ギアおすすめ10選
登山用座布団
登山中、ちょっとした休憩をしたい時や、山頂で昼食をとりたい時に便利なのが登山用座布団です。
山には必ずベンチがある訳ではなく、地面や岩場に直で座るケースが殆どです。地面が濡れていたり汚れていることもあります。そんなとき登山用座布団があれば、お尻を濡らしたり汚したりすること無く、どこにでも腰かけて快適に休憩ができます。
登山用座布団で有名どころといえば、サーマレストのZシートやNEMOのチッパーあたりでしょうか。軽量・コンパクトなのに、大変丈夫で断熱性が高く、水が染みてこないという高性能っぷりです。
キャンプシーンでは大型のドームテントやツールームテントでの、快適なお座敷スタイルの手助けをしてくれます。
お座敷スタイルはとても楽ですが、長時間快適に座り続けるには地面の固さやデコボコ、冷気などからお尻を守るために、厚手のマットや銀マットを敷いて対策をする必要があります。登山用座布団があれば、簡単に地面のゴツゴツや冷気をシャットアウトできて、長時間座っていても快適です。
お座敷スタイルだけではなく、シェルターやタープ下で椅子に座るスタイルでも大活躍をします。椅子の座面に登山用座布団を載せるだけでクッション替わりになるので、長時間座っていてもお尻が快適です。
登山用座布団があるだけで、いつも以上にお尻に優しいキャンプを楽しむことが出来ますよ。
OD缶ガスバーナー
ガスバーナーはキャンプシーンでは無くてはならないものですよね。ガスバーナーで使われるガス缶には「CB缶」と「OD缶」の2種類があり、キャンプで使われるガス缶は、個人的な印象ではコンビニやスーパーでも手に入れやすく、コストが安い「CB缶」のほうが人気がある印象です。
しかし登山用途においては、耐寒性能や出力が強く、コンパクトなOD缶が主流です。
登山でOD缶が支持される理由はもう一つあって、ガスバーナー本体が大変コンパクトな設計のものが多いところにあります。登山では如何に荷物を軽量化させるかに重点が置かれるので、OD缶のガスバーナーが支持されているわけですね。
CB缶のタイプのガスバーナーと比べると、大きさの差は歴然です。OD缶のガスバーナーは軽量・コンパクトで嵩張らない上に、炎も安定して冬でも火力が低下し辛いので、キャンプでCB缶タイプをお持ちの方でも、予備としてOD缶タイプを持っておくと便利かもしれませんよ。
カトラリー
登山で愛用されるカトラリーは軽量・コンパクトが重視されるので、分解できる箸や、フォークとスプーンが一体型になったものが人気です。
素材はステンレスから木製、チタンまで様々です。この辺りはお好みになるかと思います。
キャンプシーンでも登山用のカトラリーは大活躍します。普段使いするにはちょっと使いづらいというのが個人的な感想ではありますが、登山用のカトラリーを使うだけでアウトドア感がグッと出てきますよ。
クッカー
山頂で食べるご飯は格別です。特にガスバーナーやクッカーで自炊した料理を食べる瞬間はこの上なく至福の時です。
登山用のクッカーは軽量・コンパクトで嵩張らないことは勿論のこと、如何にスタッキングできるかというのも大事な要素です。クッカーのスタッキングはそれこそ沼で、最高の組み合わせを探し求めるとキリがありません。
クッカーの中にOD缶やライター、ガスバーナーが綺麗に収まった瞬間は快感です。登山家の間では「クッカー沼」と呼ばれているそうですよ。
キャンプでは、登山用途のクッカーだと料理をするには小さすぎるので、食器として活躍することになると思います。
キャンプで使うクッカーは、一般的に複数人の料理を作ることが出来る大きさなので、あまり食器代わりにはしないイメージがあります。食器=シェラカップが一般的ですよね。キャンプシーンでは食器代わりに使うと食器の幅が広がり、食卓が楽しくなること間違い無しです。
チタンマグ
チタンマグはキャンプシーンでも人気のギアです。お持ちの方も多いかと思います。チタンは大変軽量なので登山には最適です。モノによっては直火にかけられるものや、蓋付きもあるので、チタンマグだけで調理ができてクッカー要らずです。
チタンマグをザックにぶら下げている登山者をよく見かけるのですが、登山界隈ではちょっとしたトレンドなんでしょうか。
勿論キャンプシーンでも大活躍です。暖かい飲み物を飲むには最適だとおもいます。なんといって飲み物がぬるくなっても、そのまま暖め直すことができます。キャンプ感がぐっと高くなるマストギアですよ。
ナルゲンボトル
ナルゲンのボトルはキャンプシーンでもお使いの方が多いかと思います。軽くて気密性があり、熱湯を入れても凍っても大丈夫という、丈夫な作りなうえ、匂いがうつらない構造ということもあり、とにかく万能です。
こんなに高性能な理由は、本来はアウトドアギアではなく化学研究用の装備品として開発された容器なんだそうです。登山では水を入れたり、携帯食を入れたりと、様々な使われ方をされています。
キャンプでも勿論同じような使い方ができますし、容器ごと凍らせて保冷剤代わりにしたり、お湯を入れて湯たんぽ代わりにしたりと、とにかく汎用性が高いです。
匂いが移らないので鍋のスープを仕込んで持ち運んだり、ワインを入れたりといった使い方もできますよね。キャンプをする上で本当に大活躍するギアなので持っていて損はありませんよ。
サーモボトル
保冷力や保温力のある水筒は、キャンプだけではなく、普段使いでも大活躍するアイテムです。夏の登山では冷たい飲み物を、冬の登山では暖かい飲み物を直ぐに飲めるので登山でも愛用者が多いです。
キャンプではSTANLEY(スタンレー)やKlean Kanteen(クリーンカンティーン)のボトルが定番です。お持ちの方も多いのではないでしょうか?
キャンプ用途のボトルは登山でも勿論使えますが、重いので登山ではあまり見かけません。登山で定番の2大ボトルといえば、THERMOS(サーモス)の山専ボトルとモンベルのアルパインサーモボトルです。
軽量なのに丈夫な設計になっていて、保温力がケタ違いに高いという高性能っぷりです。なんといっても6時間後の保温効力が80℃近くあるので、山頂でわざわざお湯を沸かさなくてもそのままカップラーメンにお湯を注げる程の保温力です。その為、日帰り登山ではマストギアです。
キャンプシーンでは既にほかのボトルをお持ちの方でも、予備のボトルとして大活躍します。お湯や水をいれるボトルは数本あっても多すぎることはありません。登山用のボトルは軽量で邪魔にはならないので、なにかと便利ですよ。
手ぬぐい
え?手ぬぐいが登山ギア?私も今まではそう思っていました。実は手ぬぐいは登山家の間では誰もが持っている超マストギアなんです。
山小屋の売店には必ずといっていいほどオリジナル手ぬぐいが販売されていることからも、いかに登山で愛用されているかが良く分かります。
軽量で速乾性があり、応急処置で止血対応や、熱いのもを掴んだり、帽子に挟んで日差し除けなど、とにかく万能です。登山には無くてはならないもの。それが手ぬぐいです。
勿論キャンプシーンでも大活躍です。手ぬぐいってこんなに便利で万能なんだと実感すること間違い無しです。お値段もお手頃なので、キャンプで使ってみてはいかがでしょうか?手ぬぐいが1枚あれば本当に色々なことが捗ります。
エマージェンシーキット(ファーストエイドキット)
登山中にケガをしたり、具合が悪くなったり、虫に刺されたりしても、すぐに対処ができない環境にいます。下山するまでに時間がかかるので、ファーストエイドキットは登山をする上で必須のアイテムです。
また、最悪遭難した場合に備えてエマージェンシーシートやサバイバルカードも入っているので、緊急時に役に立ちます。登山をしない方でも、災害に備えてお持ちのかたもいらっしゃるかと思います。
キャンプでもエマージェンシーキットを持って行くと、なにかと便利です。特にケガや虫刺されはキャンプ中でもよくあることです。楽天やamazonで検索すると、必要なものがまとまったセットが販売されているのでお得ですよ。キャンプだけではなく、非常事態に備えて車に積みっぱなしにしておけば安心です。
トレッキングボール
最後に登山の必須ギアであるトレッキングポールのご紹介です。一言でいえば山用の杖とでもいいましょうか。一見キャンプとは全く関係のないギアに思えますが、キャンプシーンでも大活躍します。
トレッキングボールがあれば、テントの入り口やサイドにあるキャノピーを跳ね上げるアップライトポールの代わりにできます。
トレッキングポールは軽量でコンパクトになるので嵩張りませんし、高さの調整も細かくできます。キャンプ場でトレッキングポールを使ってキャノピーを跳ね上げているキャンパーさんを見ると、只者ではない雰囲気を感じますよね。
そのだめだけにトレッキングポールを買うのはちょっと違いますが、登山デビューをするきっかけになるかもしれませんね。
1粒で2度おいしい登山道具でアウトドアの幅を広げよう
いかがでしたか?キャンプと登山では共通して使えるギアが結構あります。
但し、キャンプメインで使うギアがそのまま登山で使えるかといえば、重量や容量の関係で、そうもいかないギアが多いです。逆に登山メインで使うギアはそのままキャンプでも流用できるものが殆どです。登山ギアって優秀ですよね。
ネックを挙げるとすれば、登山ギアは軽量・コンパクト重視の設計なので、その分お値段も張ってしまうところと、快適性は多少犠牲にしているところでしょうか。
その代わり、キャンプシーンで流用すればギアの積載問題の解決にもつながることと、なんといっても1つの道具で登山とキャンプ両方を楽しめてしまうという、1粒で2度おいしい効果があります。
キャンプだけに留まらず、アウトドアの幅を広げてみたい方は、登山ギアにも着目してみてはいかがでしょうか。
ギア
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