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秋の山菜一覧|9月、10月、11月に採れる山菜の種類

秋の山菜一覧|9月、10月、11月に採れる山菜の種類

ヤマボウシ

ヤマボウシの実

ヤマボウシはミズキ科ミズキ属の落葉高木の一種で、秋に熟す独特な形の果実を食用にします。

私自身は本種を食べたことが無いため(見つけたのですが熟す前に全て採られていました)またしても本の受け売りになりますが、味はマンゴーに似ていてとても甘いそうです。

ヤマボウシの花

これも実がついていれば簡単に見分けられますが、シーズン外であればミズキ科特有の綺麗なカーブを描く羽状脈と、独特な形の花を目安にしましょう。

マタタビ

大量に実ったマタタビの果実と蔓大量に実ったマタタビの果実と蔓-著者撮影

猫の好物と言うイメージが強いマタタビですが、実は人間も食べられます。

本種は“また旅ができる”という名前の由来を持つことからも分かる通り、様々な薬効を持ち、漢方薬としても利用されます。

夏~秋につける果実はそのままだと非常に辛く、とても食べられませんが、果実酒にしたり、味噌漬けや塩漬けにすることでピリッとした風味を楽しむことが出来ます。

本種もサルナシ同じマタタビ科ですので、どちらかと言うと山奥…それも渓流沿いに生えることが多いですね。住んでいる地域によってどちらが探しやすいかは異なると思いますが。

キクイモ

初秋に咲くキクイモの花初秋に咲くキクイモの花-著者撮影

キクイモはキク科ヒマワリ属の多年草で、秋に咲くヒマワリのような花が目印です。本種の原産は北アメリカで、日本には第二次世界大戦中、食料として入ってきたものが野生化して全国の山野に広がりました。

キク“イモ”の名の通り、地下にできる生姜のような形のイモを食用にするのですが、本種のイモは他のものと比べてデンプンをあまり含まず、代わりに多糖類である“イヌリン“を多く含むため健康食品やダイエット食品として注目されています。

このように外来種とは言え利用価値も高いので、採取する際には一応、根の一部を埋め戻しておきましょう。

ヤマノイモ

ヤマノイモの葉・蔓・花ヤマノイモの葉・蔓・花-著者撮影

ヤマノイモはヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で、市場には一般的に“自然薯”の名で出回ります。

本種は晩秋に出来る大きな芋を食用にしますが、これを掘り出すのは非常に難しく、特に固い山の土にできるものを採ろうと思うと丸一日かかることもあります。他に、秋には蔓に“むかご“をつけるため、体力によほど自信のある方以外はこれを楽しむにとどめておきましょう。

むかご”は生で食べるとヌメリがあり、山芋に近いですが、火を通すと豆のような風味があって面白いです。

クルミ

オニグルミ

クルミと一口に言っても様々な種類がありますが、日本に自生するもののほとんどは“オニグルミ”と言う種類で、売っているものに比べると可食部は非常に少ないです。

自生種は主に河川敷などで見られますが、たまにリスなどが運んできたのか、山奥などで殻が落ちていることがあって一瞬混乱します。

本種は種の中の“仁“と呼ばれる部分を食用にしますが、未熟な果実には柑橘類のような香りがあり、これによって見分けることもできます。

行楽シーズンも山菜採りを楽しもう!

ここまで秋に採れる山菜や果実類などを紹介してきましたが参考になりましたでしょうか。秋には山菜採りと並行してキノコ狩りも盛んに行われ、色々な意味でアウトドアのベストシーズンと言えます。

この記事を見ていただいた皆さんも、これを機に近所の山に行ってみてはいかがでしょうか。

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  • フリーランスライターとして日銭を稼ぎ、道端の雑草を食べながら日々を生きています。フィールドワーク全般が趣味で、野草・薬草・キノコについて勉強中です。

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