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簡単山菜レシピ|自分で採った山菜を料理してみる

自家製マスタードとハーブソーセージsam
前回までの記事では四季の山菜や、山菜採りに必要な装備・心構えなどの話をしてきましたが、当然、山菜は採るだけ採ってそれで終わりでなく“食べる”ところまで含めてのレジャーですよね。

という訳で、この記事ではすでに紹介済みの山菜たちの中から、著者が実際に食べたことのあるものをピックアップして美味しいレシピを紹介していこうと思います。

この山菜がこんな風に使えるの!?…と言うようなレシピもいくつか載せておりますので楽しみながら読んで頂ければ幸いです。

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フリーランスライターとして日銭を稼ぎ、道端の雑草を食べながら日々を生きています。フィールドワーク全般が趣味で、野草・薬草・キノコについて勉強中です。

いろいろな山菜を料理してみよう!

フキ・ふきのとう

/河原で採れた大きなフキ-768x1024初夏の河原で採れた大きなフキ-著者撮影

数ある山菜たちの中でも“タラの芽”と並んで有名なフキ

スーパーで買おうと思っても一部の地域以外は既に調理済みのものしか売っていなかったりして、なかなか美味しいものに巡り合うことは出来ない事かと思います。

しかし、天然の、それも採りたてのフキは非常に香りが強く、初春に出るふきのとうなどは余計な手を加えず、ただ天ぷらにするだけでも春を感じられる上品な料理に仕上がります。

また、春以降に採れるフキもアク抜きをすれば、なんとあの大きな葉っぱまで食べられるのです。

ここからはフキのアク抜きの方法とフキの佃煮のレシピを紹介していきます。

フキのアク抜きの仕方

  1. フキの茎と葉を包丁で切り分ける
  2. 茎は皮を剥いてたっぷりのお湯で3分ほど塩ゆでする
  3. 茎が茹で上がったら、すぐに氷水にとっておく
  4. 葉っぱはたっぷりの水で茹でこぼした後、水を変えながら水の色が変わらなくなるまで茹でこぼし(大体3回程度)、茎と同じように氷水にとる

全草使える!簡単フキの佃煮のレシピ

/フキの佃煮-794x1024フキの佃煮-著者撮影

  1. 鍋(フライパンでも可)にフキの茎と、刻んだ葉を入れ、それらが全て浸かるように醤油・料理酒・味醂を同量ずつ入れる。
  2. そこに砂糖を適量加えた後、弱火でじっくり煮詰め、水分がほとんど飛べば完成。

仕上げに葉山椒を添えても良いです。

ワラビとろろ

/近所の山で採ってきたワラビ-1024x768近所の山で採ってきたワラビ[左]と柿の新芽[右]-著者撮影

アク成分に発がん性があるということで忌避されている方も多いであろうワラビですが、しっかりアク抜きをすれば問題なく食べることが出来ます。

以下ではワラビのヌメリを活かした“ワラビとろろ“のレシピを紹介しています。

ワラビのアク抜きの仕方

  1. 鍋にたっぷりの水とワラビを入れ沸騰させる。
  2. 沸騰したらすぐに木灰(重曹でも可)を大匙3杯(量によっても異なります。一食分なら大匙1杯程度でも良いです)ほど振りかけ、さらに10秒ほど待つ。
  3. その後火を止め、冷ましてから汁ごとタッパーなどに入れて冷暗所で一晩おいたら完成。

ご飯のお供に!簡単ワラビとろろ

/ワラビとろろ-1024x768ワラビとろろ御飯-著者撮影

  1. アク抜きしたワラビを包丁の背で粘りが出るまで叩く。初めからこれを作るつもりであればアク抜きの際に木灰を少し多めに入れると良いです。
  2. ある程度細かくなったらボウルに移し替え、生姜とめんつゆを入れて味を調えれば完成。

からし菜の種で作るマスタード

/からし菜の花

からし菜と一般的にいうと、普通は蕾や葉茎をお浸しなどにして食べるものかと思います。

しかし、本種の正式名称はセイヨウカラシナと言い、6月ごろから出来始めるこの種はオリエンタルマスタードというマスタードの原料としても利用できるのです。

せっかくなので、ここではセイヨウカラシナを使った自家製マスタードの作り方を簡単に紹介したいと思います。

からし菜で作る自家製マスタードのレシピ

まずは六月ごろに河川敷などに赴いて、からし菜の種を採取します。鞘を少し触るだけでも種子が弾け飛ぶので注意して集めましょう。

/からし菜-768x10246月ごろのからし菜。初夏には全草が枯れ、種子を残す-著者撮影

種が大量に集まったら(加工すると少なくなるのでかなりの量が必要です)、ゴミなどを分別して新聞紙に広げます。これを天日干しすることによって中に混じった虫などが逃げていきます。

/からし菜の種-768x1024からし菜の種-著者撮影

採ってきたからし菜の種は水洗いせず(洗うと発芽します)煮沸消毒したビンに浸かる程度の量のワインビネガーと共に入れ、冷蔵庫で3~4日保存しておきます。この間、水分が少なくなっていれば適宜ワインビネガーをつぎ足します。

種の体積が採ってきたときの1.5倍ほどにまで膨らんだらミキサー(フードプロセッサー)で潰します。この時にも水分が足りなければワインビネガーをつぎ足して良いです。

/潰すとマスタードの見た目に近くなる-768x1024潰すと黄色く、見慣れたマスタードの見た目になる-著者撮影

この時、お好みで蜂蜜などを適量加えてからビンに戻し、常温で3日ほど発酵させれば完成です。その後は冷蔵庫に入れておけば普通のマスタードと同じくらい日持ちします。

/自家製マスタードとハーブソーセージ-768x1024自家製マスタードとハーブソーセージ-著者撮影

もし興味があれば著者のブログでも採取工程から詳しく紹介しておりますので併せてご覧くださいm(_ _)m

スベリヒユチーズチヂミ

/スベリヒユ-768x1024庭のプランターに生えてきたスベリヒユー著者撮影

初夏から秋口にかけて、その尋常でない繁殖力から雑草として知られているスベリヒユ。ほとんどの人が除草剤を撒いて駆除してしまう事かと思われますが、実は本種はω-3脂肪酸などの栄養素を豊富に含み、健康食としても注目されている食材なのです。

どうせ駆除してしまうのならいっそ食べてしまおう…という事で、以下では著者考案の美味しいレシピを紹介しています。

食べられる雑草!スベリヒユチーズチヂミの作り方

/スベリヒユチーズチヂミ-1024x767スベリヒユチーズチヂミ-著者撮影

  1. スベリヒユを念入りに水に晒した後、しっかり茹でこぼす。これはスベリヒユに含まれるシュウ酸(筍・ホウレンソウなどのアク成分)を除去するためです。
  2. 茹でたスベリヒユをフードプロセッサーなどで液状にする。
  3. 卵1個と小麦粉:片栗粉(1:1)を箸で混ぜて抵抗を感じるようになるまで加え、白だし・塩で味付けをする
  4. チーズをのせてフライパンで焼けば完成。コチュジャンと醤油をつけて頂きます。

スベリヒユはチーズチヂミ以外にもお浸しにしたり、ぬめりを活かしてスベリヒユのなめろうを作ったりと色々と美味しく食べる方法が有ります。こちらも詳細は筆者ブログで紹介しているので、庭先にスベリヒユが生えてきて困っている方は参考にしてみてください。

料理して食べるところまでが山菜採り

ここまで採ってきた山菜たちのレシピを紹介してきましたが楽しんでいただけたでしょうか?

最近では登山やキャンプなどが流行ると共に山菜採りをする人も徐々に増加しており、私個人としては嬉しいですが、やはり人が増えるとその分マナーが悪い人たちの行為も目立つようになってきます。

山にゴミを捨てる人などは論外ですが、他にも採ってきた山菜を“こんな少しじゃどうしようもない”と食べずに捨てる人などもいるようです。

山菜採りと言うのは、普段は人の作ったものを食べている人間が自分の都合と楽しみのためにあくまでも山の恵みを分けてもらっているものという事を忘れず、たとえ少量でも必ず工夫して食べきるようにしたいものです。

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フリーランスライターとして日銭を稼ぎ、道端の雑草を食べながら日々を生きています。フィールドワーク全般が趣味で、野草・薬草・キノコについて勉強中です。

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