岩本利達
幾何学的なデザインが美しい!愛知の工場発の「サスラヲ」がクラファン開始

幾何学的なデザインが美しい!愛知の工場発の「サスラヲ」がクラファン開始

モノづくり王国「愛知県」。ここ最近は新潟県燕三条にも負けない技術力を、アウトドアギアにも活用する企業が増えてきている。今回取り上げるのは、愛知県愛西市の有限会社大伸が新たに作ったアウトドアブランド「サスラヲ」。

第一弾商品としてクラウドファンディングMakuakeにて、2022年3月6日からプロジェクトを始めた焚火台「yamashikaku」の幾何学的な美しさに注目だ。

ひっくり返して使える2WAY焚火台

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今回プロジェクトとして始まった焚火台の名前は「yamashikaku」。これは2Way形態の名前をそれぞれくっつけたもので、三角が上になっている状態が「yama」、正方形が上になっている状態が「shikaku」となる。ステンレスの丸棒を曲げて作られた形状は、幾何学的な美しさを持ちながらもギア感ある雰囲気も持っているのが素敵だ。

yama状態では薪を遮るものが少なく、直火と同じような焚火の雰囲気を楽しめそう。一方shikakuの方は枠がしっかり出来ているので、網を置いて調理するのに向いてそうだ。火床の板もただモノではなく、中央がへこむように折り加工されており、全体の美しさを際立たせている。

折りたためない、だから頑丈

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有限会社 大伸の職人が一つひとつ丁寧に曲げ、溶接加工を施して作っているため、非常に頑丈。最近はコンパクトになることがメリットとなる焚火台も多い中で、無駄な機構を省き、シンプルに溶接することで抜群の頑丈性を誇っているそうだ。ピッタリ入るトランクカーゴがセットになったリターンもあるので、運ぶのにはそこまで困らないハズ。

受け皿についても熱でゆがまない配慮をしているとのこと。経年使用によりゆがんでしまったとしても交換サービスもあるので、長く使い続けることが出来るだろう。

同時リリースの「makitate」も面白い

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同時にリリースされたmakitateはステンレスの棒を組み合わせた焚火用の便利グッズ。ひねって自立させることで、薪を立てかける事が出来るのである。いわゆる合掌型と言われる薪の置き方をサポートすることが出来、中央に火種を入れれば比較的楽に焚火を始めることが出来るだろう。

そこまで大きなギアでもないので、焚火セットに忍ばせておくことも出来る。焚火台に設置する面積も狭いので、焚火台はそこまで選ばなさそうだ。

今後もステンレス分野で期待できそう

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サスラヲを手掛ける有限会社大伸は、金属加工の中でも難易度の高いステンレスの曲げや溶接加工を得意としている。ご存知の方も多いと思うが、ステンレスは頑丈で腐食しにくいということからアウトドアギアにも多く取り入れられている素材とあって、今後の展開にも期待が出来そうだ。まずはプロジェクトページから、第一弾のプロダクトを見てみて欲しい。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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