そろそろ冬キャンプでも…と思った12月上旬、雪が降り始めるこの時期の東北のキャンプ場のほとんどは11月末でオフシーズンになってしまう所がほとんど。通年営業の所もあるけど、どうせならこれまで利用した事の無いキャンプ場を…と探して見つけたのがココ「達居森と湖畔自然公園キャンプ場」です。
寒くなってきたし、もしかすると完ソロも有り得るかも!?…と向かってみると、あまりのキャンパーの多さにびっくり仰天!冬でも人の多さに圧倒された達居森と湖畔自然公園キャンプ場を紹介していきたいと思います!
目次
達居森と湖畔自然公園キャンプ場の基本情報
達居森と湖畔自然公園キャンプ場は、宮城県内のキャンパーの中では有名な人気の無料キャンプ場でした!
所在地と利用料金
連絡先 | 大衡村市役所 |
---|---|
所在地 | 宮城県黒川郡大衡村大瓜牛野 |
営業時間・定休日 | 4月〜12月下旬まで |
電話番号 | 0223-45-5111 |
料金 | キャンプ場:無料 水道のみ有料 |
交通アクセス(車) | 東北自動車道築大衡ICから車で約25分 |
達居森と湖畔自然公園キャンプ場は最寄りの大衡ICから約25分、仙台市からも高速道路を使わずに50分程度の距離というアクセスの良さを誇ります。
ただアクセスは良くてもダムがある結構な山の中なので、食材や薪などの必要なものは事前にしっかり準備して向かいましょう!
寒さが厳しくなってきた12月上旬に利用させてもらいましたが、満員御礼の大盛況ぶりに驚きました!
予約は申請フォームから忘れずに!
誰でもいつでも利用出来る達居森と湖畔自然公園キャンプ場ですが、平日16時までにHPから事前の申請が必要です。
申請フォームに入力して送信するだけで、特に受付や確認事項などはありませんが、ルールに従って忘れずに行いましょう!
達居森の湖畔自然公園キャンプ場施設紹介
想像よりもかなり…いや、無料と思えないくらいに超〜広いキャンプ場でした!
縦に長いフリーサイト!
キャンプ場案内図にある桜の木が密集している場所にも設営可能で、ダムを囲うように作られたキャンプ場のためか縦に長いエリアが広がっていました。
左側が駐車場
冬だったので桜の木はこんな感じでしたが、満開の季節は最高のお花見キャンプが出来そう!
その奥もずっと縦長!道路に沿うようにフリーサイトがありました!
さらに奥から撮影
広場がとても綺麗!
キャンプ場の中心の1段下がったところには立派な広場が広がっていました。
広場に降りてみると、上から見るよりも広く感じます。さすが広場。
四阿(あずまや)もあるので荷物を仮置きしたり、雨の時に雨宿りをしても良いですね。
ここは一応駐車場。譲り合って使いたい
暗黙のルールなのか先に利用している方に倣って停めている為か、駐車場内はほぼ100%縦列駐車。
自分は教習所に通っていた頃から縦列駐車だけは何故だか得意なので大丈夫でしたが、寄せられているものの縦列駐車の弊害でスペースが圧迫されていて狭くなってしまっている印象を受けました。
自信のない方は無理せず一声掛けて詰めてもらったりして、事故やトラブル無く利用したいですね。
対岸は林間サイトが広がります
キャンプ場を散策していると案内図に載っていない所にもテントが沢山張られているのに気付き行ってみると…。
案内図で言うとダムの向こう側
そこにはなんとこんなに立派な林間サイトが広がっていました!
綺麗に刈られた芝生のフリーサイトも良いですが、こっちはこっちで自然に近い感じでめちゃくちゃ雰囲気が良い!
案内図に載っている正規のキャンプ場よりも面積が広く、沢山のキャンパーさんが設営していました。
雰囲気あるわ〜
反対側に見えるのが本来のキャンプ場。ダムの水があったらもっともっと雰囲気出そうな感じ!
どんな表情を見せてくれるのか
冬以外の季節にも利用してみたいです!
炊事場の水道は有料!100円で2分間使えます
達居森と湖畔自然公園キャンプ場自体は無料ですが、水道だけは有料になっています。お金(100円)を投入すると対応した蛇口(左右3つずつ)から2分間水が出る仕組みになっているようです。
反対側はカマドになっていました!
結構昔からあるキャンプ場のようでしたが、通路は広いし大きな汚れもなくて有料キャンプ場みたいに綺麗でした。
トイレは水洗で綺麗!トイレットペーパーは念の為持って行って
達居森と湖畔自然公園キャンプ場のトイレは凍結防止のヒーターも付いているの寒い時期でも使えました!
水道が使える…ということはトイレは水洗!
利用する人も多いからか床も結構汚れているな…とガッカリしましたが、床の塗装が剥げているだけで普通に綺麗でした。
しっかり管理されているのでトイレットペーパーも完備されていましたが、利用者がかなり多そうなので、念の為予備を持っておくと安心だと思います。
駐車場はあって無いようなもの
先ほど少し触れましたが、一応駐車場はあるもののキャンプ場の駐車場に綺麗に停めている方はほぼいません。
その理由はダムをぐるりと囲むように作られているので、敷地内は全て一方通行。
トイレの裏も一応駐車場
その為、対向車が来ないので路上に停めていても大きな問題にならないので、荷物を降ろしてもそのまま停めておく…という流れになるようです。
一応ココが奥の駐車場…のはず
なので駐車場が本来の目的通りに使用されることは少なく、案内図に描かれている駐車場はフリーサイト化していて、対岸の林間サイト的な場所もご覧の通り路駐。
管理しきれていないのか…と怖さも感じましたが、問い合わせてみると通路を塞いだりしないようになっていれば大丈夫とのことでした。
達居森と湖畔自然公園キャンプ場での実際の様子
ウォータータンクさえあれば完全無料。ルールを守って楽しいキャンプを!
基本的にはこっちがオススメ
林間サイト的な対岸もオススメですが、快適に過ごしたいならやっぱりトイレや炊事場が近い方を選ぶのが良いと思います!
その中でも個人的にはトイレの前にあるこの場所がイチオシ。トイレが近い、炊事場も近い、地面はスタッと平らで目隠し代わりの植木もあるしとメリット多し!
トイレ側から撮影。炊事場も近いし景色も良い場所!
トイレの裏も悪くは無いけど…さすがにこっちは近過ぎるかも。
手前は駐車場
ハンモック泊はこちらでどうぞ!
トイレも炊事場なんて遠くても大丈夫だぜ!という方、無骨な雰囲気でキャンプをしたい方は林間サイト側にどうぞ。
夜は氷点下になる日でしたが、テント無しのハンモック泊をする上級キャンパーさんを発見。ネット上でしか見たことがなかったので「これで本当に寝るんですか…?」と声を掛けてみると、あっさりと「ハイ!」と良い返事が(笑)
寝袋も貧弱で寒がりな自分にはまだまだハードルが高くて出来ませんが、ワイルドさに憧れます!
対岸の明かりもまた良い
夜は天候にも恵まれ、澄んだ夜空とランタンの灯りがキラキラと綺麗でした。
そして対岸の灯りもまた良い味を出してくれています。
遠くの夜景を見ているような感じで、いつもと違った雰囲気を楽しめました!
達居森と湖畔自然公園キャンプ場の注意点
無料で人気のキャンプ場ですが、利用者が多い分勘違いが広まっている懸念点。改めて確認したい注意点や気付いた点をまとめてみました!
牛野ダムキャンプ場であり牛野ダムキャンプ場ではない
Googleマップだと「達居森と湖畔自然公園キャンプ場」と「牛野ダムキャンプ場」の2つのキャンプ場が隣接しているようなコメントを見かけましたが、全部ひっくるめて「達居森と湖畔自然公園キャンプ場」のようです。
張り紙にも牛野ダムキャンプ場と書かれていますが
それぞれの呼び方がありますが、簡単に言うと「牛野ダム“の“キャンプ場」ってことです。
タイミングによっては爆音!自衛隊の実弾訓練場がある
着いたそばから「ドドーーン!!!!!!!!」という爆音が響き渡って不思議に思っていましたが、キャンプ場の隣には自衛隊の実弾を使った演習場がありました。
急に大きな音が鳴るので、油断していると結構ビックリします。
キャンプ場は全面直火禁止!
キャンプ場の至る所に直火禁止の張り紙。
マナー的にもですが、山火事になったら本当に大変です
しっかりルールを守って利用しましょう
夜中に侵入者!夜はタヌキが大量発生!
タヌキが出るという口コミを見かけ、どこのキャンプ場でも1匹や2匹はそりゃいるだろ〜程度に思っていましたが、ここは1匹…2匹…どころか、想像を超えたたぬきの大量発生で開いた口が塞がりませんでした。
自分が設営した場所はちょっと地面が硬かったので、今回はペグが刺さり切らずスカートが若干浮いた状態でキャンプをしていましたが、夜中の2時にガサガサ音がして目が覚めるとその隙間からタヌキが幕内に侵入してゴミを漁っていました!!
無惨…蛇口部分から落ちたらしく甚大なダメージ…
急いで追い払いましたが、逃げていく時にウォータータンクをぶっ倒しながら逃亡。
さらに他の方の所でも出現していたらしく「コラーーーーーッ!!!!」と深夜のキャンプ場に怒鳴り声が響き渡ったり…。
焚き火をしている人が近くにいるのにお構いなしにタヌキ軍団が走り回っていました…。
逆走注意!場内は基本一方通行です
紹介してきた通り、キャンプ場内は一方通行になっています。
全体的に道幅は狭いです
どこに設営しようかなぁ〜と悩みながらズンズン進んで通り過ぎてしまうと、再び1周して来なければなりません。
これはなかなか初心者泣かせだと思いました。
冬期間は閉鎖中!事故防止の為守って下さい
口コミでは雪中キャンプをしている写真も見かけたので、確認の為に通年利用可能か問い合わせてみると、雪が降る12月下旬を目安に入口をバリケードで封鎖するとのことでした。
「以前はバリケードをしていなかったので、ネット上の写真はその頃のかも…」という話の流れから、「それでも雪の中を無理矢理入って行って出られなくなった方も過去にいて…かなり大変な事があったんですよ…」と恐ろしい事実を聞かされました。
注意事項は厳守でお願いします!
利用して分かる立地の状況。ここで車が動けなくなったら救助する方もかなり大変だと思いますので、オフシーズン中の侵入は絶対に禁止です。
手前の広場はキャンプ不可だと知って欲しい
ダムの手前に開けた場所がありますが、この場所はキャンプ場ではなく公園なので宿泊は控えて欲しいとの事でした。
自分も問い合わせるまで分かりませんでしたが、Googleマップには【牛野ダム“無料のキャンプ場!“】という書かれ方をしているので誤解されているみたいでした。
広くて整備されているけど…
特にペナルティなどは無いみたいでしたが、トラブルになるような事は避けたい所。
これから行く方は間違えないようにお願いします!
達居森と湖畔自然公園キャンプ場は良いところ!
行く前に調べた口コミでは「達居森と湖畔自然公園キャンプ場は“穴場です!“」という書き込みを見てから向かったんですが、嘘つくな!と言ってしまう位に賑わっている大人気のキャンプ場でした。
全面一方通行、タヌキの大運動会…とこれまでに利用した所では無かった驚きがありましたが、利用して納得のとても良いキャンプ場でした!
無料ということもあり混雑が予想されますが、今度は桜が満開になる春に狙いを定めて今から計画を立てておきたいと思います!
ギア
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