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超軽量な焚き火台「RSRネイチャーストーブ」を使ってみたので徹底レビュー

超軽量な焚き火台「RSRネイチャーストーブ」を使ってみたので徹底レビュー

以前、徒歩キャンプでも持ち運びできる超軽量なN-projectのネイチャーストーブを購入してレビューした筆者。そこへほぼ同じサイズでUL好きには大人気の「RSRネイチャーストーブ」をお借りする事ができたのでウキウキしながら使ってみました!

超軽量でありながら煮炊きが容易にできる等、とても面白い焚き火台だったので、N-projectのネイチャーストーブとの比較も含め詳しくレビューしていきます。

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RSR ネイチャーストーブの概要

RSR(RiverSideRambler)とは源流野営釣行をテーマとした日本のアウトドアブランド。野営装備を抱えて険しいポイントでの釣りを想定してギアの開発をしているので軽量且つ、日本の野営地で扱いやすいギアがラインナップされており、ULギア好きの間でも人気が高いブランドです。

サイズ(使用時) 幅22cm×奥行22cm×高さ×14cm
サイズ(収納時) 幅22cm×奥行18cm×高さ×1cm(A5サイズ収納袋)
重量 170g
付属品 難燃布(カーボンフェルト)付き

組み立て方法

パーツは多いですが、完成形が分かっていれば初めてでも組み立てできるほど簡単です

①脚を組み立てる

②U字金具を挿して脚を固定する

③火床のメッシュを乗せる

④風防を取り付ける

⑤ヘアピンを挿して風防を固定する

RSR ネイチャーストーブのメリット

軽量・コンパクト

本体重量が170gと超軽量な焚き火台。サイズは異なりますが、軽量と言われているソロ用焚き火台のピコグリル398でも442gするので、170gは本当に超軽量です。

しかも収納サイズも超コンパクト。薄いA5サイズのポーチに収まるのでバックパックの背面やポケットの隙間に入れて容易に持ち運ぶ事ができます。焚き火をするか分からないキャンプでも、ついでに持って行くか。と気楽に持って行けるサイズ感です。

チタンの風防(リフレクター)

焚き火をする時に困るのが風。風防が欲しくなりますが、風防はけっこう重たい。軽量な焚き火台を使っていても風防を持って行くとトータルで結局重たくなるので、風防を使わないULキャンパーは多いと思います。

しかし、RSRネイチャーストーブはチタン製の薄い板の風防(リフレクター)が最初から付いているので風防を持って行かなくて良い。風を気にする事が無く焚き火ができるし、リフレクター機能もあるので輻射熱で暖も取れます。

煮炊きに最適な燃焼効率

チタン風防(リフレクター)が付いているので風に強く、輻射熱で暖も取れるメリットがあるのですが、RSRのホームページを見ると上昇気流と輻射熱の効果で燃焼を連続させる事ができるそうです。

一般的なネイチャーストーブは一気に燃え尽きる為、煮炊きに使う時はこまめに燃料(小枝)を追加する必要があり、けっこう大変。RSRネイチャーストーブを実際に使用してみると、確かに一定時間安定して燃えるので煮炊きに使いやすいネイチャーストーブだと思いました。

紛失しやすい部品は安価な既製品を使用

この考え方は凄く良いと思ったのですが、チタン風防(リフレクター)を固定する時に使用するのはスーパーやドラッグストア等どこでも安価で購入する事ができる「ヘアピン」を使用します。

追加購入する時は溶ける可能性があるので玉付きヘアピンを避ける必要はありますが、わざわざ専用品を追加購入する必要が無いので安心です。

カーボンフェルト付き

焚き火シートが付属している焚き火台はあまり無いですが、RSRネイチャーストーブには地面を保護する為のカーボンフェルトが付属しています。ガラス繊維で出来ているスパッタシートよりカーボンフェルトの方が断熱性は高いので、火床が低いネイチャーストーブを使うならカーボンフェルトが良いと思います。

デメリット

大きめの薪は使えない

販売されている薪のイメージ

これは当然なのですが、そもそもキャンプで使用する事を想定していないのでキャンプ場で購入する様な大きめの薪は入りません。使う場合はある程度細かくカットしないといけないので相当めんどくさい。

風防を外してしまえば大きめの薪も乗せれますが、この焚き火台の燃焼効率の良さが失われてしまいます。大きめの薪をメインで使う方は考えた方が良いかもしれません。

キャンバス生地のポーチ

本体は超軽量・コンパクトですが、収納ポーチはキャンバス生地なので素材は超軽量とは言えません(そもそもA5サイズなので軽量ではありますが…)。そしてキャンバス生地の場合、汚れたり濡れたりすると扱いづらい。もしかしたら焚き火台が熱をもっていても素早く撤収できる様に熱に強い生地を使用しているのかもしれませんが、筆者が実際使用するならジップロックに入れ替えて持ち運びします。

RSRとN-projectのネイチャーストーブの燃焼比較

今回は、ほぼ同じサイズのN-projectのネイチャーストーブと使用感が違うのか、百均で売っている焚き付け用の薪を使って燃え方を比べてみました。

①サイズ感はほぼ同じ。

②火を入れるとN-projectネイチャーストーブが先に燃え上がりました。

③本燃焼になると風で暴れるN-projectネイチャーストーブの炎に対して、RSRネイチャーストーブは五徳中心で高く火柱をあげています。

④途中でN-projectネイチャーストーブの炎がなくなったので火吹き棒で風を送って復活させました。

⑤ほぼ同時に燃え尽きました。

⑥燃焼後の灰の状態を確認するとRSRネイチャーストーブは薪の形を残さず燃えつくしていましたが、N-projectネイチャーストーブは薪の形を少し残しています。

感想:どちらも良く燃えたのですが、N-projectネイチャーストーブは一気に燃えて炎は落ち着くので、途中で薪を動かしたり火吹き棒で風を送ったり少々手を加えました。RSRネイチャーストーブは風防(リフレクター)のお陰で、ほぼ手を加えず安定した火力。やはり調理向きだなと思いました。ただし、N-projectネイチャーストーブは大きめの薪も使えるメリットがあるので使用用途によって好みは分かれると思います。

野営で煮炊きをするならRSRネイチャーストーブ!

超軽量・コンパクトなネイチャーストーブなのに風防(リフレクター)で火床が囲まれているので、効率的な燃焼で煮炊きができるのは最大のメリット。

RSRネイチャーストーブなら五徳と風防が不要なので焚き火セットをトータルで考えても、とてもUL(ウルトラライト)だと思います。

キャンプ場で大きい薪を使って焚き火をしたい方には向かないですが、野営で小枝を拾って煮炊きをしたい方ならぴったりな超軽量ネイチャーストーブです。

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  • アウトドア未経験から突然ソロキャンプに目覚めバックパックを背負って徒歩キャンプをしています。 ストイック過ぎない適度なULスタイルを目指しつつソロキャンプを楽しみます♪

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