「パンダTC+」スカート付を購入しました!パンダTCがあるからいいじゃん。とも言われましたが、やはり冬を考えるとスカート付は欲しい!
予約販売をおこなっていない新型パンダTC+は先着順のネット販売のみ。発売当日は18時を過ぎても販売開始がされず「気づいたら在庫切れのパターンか…」と半ば諦めリロードしたら「購入ボタン」がオレンジに!
Yahooショッピングの注文確定をマッハで済ませ、購入完了!注文から約1週間、ついに届いたので早速試し張りに行ってきました!
そこで今回は従来のスカート無しのパンダTCと、新型スカート付のパンダTC+と何が違うのか?スカート付きはどうなの?等、新型と旧型2つ並べて、徹底的に皆様にお伝えしたいと思います。
本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。
目次
パンダTC プラスとは
WILD-1のオリジナルブランド、テンマクデザインから発売されている、コラボテントです。コラボはイラストレーター、漫画家としても有名なこいしゆうかさん。何とも言えない可愛らしいパンダのロゴが特徴的です。
今回、購入したパンダTCプラスはポリコットン素材が使われたパンダTCの後継モデルであるスカート付のテントになります。
以前から「スカート付発売しないのか?」「スカートが無いから自作でスカート付けました」などなど、スカート付を待ちわびていたパンダTCオーナーも多かったはず。発売から約2年8カ月。ついにスカート付が製品化!
初回販売から10分で在庫切れ。そんな人気商品、パンダTC+の魅力と従来のパンダTCとの差についてお伝えします。
結果)旧型と新型の違いは何?
- スカートが標準でついた。
- テントの裾にあった赤いラインが無くなりベージュ一色になった。
- インナーテントが縦配置可能に。
- インナーテントに縦向き用の入り口が増えた。
- 収納袋のメッシュ部分が変わった。
- 本体の重量が約1kg増えた。
スカート以外にも微妙に変化とバージョンアップがあるパンダTC+。設営写真、横に従来のパンダTCを並べて皆様に詳しく違いをお伝えしていきたいと思います。
開封の儀
届いた箱をそのまま持ち込みました。梱包された箱の外側に保証書があるので捨てないように注意。
従来のパンダTCは横型の箱でしたが、パンダTC+は縦型。
デザインが精錬された気がします。
箱裏に記載されたパンダTC+の詳細なスペック。
フライシート、インナーテントの詳細サイズも記載された箱。
パンダTC+のスペックと旧型と比較
新型パンダTC+と従来のパンダTCのスペック表を横に並べて比較してみます。
品名 | パンダTC | パンダTC+ |
素材 | フライシート コットン混紡生地(TC) ポリエステル65%、コットン35% (表面撥水加工) インナーウォール ポリエステルメッシュ インナーボトム ポリエステルタフタ68D (PUコーティング) ポール アルミ(22mm径) |
フライシート コットン混紡生地(TC) ポリエステル65%、コットン35% (撥水加工) インナーウォール ポリエステルメッシュ インナーボトム ポリエステルタフタ68D (PUコーティング) ポール アルミ(22mm径) |
耐水圧 | インナーボトム:1,500mm | インナーボトム:1,500mm |
収納サイズ | (約)490×250×160(高)mm | (約)530×270×190(高)mm |
組み立てサイズ | フライシート (約)2700×2700×1700(高)mm インナーテント (約)2500×1150×1550(高)mm |
フライシート (約)2,700×2,700×1,700(高)mm インナーテント (約)2,500×1,150×1,550(高)mm |
重量 | 総重量 (約)5,44kg (ポール/ペグ/張り綱/収納ケース含む) 本体 (約)3.55kg (フライ/インナー) 収納ケース (約)260g |
総重量 (約)6.28kg (ポール/ペグ/張り綱/収納ケース含む) 本体 (約)4.38kg (フライ/インナー) 収納ケース (約)260g |
同梱物 | ポール×1 張綱×4 ペグ×12 収納袋 |
ポール×1本 張綱×4本 ペグ×14本 収納ケース |
新型と旧型の付属品は一緒?違いは?
テント本体を箱から取り出し、付属品を確認していきたいと思います。
左からテント本体、インナーテント、取り扱い説明書、収納袋。
左からテント本体、インナーテントの上にポール、ペグ、張り網。
基本的に従来のパンダTCと付属品、同梱物は何も変わりません。
パンダTC+を実際に設営してみる
付属品を確認した後は、設営をします。
設営方法はパンダTCと変わらないので省略します。
詳しい設営方法は以前まとめたパンダTCの記事をご覧ください。
自作スカートはいらない。スカート付!
これが新型パンダTC+の最大の特徴。スカート!テントの4辺にポリコットン生地のスカートがついています。
スカートがしっかりと外からの隙間風を防ぎ、冬はテントの中の温度を暖かく保ってくれます。
スカートの素材もポリコットン(TC素材)なので、扱いやすいですね。
端までしっかりと裁縫されてるスカート。
風が強いとスカートがバタバタするのでちびペグ等で押さえる必要がありましたが、その必要はなさそうです。端の先端にある輪っかに付属のペグ打ち込めばバタつきを抑えられます。
スカートをおろした状態のテント内側。従来のパンダTCのような隙間はありません。
スカートはコンパクトにできる
スカートが不要な時は、スカートの裏側(テントの内側)に各所についているトグルでまとめる事が出来ます。
1辺にトグルは4ヵ所。合計16個のトグルがついていました。
スカートをトグルでまとめた写真。
スカートを3~4巻きした後、トグルでまとめると綺麗にまとまります。
スカートを巻いた状態で内側に押し込むと、周りもスッキリ。
スカートをまとめる前と違い、風通しがよくなりました。
スカートの取り外しはできない。
一時期、スカートの取り外しができる噂がありましたが、縫い付けられているのでスカートの取り外しはできません。
インナーテントが進化した
一見、従来のインナーテントと変わってないと思いきや、インナーテントの仕様も進化していました。
ひとまず従来のパンダTCと同じく横向きにインナーテントを設置します。
するとインナーテントの横に新たなファスナーを発見。
新型パンダTCは横向きだけではなく縦向きにもインナーテントが設置できるように仕様変更されていたのです。
インナーテントを縦向きにできる!
インナーテントを横向きから縦向きに設置してみました。
なぜ縦に設置できるかというと、インナーテントとフライシートを接続するプラスチックバックルがフライシートの入口部分にも追加された事により縦設置が可能になりました。
従来はフライシート、インナーを接続するバックルが4隅にしかありませんでしたが、新型パンダTC+は4隅に加えて、入り口部分にもそれぞれ2ヵ所追加されました。
裏側はバックルに接続できましたが、入口を全開にしていると接続するバックルはありません。入り口を全開にしている時はインナーテントのテープの輪をペグダウンすれば設置完了です。
ペグダウンによりピンっと張る事ができたインナーテント。
インナーテントの入口が増えた!
インナーテントの入り口が縦向き用に増えたので、出入りも楽ちん。
チャックは縦、横、2個ついていました。
横に荷物を詰め込んで、前からサッとインナーテントに入れるようになったのは便利かもしれません。
検証)旧型パンダTCでも縦向きにできるか?
「あれ?これなら従来のパンダTCでも縦設置できるのでは?」と思い、横に従来のパンダTCを張ってみました。
従来のパンダTC(以下、旧パンダTC)のインナーテントをまずは普通に設置。
旧パンダTCのフライシートの四隅にもバックルがついているので、インナーテントの2か所はバックルで接続。問題は、中央側の辺の固定。
という事でインナーテントのバックルがついているテープの輪っかをペグダウン。
前後2か所、ペグダウンします。
インナーテント後ろ側。しっかり張ろうとすると、少しはみでちゃいますね。
新型より一箇所ペグダウンする場所が増えるものの、旧パンダTCでもインナーテントを縦に設置できました。
ただし縦向き用の入口が無いので、横側から入る必要があります。
新パンダTC+ならテント内にバイク、自転車など荷物をぎっちり置いても前からインナーテントに入室できますが、旧パンダTCで縦配置した場合、横から入らないといけないので入口を塞ぐ程荷物は入れられませんね。
あれ?あの赤色のラインはどこにいった?
新型と旧型を並べて気づいた違和感。それは、朱色のラインでした。
新型のパンダTCはベージュ一一色。旧型はフライシートの裾に赤いライン。
個人的には好きだった、裾にあった赤色のラインがなくなっていました。
新型PANDA TC+のおすすめポイント
冬キャンプ対策も抜群。通年利用できるパンダTC
旧パンダTCの最大の欠点であった隙間風、冷気対策。
通年利用しているパンダTCオーナーはその対策として自作でスカートを付けたりして、冬キャンプに挑んでいました。
しかしパンダTC+の登場により冬キャンプはスカート、それ以外の季節はスカートをトグルでまとめて、旧パンダTC同様に風通しを確保する事ができます。
これにより寒い冬キャンプ、暑い夏キャンプ、昼と夜、寒暖差の激しい季節でも、状況に合わせてテントを変化させる事が可能になりました。
安心。パンダタープもつかえる
パンダTCとパンダTCタープの組み合わせで使わっている方も多いはず。パンダTCタープ接続用の輪っかもフライシートの先についていました。
パンダタープのカラビナを付ければ
新型もパンダTCタープも連結して使う事ができます。
ただしタープのペグダウンをする場所によってはスカートを巻き込んでしまいます。
気にならないといえば気にならないし、気になるといえば気になる。少し工夫が必要かもしれませんね。
レイアウトの幅が増えた
インナーテントに縦向き専用の入口が増えた事によりレイアウトの幅が増えました。パンダTCタープと連結した場合、奥行のあるレイアウトが可能です。
インナーテントを設置しても奥行のあるレイアウトが可能になったので、椅子とテーブルを置いてタープ無しでも過ごせそうです。
新型のちょっと気になるポイント
重量が約1kg増えた
やはり影響がでたのは重量。
スカートが新たについた分、約1㎏重量が増しています。
しかし開封前、開封後、収納袋に入れて比べてみましたが、サイズに大きな差は無く、収納時のサイズはほぼ同じでした。
でも、キャンプスタイルによっては1kgの差は重要だったりしますよね。
スカートをまとめるのがちょっと面倒
スカートをまとめるには、1辺4ヵ所、合計16ヵ所のトグルにスカートを巻きつけなければいけません。
冬ならスカートを広げたままでいいものの、暑い季節にスカートをそのままにしておくわけにはいかないので、スカートを巻く必要があります。これがちょっと面倒…。
トグルでスカートを畳んだままでポールを抜いてしまうと、トグルを外すのが面倒です。
サッと使えて、サッと収納できるパンダテントが好きな方にはスカートは逆に邪魔かもしれません。
風通しはスカート無しの方が圧倒的に良い
写真は旧パンダTCのテント内側からの写真です。
地面とテントの間に隙間がしっかりと確保されています。
想像していた通りですが巻いたスカートが少し垂れさがって、旧パンダTCに比べると隙間が少なくなります。
風通しは圧倒的に旧パンダTCが優勢です
お遊び。超パンダ連結
疲れもあり、だるんだるんのテントとタープ。
新型パンダTC+、従来のパンダTC、パンダTCタープを広げたのであればやってみようとパンダシリーズで少しお遊び設営。
全てのパンダを連結してみました。
元々コンパクトなパンダTCタープ。
タープとテントを閉じた状態では椅子一脚すら置けません。
タープを片方あげて、テント入口もフルーオープン。
これはこれで面白そうな生活空間ができました。が、しかし
正しい使用方法では無いので、テントとタープの連結部分がズレてきて何か危うい状態に。
ある程度工夫しないとパンダ3連結で使用するには難しそうです…。
パンダTC+ スカート付は予約購入?
予約購入の受付はしていません。販売日が事前に告知され先着順の販売です。
また、WILD-1の店舗では販売は現状一切無いので、全てネット販売になります。
なので現在、購入できる場所はアマゾンWILD-1店、WILD-1楽天市場店、WILD-1YAHOOショッピング店です。
高額転売に注意。入荷を待とう。
既にオークションサイトで定価以上で販売されているパンダTC+。
個人的にリーズナブルでこのスペックとデザインだから購入価値があるパンダTCだと思うので、転売価格で買うのはもったいない…。
ワイルドワン公式サイトにも明記してある通り、初回販売6月以降も毎月入荷し販売する予定との事です。
今回、WILD-1YAHOOショッピング店で購入した私ですが、サイトが接続落ちして購入争奪戦になっているようには思いませんでした。
何故なら
- アクセス集中等でサイトが落ちない
- 購入可能になった後も余裕で購入ボタンを押せた。
- 購入完了後も購入可能状態になっていた。
販売開始時刻にサイトに張り付いていれば、恐らく購入ボタンを押す前に在庫切れになるという事はなさそうです。
また、パンダTC+の本領が発揮するシーズンは、秋~冬。
まだまだ余裕があるので、7月下旬以降に各公式販売サイトから購入がベストです。
入荷予定はこちらの公式サイトに掲載されています。
スカート無しのパンダTCは廃盤になる。
後継モデルであるパンダTC+の登場により、スカート無しのパンダTCは廃盤(生産終了)になりました。「スカートはいらない!コンパクト重視!」という方は絶対にスカート無しパンダTCをおすすめします。
スカートはいらない!でもパンダTCが欲しい!という方は、在庫処分として安売りされている今が購入時かもしれません。
まとめ。買ってどうだった?
冬キャンプ、雪中キャンプの時はスカート付のサーカスTCを使用していた私ですが、面倒なのは翌日にテントを干さないといけない事。
スカート付パンダTC⁺であれば、サーカスTCに比べてサイズも小さく、簡単に干したり、簡単に撤収できるので個人的には大きなメリットになります。
しかし、ここまで見ていただいた通り、スカート以外に大きな変化は特に無いので「寒い時期はキャンプをしない」「自作スカートがある」という方は、わざわざ買う必要はないと思いました。
「通年利用できる簡単設営のテントが欲しい」「今後は冬もキャンプをしていきたい」と考えている方は、状況に合わせて変化できる新型のパンダTC+はベストな選択になるかもしれません。
日々キャンパーニーズに応えてくれるテンマクデザインの新型テント、パンダTC+。
「パンダTCのスカート付ってどうなの?」と思っている方々にこの記事がお役に立てば幸いです。
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
石油ストーブのコロナからアウトドア気分を高める新ブランド「OUTFIELD」デビュー
ロースタイルにアジャストしたWAQ新商品「WAQ Multi Low Table-S」が大人気
北海道の深川「まあぶオートキャンプ場」はホテル並みに整ったキャンプ場だった!
草木染めは初心者でも簡単にできる!自宅で自然を使って遊んでみよう
SONYのデジカメ「RX100M3」がキャンプや登山の写真撮影でオススメの理由をご紹介
【お家バーベキュー】4種の味付けの熱々の手羽先を手で持ってかぶりつく!
広島県の川真珠貝広場キャンプ場は穴場!広大な芝生と穏やかな川のせせらぎに癒されます
絶景で超人気の「浩庵キャンプ場」は場所取りが大変!知っておくべきポイントをまとめました
道民が語る北海道のキャンプ事情について【装備品・防寒対策・注意して欲しいこと】
林道ツーリングに必要な装備と持ち物&注意点【林道の探し方も紹介】
リビングでも焚き火気分を味わいたい!ちいさな火鉢とリアルな炎に癒される「炎色火鉢」が発売
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
3面構造で炎の揺らめきを存分に楽しめる良コスパ薪ストーブがVASTLANDから発売
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
40Lバックパックでソロキャンプを楽しむ装備一式と詰め方のコツ