テントには様々なタイプが存在します。ドーム型、ワンポール型、どれも捨て難い魅力満載ですが、個人的にはやっぱり軍幕テントのタイプがお気に入りです。
そして軍幕テント人気の火付け役と言っても良いくらい大人気なのがテンマクデザインの大炎幕!今回ご紹介するのはその大炎幕のリニューアル版、その名も「テンマクデザイン 大炎幕FC」です!
大炎幕FCの良い所はもちろん、少し気になった所も詳しく紹介していきたいと思います!
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目次
大炎幕 FCはどんな商品?
大炎幕FCはテンマクデザインの大人気テント「大炎幕」のリニューアル版で、大炎幕には付いていなかったスカートが付いたり、生地がオールコットン製になったりと、細かな改良が加わった大炎幕の完成形とも言えるテントです!
カタカナの製品が多い中で、漢字で「大炎幕」の文字がカッコ良いです。
公式スペックは?
大炎幕FCのスペックは以下の通り。コットン製ということもあり、ポリエステル製のテントと比べると重量はかなり重めです。
製品名 | 大炎幕FC |
---|---|
素材 | フライシート:コットン100% マッドスカート:コットン混紡生地 (ポリエステル65%、コットン35%) グランドシート:ポリエステルオックス210D 収納ケース:ポリエステルオックス210D |
耐水圧 | グランドシート:1200mm |
収納サイズ(約) | 本体:660 × 230 × 280(高)mm グランドシート:390 × 180 × 35 (高)mm |
組立サイズ(約) | 本体:3500 × 2700× 1550(高)mm グランドシート:2050 × 1500× 85(高)mm |
総重量(約) | 10.9kg |
付属品 | ポール×4本、ペグ×16本、ロープ×6本、収納ケース |
そして気になる価格は税込54780円!他のテントに比べて結構高めの値段になっています。
大炎幕FCのセット内容
大炎幕FCの中身はこんな感じで、スカートと同じ色のグランドシートやペグも揃っています。
必要なものは全ては入っているので、ペグハンマーだけ準備すればOKです!
そして同時に前幕とスタンダードインナーも準備!
真ん中がインナー、手前が前幕です
これだけでかなり荷物がいっぱいな気がします(笑)
大炎幕FCはオプション品があると便利です!
本体でも十分快適に過ごせますが、オプション追加でもっと最高な使い勝手になります。
オプションの前幕は是非欲しい!
大炎幕にはより快適に過ごすためのオプションが販売されています。その中でも予算に余裕があるのなら絶対に欲しいのが前幕です。
出典:tent-Mark DESIGNS外から見た時はそこまで広く感じませんが、中に入ると一気に活動範囲が広く感じます。
日差しが強くて見えづらい…
奥に寝床を確保しても、前幕の部分にテーブルやチェアを置いて寛げるスペースが十分にあります。
ソロだと荷物もほとんど入れることが出来るので、タープが無くても朝露で濡れることもなくなるので重宝しますよ!
大炎幕のインナーは2種類!季節やスタイルに応じて検討して!
インナーは季節に応じて対応できる2種類ありました。
こっちはスタンダードインナーと言われるもので、虫や結露、寒さ対策用に位置付けられています。
出典:tent-Mark DESIGNSそしてこちらはメッシュインナーと言われる、全面がメッシュになっているインナーで完全夏用。
出典:tent-Mark DESIGNS通気性を重視し、虫対策に特化したタイプです。
2種類ありましたが東北の夏はとっても短いので、使える時期を考慮してスタンダードインナーにしてみました。
スタンダードインナーでも前面はメッシュになるので、個人的にはこっちがあればメッシュインナーの必要性は今の所ないかなぁという感じです!
ちなみにインナー内部はコットが2枚並べられる広さになっているので、ソロでの使用だとかなり快適に過ごせますよ!
大炎幕FCの設営方法は簡単!
同じ軍幕テントのソロベースはポールを通すのが最初でしたが、大炎幕はペグ打ちから開始です!
ペグ打ちから開始!ペグを打ったらほぼ完成!
広げると少し大きい感じがしますが、設営自体はとても簡単です。
本体のフライシートを広げてペグダウンをしていきます。
後で微調整は可能なのでそこまでキチッとする必要はありません。
ペグを打ったらガイロープもおおよその場所に仮打ちしておくと、後で楽になります。
後で調整が出来る様にペグはまだ浅めです
ポールを通してガイロープで仮固定するとほぼほぼ完成です!
グランドシートは用途に応じて
自分は土間スタイルでキャンプをしているので、グランドシートの出番が今の所ありません。
大炎幕FCのグランドシートは、本体に付いているスカートと同じ材質と同じ色。地面と同じ色になるのでこの点は良いと思います!ただ、これだけだと流石に薄いので、寝床は他のシートやマットをとの併用することをオススメします!
オプションは本体と同時に取り付けて!
オプションのインナーと前幕は本体の設営を同時に取り付ける必要があります。
初めて使うときは「なんとかなるだろう」と一切説明書を読まずに設営を開始しましたが、考えが甘く何度もやり直すハメに…。
最初に本体を立てて付け足していくというやり方は出来ないみたいなので注意です!
大炎幕FCを実際に使ってみた感想!人気の高さはさすがの使い勝手!
大炎幕FCを使ってみて感じた良い所と気になる所をまとめました!
大炎幕FCはソロベースEXよりも大きくて広い!
同じ軍幕スタイルのバンドック ソロベースEXと向かい合わせた写真だとそこまで大きさに差が無いように見える気もしますが、実際に使ってみるとソロベースよりも高さがあるので圧迫感が少なくあまり窮屈さも感じません。
軍幕テント同士でキャンプ!これがやってみたかった!
それもそのはず、ソロベースは完全にソロ用ですが大炎幕はデュオ用。
幕内にはランタンが吊るせます
ソロベースだと寝た時にテントとの距離が近過ぎて身体がぶつかりますが、大炎幕はコットを使ってもまだ少し余裕があります。
テントはソロで使うにしても2〜3人用を選んだ方が快適に過ごせることを身をもって体感しました!
ポールに工夫がされている!
大炎幕FCに同梱されているポールの先端はロープが抜けにくい加工がされているので、使い勝手もよく考えられています。
最近だとオプション品やポール単体の商品ではよくみられるようになりましたが、通常品でのこういう部分まで気配りがされているのは好印象。
地味な部分でもありますが、ロープがズレにくくなってているのはかなり恩恵がありますよ〜!
前幕があることで快適性が格段にアップ!
別売りのオプション品ではありますが、前幕がある事で快適性が段違いに向上します。
同じタイプのテントにはオプション品がそもそもなかったりしますが、拡張性という意味で1歩上を行きます。
スタンダードインナーは凝っている
インナーも別売りになっているので出費がかさんでしまいますが、その分しっかりとした出来になっています。
暑い時にはメッシュで快適に、寒い時や就寝時には完全クローズできる2段階機構になっているのがとても使い易い仕様。
購入前は別売りなのか〜と思いますが、あればやっぱり便利なインナーはオススメです!
大炎幕は親子の使用にもオススメ!
デュオ向けのテントとは言え、大人2人での使用だと流石に窮屈さを感じる大炎幕FCですが、子供がまだ小さい親子ならば絶妙に丁度良い広さだと感じます。
大煙幕FCの試し張りをしていた時のことですが、低学年の男の子とお父さんが大炎幕でキャンプをして過ごしていたのを見てホッコリ羨ましくなりました。のんびり親子水いらずで過ごしていたので話しかけるのはやめましたが、前幕で広げたスペースに向かい合っていて本当に楽しそうでした!
寝る時はくっついて寝たんだろうなぁ〜と思うと、なんだかこっちまで幸せな気分になりましたね〜。子供にとっても良い体験が出来た事でしょう!
幸せそうなあの光景。写真を撮らせてもらえば良かったなぁ〜。
大炎幕FCの注意点!オプションを使う時はしっかり予習をするべし
設営しやすい大煙幕ですが、オプションを使う場合はきちんと説明書を読んでおかないと痛い目を見ます(笑)
オプションのつけ忘れは大変です
初めて大煙幕TCを立てた時にはやってしまったミスですが、インナーも前幕も一緒に設営しないと何度もやり直す羽目になります。
- 本体を設営(ヨシ!完了!)
- インナー取り付け(えっ…?本体と一緒にポールに通すだって…?)
- ふう…やっとインナー取り付け完了
- 次は前幕を取り付けるぞ!(えっ…?これも本体と一緒に…だと!?)
- またポールを外して…ヨシ、前幕取り付け完了
- …つ…疲れた…(汗ダラダラ…)
確認せずになんとかなるだろうで設営を開始しましたが、説明書を一切読まずに挑んだら、こんな感じで何回もポールを外したり付けたり無駄な時間を費やしてしまいました。
大炎幕FCは値段が高い!
大煙幕FCの値段は税込54,780円で、オプションのスタンダードインナーが別売りで税込13,200円、そして快適性を求めれば絶対に欲しい前幕は15,400円です。
欲しい欲しいと思っていただけあって後悔はしていませんが、さすがに80,000円を越えてくるとやっぱりお財布には結構厳しい!
奮発した分これからしっかりキャンプに行って使い倒して行くぞ!と気合いを入れています(笑)
あると便利なスカート標準装備は高評価!ただ色がなぜ黄緑色なのか…
これは完全に好みの問題なのかもしれませんが、マッドスカートの色がなんで黄緑色にしてしまったのだろうか…。
芝生の緑と一体化している!なんて高評価をしている声も聞こえますが、正直これは好き嫌いの分かれるポイントだと思います。
フロントと同じ色の方が個人的には好みです
しかし、濡れても乾き易いようにスカートの材質はコットン混紡生地なので、色はともかく機能的にはしっかり考えられている部分。
機能性はバッチリなのでデザインを重視する方向けの注意ポイントでした。サーカスTCみたいにフライシートと近い色味の方が良かったなぁ〜。
隙間が少し気になる?前幕の設営にはコツがいる!
上手い人ならきちんと張れるのかもしれませんが、自分の実力不足の為か大炎幕FCと前幕の間に少し隙間が目立ちます。
写真は少し暗いですが結構隙間があります
幕内で本体に引っ掛ける部分
調整は可能ですが、しっかり連結される訳ではないので隙間が出来るのは仕方ないのかも?ただ隙間風が極端に気になるということはないので、大きな欠点とまではいきません。
前幕を張り上げるには別途ポールが必要!
キャンプに行ってから気付きましたが、前幕を張り上げるには別途ポールを用意しなければなりません!
クルクルと巻いておけるので不便さは感じませんが…
自分のスタイルに合わせて買い足し出来る様にオプションになっているのだろうと思いますが、せめて前幕とセットになっていて欲しかったところです!
大炎幕FCの総評
大炎幕FCはソロで使っている方をよく見かけるので勘違いしていましたが、デュオ用と知って納得の広さでした。他製品の軍幕テントには無い前幕やインナーも使い勝手が考えられている出来で、このオプションがあることで他のメーカーよりも1歩先を行っている印象です。
マッドスカートの色が個人的に気になる点と、重量が重い点がデメリットではありますが、人気があるだけあってかなりオススメ出来るテントになっていました。
軍幕テントを使いたいけど「荷物が多いし…」や「身体大きいからなぁ…」とを敬遠していた方は、この大炎幕FCならばこの大炎幕FCならばその欲求を満たしてくれることでしょう!
デュオ用ですがソロでの使用で是非!気になる方は検討する価値は十分にあるオススメ出来るテントです!
ギア
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