キャンプクエスト編集部
埼玉「かわせみ河原」コロナ閉鎖から再開した焚き火も可能な無料スポットを紹介

埼玉「かわせみ河原」コロナ閉鎖から再開した焚き火も可能な無料スポットを紹介

埼玉県の寄居町を流れる荒川の河川敷「かわせみ河原」は、新型コロナウイルス拡大防止による行政からの指示により、2022年1月20日~臨時閉鎖していましたが、4月25日から利用再開されることになりました。

川のすぐ近くでバーベキューや水遊びが楽しめて、夏休みには多くの家族連れやグループで賑わう河川敷は、テント設営や焚き火も可能な人気のキャンプスポットとなっています。河原への乗り入れに対して環境美化協力費が掛かりますが、利用人数や区画利用料などは無料でキャンプができる「かわせみ河原」についてご紹介します。

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かわせみ河原の基本情報

住所 〒369-1221 埼玉県大里郡寄居町保田原321先
電話番号 048-581-2121(寄居町役場)
営業期間 通年営業(定休日:水曜・木曜)
利用時間 24時間
利用料 無料
駐車場 環境美化協力費として(※車両一台につき)
二輪車(自転車・バイク等) 1日300円 / 宿泊600円
乗用車(キャンピングカー等) 1日500円 / 宿泊1,000円
マイクロバス等 1日1,000円 / 宿泊2,000円
徒歩入場者 1日100円 / 宿泊200円
※町民の利用は無料
水道・トイレ 有り
公式サイト かわせみ河原の利用について

かわせみ河原は都心から1時間半程度のアクセス良好な立地で、一般的なキャンプ場と比べても格安で利用できるため、気軽にバーベキューやキャンプを楽しみたい人達で賑わうスポットです。キャンプの他にもカヌーや釣り、名前の由来となったカワセミを見られるバードウォッチングも人気。キャンピングカーの入場も可能です。

これまでは寄居町観光協会が運営主体となって河川敷の管理や維持をしていましたが、2022年5月31日で指定管理者の任期期間が満了に伴い、新たに「株式会社まちづくり寄居」が指定されました。6月1日以降の詳細については、決まり次第お知らせされるようですので、利用前に公式サイトを確認するようにして下さい。

2022年6月1日追記 ※定休日と利用申請書

2022年6月1日から指定管理者が(株)まちづくり寄居に変わり、毎週水曜と木曜が定休日となりました。また、7月1日からは入場時の混雑を避けるため、事前にスマートフォンでの利用申請が必要(用紙も可)となります。登録アプリでチェックインをするとポイントが貯まり、ポイントが貯まると平日一泊無料券が貰えるとのこと。詳細は(株)まちづくり寄居の公式サイトをご確認下さい。
寄居町 かわせみ河原 スマートフォン用Web APPはこちら

利用時の注意事項

かわせみ河原の利用ルール

  • 直火禁止
  • 花火禁止
  • 増水時は即時避難

かわせみ河原を利用するにあたり、上記ルールは必ず守りましょう。違反者が増えるとキャンプやバーベキューの利用が制限・禁止される場合があります。

ゴミのポイ捨てや不法投棄、直火している人を発見した方は下記までご連絡下さい。

その他の注意事項やキャンプ場からのお知らせは公式サイトをご確認下さい。

キャンプの予約・申込方法

  • 予約不要
  • 2022年7月1日から、スマートフォン又は用紙での利用申請が必要

かわせみ河原は予約不要で誰でも利用できます。河川敷の再開にあたり、密を避けるため入場できる車両の上限を200台としており、沢山の利用者が訪れる土日や夏休み期間は入場できない場合があります。また利用する際には基本的なモラルを守り、周辺住民や他の利用者の迷惑にならないようにしましょう。

かわせみ河原の駐車場

かわせみ河原はそのまま車の乗り入れが可能なので、駐車場として独立したスペースはありません。どこでも好きな場所に車を止めて、その近くでオートキャンプを楽しめます。

ただし地面が砂地で軟弱な場所があるため、進入する際は十分注意するようにして下さい。スタックした際の引き出しに掛かる費用などはすべて自己負担となります。

かわせみ河原の施設案内

かわせみ河原は誰でも利用できる公共の場所であり、正式なキャンプ場ではないので設備も最低限しかありません。簡易トイレは近くに設置されていますが、水道は無いので、利用する際には飲料用や調理用の水の確保をしておきましょう。

管理棟

かわせみ河原の入口に管理棟が設置されており、入場時にはこちらに環境美化協力費を支払います。環境美化協力費を支払ったら領収書が貰えるので、一時的に退場したり買い出しに行く際には、領収書を見せることで再入場が可能となります。

キャンプ可能エリア

かわせみ河原は中州になっている部分を除いて、どこでも自由にテントを設営してキャンプを楽しめます。河川敷はかなり広く、荒川に架かる玉淀大橋を越えた先にもテント設営が可能です。ただし橋の下を越えるには、4WDなどオフロード仕様の車やバイク、または徒歩で無いとほぼ必ず車の下を擦るかスタックすると思いますので注意して下さい。

川に面している側は砂利や大きな石がゴロゴロと転がっており、森になっている側には草地や芝生が残っています。安定した設営をしたいなら森側がおすすめ。眺めやプライベート感を求めるなら川側が良いでしょう。

フィールドの様子

かわせみ河原のフィールドにはわずかに芝生や草地になっている面が残されています。ただし範囲は狭く、それ以外は基本的に砂や砂利の地面となります。場所によって石が埋まっている場所もあり、テントやタープを設営するなら長くて丈夫なペグを用意しておくか、石を拾ってきて固定、またはビニール袋に砂を詰めて穴を掘って埋めるなどの対処が必要となるでしょう。

水道・洗い場

かわせみ河原の水道は、入場口の反対側に設置されています。道路を渡って行くようになりますので、子どもだけで行かないようになるべく大人が付添うようにして下さい。

洗い場にはシンクが2つと、水飲み場、食器置き場が設置されています。シンクは定期的に清掃されていて、かなり綺麗に保たれていました。水道の数が少ないので、なるべく譲り合って利用するようにしましょう。

トイレ

水道の隣にトイレも設置されています。こちらも河原の入口から道路を挟んだ場所に1ヵ所だけ設置されています。入口から離れた場所に設営すると、トイレまでかなり距離が遠くなってしまいますので注意しましょう。こちらも清掃が行き届いていて、気持ちよく使用できます。

遊具

トイレの隣には子ども用の遊具が設置されていますが、現在はすべて使用中止のようです。施設が老朽化しているからなのか「あぶないから、あそばないで!」という張り紙で封印されていました。子どもと訪れる際は、外で遊べるおもちゃなどを持ってくることをおすすめします。

ゴミ捨て場

ゴミ捨て場は入口の隣に設置されています。燃えるゴミ、缶、ビン、その他の不燃ごみも回収してくれるのはとてもありがたいですね。ゴミ集積時間は午前8時~午後5時となっていますが、午後5時以降にゴミを出す場合はカラス避けネットを被せて、四隅を石で固定するようにすれば良いそうです。

灰捨て場

かわせみ河原の管理棟の近くに灰捨て場も用意されていました。消火されていることを確認してから水たまりになっている所に捨てます。

かわせみ河原のチェックポイント

橋を潜った先もキャンプ可能(※4WD推奨)

玉淀大橋を潜り抜けた先でもキャンプは可能ですが、普通車では高確率でスタックして立ち往生してしまうと思いますので、充分に注意しながら進むかどうか判断して下さい。橋を越える道は4WDでも難所続きとなっており、リフトアップした本格的な四駆仕様でも悪戦苦闘しそうな深い砂地が待っています。

橋の下には何度かトライしたであろうタイヤ跡が見られますが、そこから先にはほとんど轍が残っていなかったので、多くの挑戦者がこの難所で力尽きたであろうことが分かります。

先ほどの難所を越えた先は、ほとんど人が訪れないプライベート感抜群のぼっちサイトが広がっています。ただし、トイレや洗い場からはかなり遠くなるので、本格的な野営用の準備が必要です。

奥に行くほどトイレと水場から遠くなるので不便

かわせみ河原にはトイレや水場が入口近くの1ヵ所しか用意されていないので、入口近辺から埋まっていくようです。入場が遅くなると、かなりの僻地に設営しないといけなくなるため、土日祝日など多くの利用者が訪れる日はなるべく早めに到着するようにした方が良いでしょう。

水面が近いので増水に注意

かわせみ河原は荒川の目の前で設営できるロケーションが魅力的ではありますが、水面からの高さがほぼ無いので、上流での大雨や玉淀ダムの放水時にはあっという間に水位が上昇して川に飲み込まれることになります。サイレンや避難の呼びかけがあった場合は、即撤退して避難するようにして下さい。

近くにある川の博物館は子どもの遊び場におすすめ

出典:埼玉県立川の博物館(かわはく)

かわせみ河原のすぐ近くに、ウォーターアスレチック施設のある荒川わくわくランドや、アドベンチャーシアター、噴水広場や展示室などがある「川の博物館」があります。

園内では水の流力・浮力・圧力・抵抗などを利用した体験ができたり、荒川の歴史や川と人の関わりが学べる展示が行われているので、子ども連れにおすすめの施設です。遠目では観覧車のようにも見える大水車は、直径24.2mもあり、日本一の大きさを誇っているそうです。

かわせみ河原を利用する際に必要な道具

かわせみ河原の近隣にはスーパーやコンビニが揃っているので、食材や飲料の買い出しには困らないですが、キャンプ用品の貸出や販売はしていませんので、バーベキューやキャンプに必要な道具はすべて各自で準備しておく必要があります。

バーベキューコンロ

かわせみ河原では直火が禁止されていますので、焚き火やバーベキューをする際には必ずバーベキューコンロや焚き火台を準備しておきましょう。尾上製作所のイクシードBBQコンロは焼き網部がハンドル操作で5段階に調整可能で、炭の継ぎ足しや火力調整が簡単に行えるおすすめのBBQコンロです。

長めのペグ

かわせみ河原は基本的に砂地のフィールドとなっているため、使用するペグは抜けにくい長めのものを用意しておくと安心です。地面の中には石が埋まっていることもあるので、鍛造製で丈夫なソリッドステーク40、またはソリッドステーク50を準備しておくと、抜けにくく安定したテント設営が可能となります。

ライフジャケット

夏場など川で水遊びをする際には、必ずライフジャケットを着用しましょう。また水辺で小さな子供だけで遊ばせない、飲酒した状態で川に入らない、体調不良時は水遊びをしない等、水の事故を防ぐための基本的なルールをしっかり守って楽しんで下さい。

かわせみ河原は気軽に焚き火やキャンプが楽しめるおすすめスポット

かわせみ河原は一般的なキャンプ場と比べて格安でキャンプが楽しめるおすすめのキャンプスポットです。ゴミの回収や灰捨て場も有り、旅の中継地点としても便利ですし、夏はファミリーで水遊びに訪れるのにもぴったり。平日はソロでのんびり、休日はファミリーで賑やかに過ごせるかわせみ河原は、埼玉県内でも有数のレジャースポットと言えるでしょう。

利用者全員が気持ちよく利用できるように、ルールやマナーを守って正しく楽しんで下さい。

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  • キャンプクエスト編集部株式会社noasobi
  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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