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お手軽に燻製デビュー!tab. 缶スモーカーを使ってみた

お手軽に燻製デビュー!tab. 缶スモーカーを使ってみた

キャンプ飯の中でも定番料理の燻製。やってみたいけれど少しハードルが高く感じている方もいるかもしれません。最近では燻製器の種類がかなり増え、ステンレス製のしっかりしたものだけでなく段ボール製のものやコンパクトなものなど、誰でも手軽に楽しめる燻製器がたくさん販売されています。

今回は、リーズナブルかつ簡単に燻製ができると人気の「tab. 缶スモーカー」を使っていろんな具材で燻製を作ってみました!

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tab. 缶スモーカーとは

tab.は大阪に本社を置く田中文金属株式会社から出ているブランドで、缶スモーカー以外にもクッカーやノコギリ、火バサミなど、日本製の高品質なアウトドア製品を製造・販売しています。

今回ご紹介する缶スモーカーはBBQコンロや焚き火の上で楽しめることはもちろん、別売りの缶ストーブに乗せるのも人気の組み合わせなのでぜひ見てみてください。

セット内容

セット内容は以下の通り。

  • 本体+蓋
  • チップ受け皿
  • サクラスモークチップ(100g)

本体は直径196mm×高さ175mm、アルミメッキでできているのでとても軽く持ち運びも簡単。

今回は使用していないので写真には映っていませんが、サクラのスモークチップもセットになっているので、初めての方でもこのセット1つですぐに燻製ができるのも嬉しいところです。

基本の燻製方法

燻製の方法は記載されている通り、とても簡単な3ステップのみ。

基本の燻製方法

  1. スモークチップ10~30g(一つかみで10g程度)を入れたチップ皿を、バーベキューコンロの上におきます。(スモークウッドの場合は炭火は必要ありません。直接スモークウッドに点火してください。)
  2. 缶スモーカーのアミの上に食材を並べ、チップ皿(スモークウッド)にかぶせるようにセットします。
  3. フタをして食材に合わせて15~50分程スモークします。燻製づくりに強い火力は必要ないので、バーベキューで残った炭で十分です。

定番の食材ごとの目安時間の記載もあるので、初心者の方でも始めやすく安心です。

ここで気になるのが【温燻】【熱燻】という単語。

温燻とは

温燻とはスモーカー内を60〜80℃程に保ち、2〜6時間かけてじっくりと燻す方法。チーズやナッツなど、熱を加える必要のない食材が向いています。

セットになっているスモークチップではなく、スモークウッドと呼ばれる木材の粉を固めた棒を使用するのに向いており、スモークウッドを直接燃やすことで、熱源を必要とせず安定して長時間燻すことができます

熱燻とは

熱燻とはスモーカー内を80~140℃の高温にし、30分〜2時間程の短い時間で燻す方法です。

燻すのと同時に熱を加えることができるので、ベーコンやウィンナーなど加熱が必要な食材に向いています。スモーカー内を高温にするため、熱源を利用してスモークチップで燻すのが適しています

実際に燻製を作ってみた!

実際にキャンプで、焚き火台でBBQをしながらtab.の缶スモーカーを使ってみました。

缶スモーカーの蓋を開けると、中は底がないドラム缶のような作りになっていて、突起が4つついています。

この突起の上に付属の網を乗せれば準備が完了。そこに具材を乗せていきます。

今回はソーセージ、煮卵、ベビーホタテを燻すことにしました。おすすめの具材については後述しますのでぜひ見てみてください。

次に、チップ皿にスモークチップを10~30g入れ、焚き火台のBBQ網の上に置きます。一つかみ約10gとのことですので、2つかみ入れました。

その上から先程の具材を置いた本体をかぶせます。

私はsnow peakの焚き火台Mに五徳を置いて使用していますが、缶スモーカーはコンパクトなので、4分の1ほどしかスペースをとらず、他のスペースで調理する十分な余裕があります。

このまま放置して燻すこと約20分、蓋を開けてみるととても良い香り。簡単に燻製が完成しました!

焚き火で行う場合や、スモークウッドを使用する場合について

今回はスモークチップを炭火の上で使用しましたが、スモークウッドを使用して温燻にしたり、薪の焚き火の上で使用することもできます。スモークウッドを使う場合、チップ皿の持ち手につっかえてスモークウッドが収まらないので、別でアルミ皿などを用意してその上で行うのが良いと感じました。

また、薪の焚き火の上で使用する場合は火力が安定せず、焦げてしまったり香りがつかなかったりなど上手く燻されにくいため、火が弱めの状態で様子を見ながら行うのが良いと思います。

火傷や変形の原因にもなりますので、本体や持ち手の部分が直接熱気に当たらないよう注意しながら行いましょう。

燻製の楽しみ方

使用するチップにより風味が変わる!

今回使用したのはサクラのスモークチップです。tab. 缶スモーカーにもセットで入っている定番の香りですが、使うチップによって食材の風味がガラッと変わるので、慣れてきたらぜひ他の香りも試してみてください。

中でも定番かつ人気なのはサクラ、ヒッコリー、りんごです。

サクラチップ

日本では定番で燻製初心者にもおすすめの香り。香りが強くしっかりしていて肉や魚との相性が良い。

ヒッコリーチップ

欧米で人気の香りで、食材を問わずオールマイティに活躍する香り。サクラよりもスッキリとしていて市販の燻製の風味に近い。

りんごチップ

ほのかに甘みがあり、くせがなく初心者やお子様にも好まれやすい香り。ささみや白身魚などクセがない食材との相性が良い。

複数のチップがブレンドされている種類もあるので、ぜひお好みの香りを見つけてみてくださいね。

tab. 缶スモーカーでの燻製におすすめの具材

チーズやベーコンなど燻製で定番の具材は様々ありますが、焚き火やBBQコンロに乗せて使いやすい缶スモーカーは熱燻に適した具材がおすすめです。また、コンパクトなサイズなので小さめのサイズで楽しめるものがおすすめです。

ここではこの缶スモーカーで燻すのにおすすめな、サイズが小さめで熱燻に適した具材をご紹介します。

ささみ

燻すのと熱を加えるのが同時にできる熱燻に向いているのが肉類ですが、中でもささみはヘルシーで食べやすく、おつまみにピッタリ。りんごのスモークチップと相性が良く、熱燻で15〜20分ほどで出来上がります。

当日クレイジーソルトやニンニクで味付けしても十分おいしいですし、前日にめんつゆなどにつけ下味をつけておくと、ギュッと味が濃縮されるのでおすすめです。

煮卵

いわゆる「くんたま」と言われる燻製煮卵。少し場所はとりますが1個でも食べ応えがあります。最近ではコンビニやスーパーでも味がついているものがお手軽に買えるので、試しやすくおすすめです。

どのチップとも相性が良く、時間は20〜30分ほど燻すと香りがついてきますが、時間が長くなると黄身が固くなってくるのでお好みに合わせて取り出してくださいね。

ベビーホタテ

お酒と相性抜群なのが一口サイズで食べやすいベビーホタテの燻製です。スーパーなどで売っているボイルしてあるものが扱いやすくておすすめです。

クレイジーソルトなどで軽く味付けをして10〜15分燻せば完成。チップはサクラと相性が良いと感じます。水気があると風味が悪くなってしまうので、燻す前にしっかりとキッチンペーパーなどで水気をとるのがポイントです。

tab. 缶スモーカーで手軽に燻製デビュー!

コンパクトでお手軽なtab.の缶スモーカー。焚き火やコンロの上でも使用できるので、いつものキャンプ道具に加えるだけでキャンプ飯に燻製メニューが加わります。燻製をしたことがない方にも扱いやすい商品なので、ぜひtab.の缶スモーカーで燻製デビューしてみましょう!

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  • 映像を作る仕事をしながら、週末はキャンプをしたり山に登ったりしています。冬のキャンプが大好き。

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