キャンプをする為には、テントは最重要アイテムの1つですよね。テントの良し悪しでキャンプの成否が変わってしまうと言っても過言ではありません。
ゆーちゃん
あっちゃん
僕は学生の頃から友達とキャンプを楽しんでいて、その歴は27年と長いのですが、本格的に始めたのはブログを書き始めてから。その中で、様々なテントを8種類ほど使ってきました。
そこで今回は今まで使用したテントにランキングを付けて、それぞれのメリットやデメリットを紹介します。
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目次
今まで使ってきたテントの種類
過去に使ったテント遍歴
キャンプブログを書き始める前までは、キャンプをやってたと言っても今ほど本格的ではなく、キャンプ好きの友人に連れて行ってもらっていたような感じでした。
キャンプの頻度も少なかったので、テントは毎年同じ物。始めはコールマンのテントでしたが、名前は把握していません。タフワイドドーム系の形状だったので、その系統の物だったはず。
その後、友人から購入した海外製のテントは、確かWildwolfとかそんな様な名前のクロスポールのドーム型テントでした。当時、気になって調べてみましたが、ほとんど無名の物らしく情報が出てこなかったのを覚えています。
そのテントを随分長い間使っていて、最後には表面のベタ付き(加水分解)が酷くなった事で、新しいテントの購入に合わせて処分しました。それ以後にブログを書き始めたので、今回は以前に使っていたテントは含めずにランキングを決めています。
選考対象は以下の8種類となります。
比較対象とするテント
- スノーピーク トルテュライト
- ケシュア ARPENAZ 3 FRESH
- ノルディスク ユドゥン5.5
- ヘリノックス Tac.フィールド6.0
- サバディカル スカイパイロットTC
- DOD カンガルーテントM
- サバディカル ギリア
- アンプラグドキャンプ HIDE
テント購入までの流れ
僕がはじめに購入したのは、スノーピークのトルテュライト。この時、もう限界だった古いテントを処分しています。スノーピークが大人気の時で、朝からアウトドアショップに並んで購入しました。
ゆーちゃん
あっちゃん
次に購入したのは、ちょっと小振りなケシュアのテント「ARPENAZ 3 FRESH」。ケシュアのテントと言ってもポップアップ式ではなく、ツーリング用のクロスポールのテント。それでも素早く設営ができるものでした。
それからあまり期間をおかずに購入したのが、ノルディスクのユドゥン5.5。おしゃれなテントが欲しくてノルディスクのアスガルドやアルヘイムを検討したのですが、ちょっと予算的に合わず、当時比較的安く買えたノルディスクのユドゥン5.5にしたんです。
その後、今度は大きなシェルターに憧れて、発売間もないヘリノックスのTac.フィールド6.0を購入。これは2回使ってから、サバディカルのスカイパイロットTCへと流れます。
ゆーちゃん
あっちゃん
ヘリノックスのTac.フィールド6.0が強風に煽られて飛ばされそうになり、焦ってロープを掴んだら怪我をしてしまいました。そんな嫌な思い出と、新しく販売されたシェルターが欲しくなった事もあり、比較的早く買い替えてしまったんです。
それがサバディカルのスカイパイロットTCで、当時は抽選じゃなくて予約で購入する事ができました。初期ロットの時で、オリーブカラーの限定色もありましたが、ベージュを店頭で予約。
ゆーちゃん
あっちゃん
時期は前後しますが、ヘリノックスのTac.フィールド6.0をカンガルースタイルで使う為に、DODのカンガルーテントMも購入しています。
現在では、スカイパイロットTCのカンガルーテントとしてや、ソロキャンプの時にも使っています。
大きなシェルター以外に、少し小さめのテントも欲しいと考えて、サバディカルのギリアを購入しました。これも初期ロットだったので、予約で購入する事ができました。
ゆーちゃん
あっちゃん
しかし、ギリアは1〜2回使った後に友人に譲ることになりました。
そしてソロキャンプをパップテントでやってみたくなり、アンプラグドキャンプのHIDEというパップテントを購入します。
あっちゃん
ゆーちゃん
黒いパップテントを並べて張ったらカッコイイんじゃないかと友達と相談して買うことになったのですが、結局友人は買わずに僕1人。ふたりソロキャンプをして並べて写真を撮る予定が、完璧にソロ用として使う事になりました。
そして何故か、サバディカルのギリアがカッコよかったなともう一度欲しくなり、今度は抽選に何度か申し込んで買い直しました。
そして現在に至るという、統一感がないテント遍歴になっています。
キャンプブロガーが選ぶ買って良かったテントランキング
8位. ヘリノックス Tac.フィールド6.0
今まで使ったテントの中で1番しっくりこなかったのは、ヘリノックスのTac.フィールド6.0です。
ゆーちゃん
あっちゃん
個人的な感情は抜きにして、メリットとデメリットを紹介します。
まずTac.フィールド6.0のメリットは、何と言ってもカッコいいデザイン。
Tacフィールド6.0はツーポールシェルターなのですが、パップテントのように前面のパネルを跳ね上げて使う事ができます。当時の流行りの形と言えばその通りで、とてもおしゃれな雰囲気がありました。
幕の内側にはBlack Pigment PU Coatingが施されていて、遮光性が高くテント内の気温の上昇を防ぐ効果があります。なので暑い夏キャンプでも活躍してくれるんです。
デメリットは、その遮光加工によりテント内が暗くなりすぎるという点。これは他の遮光加工されているテントも同様ですが、日中でもLEDランタンが必要なくらい光が射し込みません。
そしてツーポールシェルターなので設営が簡単そうなんですが、夏は幕の下に潜り込んでポールを立てる作業が大変でした。スムーズにポールを立てることが出来なかった事もあり、2本中1本のポールを立てただけで汗だくに。
ゆーちゃん
あっちゃん
慣れていないせいで、ポールを立てる場所を探すのに時間がかかってしまい大変でした。
ツーポールシェルター全体に言えますが、テント内のポールの位置から外側がデッドスペースになりがちなんです。ポールが邪魔でカンガルーテントの置き場所が限られてしまい、室内が狭くなってしまいます。
さらにスカートが付いて無いので、秋口で気温が下がるとテントの下から冷たい風が吹き込んでくる事もデメリットに感じました。幕下に隙間があると、いくらストーブで室内を温めても寒いんです。
これらのデメリットがメリットよりも上回っているように感じたので、今回は8位としました。
7位. ケシュア ARPENAZ 3 FRESH
現在では販売されていないと思いますが、ケシュアのARPENAZ 3 FRESHというテントは、購入当初は買ってよかったと満足していました。設営が簡単なこと、そして3人用というコンパクトなサイズ感が気に入っていました。
今ではポップアップテントが有名なケシュアですが、こちらはポップアップ式では無く、ポールをクロスさせて設営するタイプ。しかしこれでも、サイズが小さい事もあり、設営時間はほんの10分程度。これがキャンプではかなり助かりました。
また、3人用というサイズ感はソロキャンプでも使えるし、子供と2人でのキャンプでも広々として使えました。
デメリットは、まずフライシートのカラー。ホワイトに鮮やかな水色のラインは、今時の流行りのカラーとかけ離れていますよね。
ゆーちゃん
あっちゃん
アースカラーが流行っている今だと、このカラーのテントを使うのはちょっと躊躇してしまうかも知れません。
収納サイズが大きくて収納袋に余裕がなかったのも、取り出しや収納時に困りました。新品の時はキレイに折り畳まれていますが、1度使って自分で収納するとなると、なかなか上手く収納できません。入れられない事はありませんが、キツキツになってしまう感じ。
さらに、フロア素材に多分ターポリンを使っていたと思うのですが、これがゴワゴワで硬い肌触り。現在のテントでも同じ素材を使用しているテントがありますが、これがちょっと安っぽく感じてしまいました。
そして、最大のデメリットは前室がないこと。最近のテントには前室が当たり前のようにありますが、このテントにはありません。なので脱いだ靴の置き場所に困るんです。前室がないとフロアの下に隠すかテント内に置いておくしかありません。これが大きなデメリットに感じました。
6位. スノーピーク トルテュライト
トルテュライトは、当時のスノーピークのラインナップの中ではランドロックよりコンパクトなツールームテントという立ち位置でした。流石にランドロックでは大き過ぎると判断し、トルテュライトを購入し、ファミリーキャンプで大活躍。
その時は他にテントを持っていなかったので、1人でキャンプに参加する際も、トルテュライトを使っていました。
流石スノーピークという事もあり、キャンプ中の使い勝手は悪くはありません。室内は広々と使えるし、インナーテントも家族4人で使える広さ。
しかし、デメリットもありました。
ゆーちゃん
あっちゃん
トルテュライトのデメリットは、設営が複雑なこと。
購入時に設営説明会のイベントに参加して動画を撮影し、設営前に何度も見直しました。それを繰り返して、やっと1人で何も見ずに設営できるようになりました。ポールやテントのスリーブは色分けされていて、初心者にも分かりやすくはなっているのですが、それでもやっぱり大変。
フレームが多いので、組み立てる順番も大事になってきます。当初、1人で設営して約40分、慣れてきたら15分程度で設営できるようになりましたが、この時点で汗だくになっています。
この設営の複雑さと手間が、最大のデメリットに感じていました。
5位. アンプラグドキャンプ HIDE
アンプラグドキャンプのパップテントのHIDEは、ブラックカラーでカッコいいテントです。購入当初にソロ用のテントとして使う事をイメージしていましたが、ほとんどがその通り。
ソロキャンプっぽい見た目、跳ね上げたキャノピーをタープ代わりに出来ること。フライシートとインナーが一体になっているので、設営時間の短縮に繋がることなど、メリットが数多くあります。
想定外だったのは、就寝時にフルクローズにしようと跳ね上げたパネルを下ろすと、今までチェアやテーブルを置いてあった場所はどうしたら良いのかと考えてしまうこと。
ゆーちゃん
あっちゃん
パップテントは寝る時でもフルクローズにはしないものなのか、その使い方が未だに疑問。夏キャンプなら開けっぱなしでも良いと思いますが、夜間寒い時はドアパネルを閉じなければ冷えてしまいますよね。
そうなると、荷物は毎回片付けるの?・・・という悩みが出てきてしまいます。
またインナーにコットを置いて寝た時、テントの内側が結露で濡れていて、寝返りを打つ度にシェラフが濡れてしまうという問題もありました。
インナーテントの入り口寄りには荷物が置いてあったので、コットは奥寄りに置いたのですが、その為に結露の影響を受けてしまいました。
パップテントの使用時は荷物の配置をどうするか、夜はフルクローズにした方が良いのかという尽きない悩みを持ってしまう事が、そもそものデメリットになってしまいました。
4位. サバディカル ギリア
サバディカルのギリアは、2度購入するという僕の中では珍しいテントです。
メリットは何と言ってもそのおしゃれなデザイン。さらには1人でも使えるサイズ感が良いんです。
ギリアには2人用インナーテントと5人用インナーテントの2種類が付属しています。そのため、ソロ用のテントではないのですが、小さ過ぎず大き過ぎないというちょうど良いサイズ感が僕に合っていました。
ツールームテントとしても使えるし、インナーを取り付けなければシェルターとしても違うことができます。このシチュエーションによって使い分けられるのはメリットとして大きいです。
ソロキャンプで使いたい人も、子供や友達とのキャンプでも、4人家族でも使えるというオールマイティな使い勝手がお気に入りなポイントです。
ゆーちゃん
あっちゃん
ギリアに限らずトンネル型でフレームをアーチ状にするテントは、フレームの先をテント側のピンに差し込みますよね。フレームにテンションをかけて曲線を描くように力を加えながら設営しますが、これが意外にも力仕事。
トルテュライトも同様にピンを差し込む手順があり、一度手の皮を挟んで血豆が出来てしまったことがあります。フレームが思わぬ動きをしてスリ傷が出来たことも多々あります。それ以来、この作業が苦手になってしまいました。
2人なら何も問題なく出来ますが、1人作業だと大変。そんなことが有り、初めて設営した時にその場にいた友達に譲ってしまったんです。ですが手放してから、やっぱり見た目が良かったこと、ソロキャンプでもちょうど良いサイズ感で使える事を思い出し、もう1度欲しくなって買いなおすことになりました。
設営は少し力が必要で、それがデメリットに感じましたが、それ以外はメリットばかりでした。
3位. ノルディスク ユドゥン5.5
ノルディスクのユドゥン5.5は、コンパクトで組み立ても簡単なテクニカルコットンのロッジ型テントです。
このテントのメリットも、見た目がおしゃれなこと。使用していると、オシャレだねと何度か声をかけてもらったこともあります。
設営は2ポールなのですが、サイズがコンパクトなので幕の下に潜り込む事はなく、物凄く簡単に完成しちゃいます。
フロアが付いているテントなので、室内でゴロゴロとする使い方ができ、インスタ映えするようなレイアウトを楽しめます。僕の場合は、白色の毛足が長いフカフカのマットを一面に敷いて、クッションなどを並べていました。
デメリットは、おしゃれなテント内で過ごす為に、マットを敷いたり道具を並べたりするのが大変だったこと。
ゆーちゃん
あっちゃん
テントがおしゃれだと、それに合った道具にしないと、なんだかしっくり来ませんよね。なので、その道具を揃えること、おしゃれマットなどの余分な荷物が増えてしまうことがデメリットに感じました。
また天井が140cmと低く、背の高い僕には移動しにくかった事もあります。入り口部分のファフナーがしっかりと閉じないという、海外製のテント特有の大雑把な作りも、ちょっとだけ不満でした。
これだけ聞くとデメリットが多いように感じるかも知れませんが、それでも個人的には気に入ってました。何しろ設営が素早く簡単にできること、そして見た目がおしゃれなこと。この2つだけでも、かなりのメリットです。
2位. DOD カンガルーテントM
DODのカンガルーテントMは、元々はヘリノックスのTac.フィールド6.0の中に入れてカンガルースタイルで使う為に購入したテントです。
サイズが小さいカンガルーテントSと迷いましたが、ちょうどその時に在庫切れだった事もあり、待ちきれずにMを買いました。でもこれが結果的には大正解。
キャンプでは、友達3人(おじさん)で寝る事もできたし、もちろん子供と2人でのキャンプでも余裕を持って使うことができました。
また、別売りのフライシートを購入し、ソロキャンプ用のテントとしても使いました。
何しろこのカンガルーテントMは、ワンタッチテントなので設営が簡単。フロアシートと接続し、本体の折り畳まれた状態のフレームを広げるだけで組み立てが終わっちゃいます。
ゆーちゃん
あっちゃん
大型シェルターにカンガルースタイルで使う場合はフライシートが必要ないので、あっという間に設営完了。これが最大で唯一のメリットです。
逆にデメリットを挙げるとしても、なかなか思い当たりません。敢えて言うなら、フライシートを取り付けた時に前室がもう少し広くて、さらに跳ね上げができれば最高です。
でも、そもそもの目的がカンガルースタイルでの使用なので、大きなデメリットには感じていません。
1位. サバディカル スカイパイロットTC
今まで使用したテントで1番良かったのは、サバディカルのスカイパイロットTCです。
スカイパイロットTCは素材にポリコットンを使用している大型のシェルターで、これを子供と2人で使ったり、友達2〜3人で使ったり、またはソロキャンプでも使っています。
ゆーちゃん
あっちゃん
確かにポリコットンの大型のシェルターなので、重量が重たくて持ち運ぶのは大変です。
しかしワンポールの派生型の設営は思いのほか簡単なんです。基本的には幕を広げて四隅をペグダウン、その後に幕の下に潜り込んでセンターポールを立て、残りの幕のペグダウンと、4本のサブポールを立てる作業をします。
ゆーちゃん
僕的にはトンネル型テントのフレームにピンを挿す作業の方が大変に感じてしまいます。ポールを立てるだけなら力作業は必要ないし、センターポールを1本立てるだけなので、ツーポールシェルターの時のように汗だくにもなりません。1人でも比較的短時間で設営できるし、撤収時も折り畳むのにそこまで苦労は感じません。
もちろん、DODのカンガルーテントよりは大変ですよ。
しかしそれ以外に、見た目のおしゃれさ、設営後に広々と快適に使えること、冬キャップでも薪ストーブや石油ストーブで温めやすく活躍することなど、メリットが数多くあるんです。
個人的に1番お気に入りという感情的な部分を含んでいるのかも知れませんが、今まで使ったテントで使用頻度が1番高いテントになっています。
デメリットは、やっぱり重量があること。また大きいので区画サイトでの使用は場所を選ぶということです。
キャンプ歴27年のキャンプブロガーが選んだテントランキングまとめ
長年キャンプをしてきましたが、本格的にやり始めたここ数年の間に使ったテントをランキング付けしてみました。僕の中で最重要な選考ポイントは、設営のしやすさ。そして見た目のおしゃれ感です。
設営のしやすさは、体力的にも時間的にも影響されます。やっぱり早く楽に設営できた方が良いですもんね。そしてテントのオシャレ度は、使っている時の満足感に差が出てくるポイントになります。
以上の事を踏まえて、実際に使ってみて良かったランキング1位はサバティカルのスカイパイロットTCを選ばせて頂きました。設営が簡単かという点では疑問に感じる人もいるでしょうが、実際はほとんど力を使わずに設営できて、広いスペースを自由に使えるという大きなメリットを持ち合わせています。
みなさんは使ったテントでランキングをつけた時、どのテントが1番になりますか?
ギア
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