キャンプ系ブログを続けていくと、中国メーカーからのレビュー依頼、またはSNSでの投稿依頼が少しずつ来るようになります。それがはじめての依頼だった時には、偏見からか少し怪しいように感じる事もあるでしょう。
しかし、それら中国メーカーからの依頼は、新しいキャンプ道具を使うチャンスにもなるし、ブログのネタを探している方にとっては見逃せない好機にもなるはず。今回は、私が経験した中国メーカーからの依頼にスポットを当ててお話ししたいと思います。
目次
中国メーカーからの依頼に対する心配事
問い合わせは中国語?
中国の企業(メーカー)からの依頼があると言っても、何も中国語で依頼がくるのではありません。正確には、ほとんどのメーカーが日本語で問い合わせをしてきます。中には英語の場合もありますが、9割方日本語だと思っていただいても良いと思います。
ただその日本語がちょっとおかしなこともありますし、日本人と変わらないレベルの語学力の場合もあり、メーカーによって様々です。
中には、日本語で問い合わせてをしてきて、日本語が苦手だから英語でやり取りをしたいと希望してくる方もいらっしゃいます。その場合には、翻訳サイトを使って変換すれば何とか出来てしまうものです。
↑実際にあった日本語が怪しい問い合わせメール例
中国メーカーの所在地は、僕のジャンルでは深セン市からの場合が多いです。深センと言えば、中国のシリコンバレーとも言われるスタートアップ企業が集まる活気がある都市。DJIやHUAWEIなどの大企業がある一方、スタートアップしてすぐに消えてしまう会社もあります。
安心なのは、日本に代理店を設けている会社。日本人の担当者がいたり、日本語に堪能な方が駐在している事が多いので、スムーズにやり取りができます。
商品が貰えるの?執筆料は?
ほとんどのレビュー依頼では、使用した商品をそのまま貰う事ができます。中には返却を希望するメーカーもたまにありますが、多くのメーカーは商品提供の代わりにレビュー記事を執筆して下さいと依頼してきます。
↑サンプル商品提供するから紹介して欲しいというメール例
メーカーの規模にもよりますが、執筆料を支払いますと気前の良いところもあったりするので、中国メーカーだからと言って敬遠してしまうともったいない事になります。
しかし、執筆料支払いの多くはPaypal。その他にはAmazonのギフト券というメーカーもありました。Paypalだと手数料が引かれてしまうので、思っていたより金額が安いなんて感じることもあるでしょう。
気になる執筆料は、中国メーカー側が「いくらですか?」と聞いてくる事が多いです。予算があるようなので、メーカーにより金額は違ってきます。
また、商品提供がなく、ただECサイトを紹介して欲しいという問い合わせがちょこちょこきました。頻繁という感じではありませんが、断っても何度も問い合わせが来たりします。よく見ると担当者が違うようなので、悪気はないように感じます。
契約書は交わすの?
大半のメーカーは契約書を交わしません。メールのやり取りだけで物事が進められていきます。もしかしたら、こちらから依頼をすれば契約書をいただけるかも知れませが、当初から契約書については触れてこないところがほとんどでした。
さらに言えば、メールの返信が日本のメーカーよりも遅い傾向があるように感じます。日本メーカーは1〜2日で返信をいただける事が多いのですが、中国のメーカーはいつの間にか大型連休に入っていたなど、返事を待っていると待たされ過ぎてモヤモヤしてしまう事が多々ありました。
でも、音信不通になったり、逃げられてしまうようなことは一切なく、どの中国メーカーも最後までちゃんと取引き完了しています。なので、大部分の中国メーカーからの依頼は安心して良いのではないでしょうか?ただ、全てが安全とも言い切れないところもあるので、怪しいなと感じたらメールの返信をしないなど対策を取ることも大事です。
ゆーちゃん
あっちゃん
契約書を交わす必要がある中国メーカーは、基本的にはメールで送られてくるエクセルなどの書類にサインをして、それをPDFに変換して送り返すのが一般的です。しかし、デシダル署名で良いメーカーと、プリントアウトして直筆のサインを求めてくるメーカー等そのやり方は様々でした。
やり方が分からない場合には、ネットで調べながらでも大丈夫だし、相手側に聞く方もできます。
メールが漏洩?
中国のメーカーと取引を始めてから、迷惑メールや詐欺メールが増えたと感じています。
私はYahoo!メールやGメールではなく、独自ドメインのメールアドレスを使用しているので、今まで変なメールが来たことはなかったのですが、中国のメーカーと取引きをしてから、そのようなメールが頻繁にくるようになりました。
それが中国メーカーからだとは断定する事は出来ませんが、その点は疑念が拭いきれないでいます。それは、日本メーカーは基本的に信頼できるメーカーさんや企業とのやり取りが多く、そこから漏洩したとは考えたくはないという、個人的な願望も含まれているからです。
ゆーちゃん
あっちゃん
どのメーカーから漏洩したのか、今になっては取引きした会社が多くて突き止めることは出来ませんが、必ず漏洩するものと考えておいた方が良いかも知れません。なのでプライベートで使うメールとは違うアドレスを用意しておいた方が良いでしょう。
初めての依頼
私のブログの問い合わせに、中国メーカーから連絡が来たのは、ブログを始めて間もないころ。まだ、PV(ページビュー)もそこまで多くなく、知名度も全くなかった頃だったと記憶しています。
初めての依頼は、レジャーマットのレビューでした。
ゆーちゃん
あっちゃん
ピクニックや遠足などで地面に敷いて使うレジャーマットは、サイズ感や素材の事など、深掘りし難いアイテムだと個人的には考えています。
レビュー依頼には話を広げにくい商品の依頼が来る事もあります。使用している風景の写真を撮影してSNSに投稿するのなら比較的簡単なのですが、使用感のレビューを執筆するとなると大変。
ただ、中国メーカーからは特に長い文章を書いてくれという指示はほとんどありません。なので、短い文章でも良いのかも知れませんが、それだと十分な魅力が読者に伝わらない為、自分も読者も納得出来る内容になるとそこそこ長文になってしまいます。
ゆーちゃん
あっちゃん
長文だから内容が濃いのではなく、内容が濃いから長文になってしまうと言った感じでしょうか。その商品やアイテムの魅力を伝えるのには、必然的に長い文章になってしまうのです。
さらに、写真を何枚使ってくれとかの細かい指示等もほぼありません。となると、レビュー記事はこちらが自由に執筆できる事になります。
でも、時たまマイナスイメージになるデメリットを書かないで欲しいという匂わせをしてくる会社もあります。そんな時には、「メリットもデメリットも書く」と、はっきりと伝える事により、大概の場合は大丈夫になります。
はじめての依頼があった中国メーカーに、そのような事を伝えたのか覚えていませんが、最初はデメリットになるような事は少し控えめにしていたかも知れません。でも、そこはしっかりとやった方が良いと思います。
また執筆後、公開する前に確認させてくれというメーカーが多いです。この確認では、スペックの数値の確認や誤字脱字の指摘があるので、こちら側も助かります。
その時に、先ほどのようにデメリットを記載していると、修正依頼してくるメーカーもあります。でもここは、しっかりと断って良いでしょう。その事でNGが出るようなことは経験した事がありません。
担当者が変わる事が多い?
これは気のせいかも知れませんが、初めて連絡してきた担当者がしばらく経つと部署が変わっていたり退職していたなんてことが日本メーカーさんよりも多いような気がします。その為、しばらく時間が経過してから連絡を取ろうとしても、引き継ぎがされていなくて話が通じないなんて事もありました。
ゆーちゃん
あっちゃん
↑中国メーカーから人事異動のお知らせ
次の担当者を紹介していただける中国メーカーもありましたが、それはかなり稀なパターンだと思います。ただこれはメーカーやブロガーさんによって違いがあるかも知れません。
また紹介した商品、またはブランド自体がAmazonなどのECサイトから消えてしまう事もあります。それは、依頼してきた中国メーカーがもしかしたら倒産してしまったからかも知れません。そうなると、販売されていない商品を紹介する記事が残ってしまう事になるので少しモヤモヤが残りますが、こればかりは仕方がありません。頻繁にとは言いませんが、記事のメンテナンスや確認をした方が良いでしょう。
梱包はいい加減?
レビュー依頼などの案件で送られてくる商品、中国から送られてくるので梱包に不安があるでしょう。
Amazonで中国の商品を購入すると、到着まで時間が掛かったりしますよね。あれは船便で送られてくるので時間が掛かってしまうのです。レビュー依頼では、到着まで時間が掛かるような事は、全くではありませんが、ほぼありませんでした。
ゆーちゃん
あっちゃん
これもAmazonで購入経験があると、袋が破れていたりする事もありますよね。中国メーカーからの依頼の時は、そのような事はありませんでした。
でも…臭い。梱包の袋やダンボール箱が臭いことがたまにあるんです。Amazonで購入してもこのような事があると思いますが、なぜか魚臭いような悪臭が梱包材に付いている事が時たまありました。
ただそれだけ我慢すれば、あとは何も問題はありません。運が良いのか、中身が壊れていた事もなく、初期不良なども経験したことはありません。
中国メーカーからのレビュー依頼は意外と健全なモノが多い
キャンプブログをやり始めてしばらく経つと、中国のメーカーからレビュー依頼が届く事が増えます。いわゆる案件と言われるものに当たると思いますが、初めての依頼では自分の成長に喜んでしまうとともに、本当に大丈夫なのか不安に感じることもあるでしょう。
でも、大丈夫…とは言い切れませんが、私の経験談を読んでいただければ、少しでも不安が解消されると思います。もちろんデメリットも考え、受ける受けないは自分で決めなければなりません。個人的には、メールアドレスの漏洩というデメリットがありつつも、享受できたメリットの方が多いように感じています。
最後に案件を受けた際は、その旨をタイトルや本文に記載して読者に分かりやすくしておきましょう。
ギア
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