子連れキャンパーであれば、誰もが悩むキャンプ場選び。家からキャンプ場までの距離感はもちろんのこと、キャンプ場の利便性や子供が楽しめるポイントがあるか等、入念な下調べが必要ですよね。我が家も小学生と3歳児を抱えた子連れキャンパー。毎回キャンプへ繰り出す際はキャンプ場選びを慎重に行っています。
そんななか、いつものようにネットでキャンプ場を検索していると「子供に最高」「子連れキャンプならココ」という口コミが多数書き込まれているキャンプ場を発見しました。それが北海道旭川にある「カムイの杜公園キャンプ場」です。
実際に行ってみると「これは子供楽しいわ~」と感じるポイントがありました。ということで、今回は子連れキャンパーに超絶おすすめな「カムイの杜公園キャンプ場」をご紹介します!
目次
カムイの杜公園キャンプ場について
まずはカムイの杜公園キャンプ場の概要をご紹介します。
サイトはフリーサイトのみ
カムイの杜公園キャンプ場のサイトは、フリーサイトのみとシンプルなつくりです。そして区切り方がすこし独特。広大なグリーンにポツンと立つ、写真中央にある青い旗より奥がフリーサイトとなっています。
キャンプ場によるとテントはおよそ100張り可能となっていますが、かなりキチキチに張った状態での100張りという感じです。ちなみに、我が家が訪れた日はおよそ30~40張りで写真の雰囲気でした。
テントを張るのにおすすめの場所は、ちょうどサイトの境界線となる青い旗付近です。出入口の向きを調整すれば隣との距離感を感じにくくなりますよ。
デイキャンプも可能
カムイの杜公園キャンプ場はデイキャンプも可能です。しかも宿泊するフリーサイトとデイキャンプエリアはしっかりと区切られています。デイキャンプエリアは写真のように縦長なつくりです。
初めて来た方も安心の立て看板あり。これならサイトを間違えて利用することもありません。
予約制度がない
実はカムイの杜公園キャンプ場は、予約制度というものがありません。キャンプ当日まで混み具合が全く分からないという、ある意味ドキドキワクワクなキャンプ場です。ただおよそ100張りはOKと提示しているので、よっぽどじゃなければ利用は可能かなと思います。もし心配な方はなるべく早めのチェックインがおすすめです。
チェックイン/チェックアウト
キャンプ場のチェックインは、写真の森のふしぎ館で行います。時間は、チェックイン:11時~17時(7・8月は11時~19時)、チェックアウト:翌日~11時、デイキャンプ:午前9時~午後5時。
利用料もチェックイン時に支払います。今回の利用料は、大人300円×2人+テント1張り500円の合計1,100円。なんと中学生以下は無料というお手頃価格です。
また、利用料を支払うと大きめの番号札を渡されるので、しっかりとテントに取り付けておきましょう。
水回り
気になる水回り事情ですが、申し分ないくらいキレイに整備されていました。炊事場・トイレ共に各1箇所ずつ。炊事場の蛇口は豊富でした。
こちらが炊事場の写真です。食器などを置くスペースも広く確保されている使いやすいつくりです。
トイレは炊事場のすぐ横にあります。
戸は虫の侵入を防ぐ網戸設計。虫嫌いの私にとってまさに救世主です。
女子トイレの個室は全部で2つ。ひとつは写真の洋式ですが、もうひとつは和式でした。小さな子供や和式に慣れていないという方は、洋式が空くまで我慢が必要かもしれません。
ゴミ袋は有料
チェックイン時にゴミ袋を購入すれば、キャンプ場でゴミを回収してくれます。燃やせない・燃えるゴミ袋は1枚各50円。プラス無料で透明袋も1枚貰えます。
ゴミの分類は、生ゴミや紙類は燃えるゴミ・プラスチック容器やビニールなどは燃やせないゴミ・缶や瓶、ペットボトル、ガス缶やライターなどはそれぞれ分別して透明袋にまとめておきます。焼き網や金属類などは回収不可。
分別したゴミは、翌朝10~11時の間にゴミ回収ガレージへ持参します。もし10時前にチェックアウトする場合は、森のふしぎ館へ持参すると回収してくれるのでご安心を。
無料駐車場あり
駐車場は2箇所ありますが、スタッフの方に伺うとキャンプ場を利用するならP2は不便とのこと。なので我が家は写真のP1を利用しました。
駐車場はどちらも無料。ただフリーサイトまでは少し距離があるため、車に荷物を置きっぱなしにはできません。では荷物の搬入はどうするのかというと…次項を参照下さい。
荷物運搬用のリアカーあり
キャンプサイトと駐車場が離れているため、荷物は写真のリアカーで運搬します。かなり大容量のリアカーなので、我が家は1回で全荷物を運搬できました。
車は森のふしぎ館前に一時駐車し、すべて荷物を降ろし終えたあと駐車場へ移動する流れになります。運搬は写真のように舗装された道路を進むだけなので、それほど苦になりません。むしろ子供は初めての経験で喜んでいました。
温泉施設は車でおよそ5分
キャンプ場から車でおよそ5分走ると高砂温泉があります。こちらの温泉、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのようなレトロ感でした。湯温高めの浴槽がいくつかあったので、小さな子供は注意が必要です。
子連れにおすすめなワケ
ではなぜ、子連れキャンプにカムイの杜公園キャンプ場をおすすめするのか、そのワケをご紹介します。
自由に遊べる多目的広場
テントサイトの目印である青い旗の手前部分にはキレイな芝生が広がっており、子供と思う存分アクティビティが楽しめます。実際にサッカーやバドミントン、フリスビーなどでワイワイ遊ぶ家族が見受けられました。ここなら小さい子供も安全に遊ばせられますね。
巨大遊具あり
カムイの杜公園キャンプ場といえば「充実した遊具」でしょう。どう見ても子供が絶対喜びそうな遊び場がドドーンと設置されています。写真のふくろうは、羽の部分が巨大な遊具になっているオシャレなつくり。写真を見てお分かりかと思いますが、大人と比較するとその大きさがよく分かります。
大人気遊具のターザンロープもちゃんとありました。なんと順番待ちという人気度の高さ。
我が家の子供たちもしっかり遊び、しっかり「もっと遊びたい」とエンドレスリピートでした。
雨天時でも安心な屋内遊具
子連れキャンパーが最も尻込みする雨天時にも、カムイの杜公園キャンプ場は打ってつけです。実は屋外遊具のほかに、遊具が設置してある「わくわくエッグ」という屋内施設も併設されています。
滑り台や迷路、そして写真中央にある空中遊具としばらく飽きずに遊べます。しかも、利用料は無料!くわえて、キャンプ場を利用しなくても遊べるという、まさに子連れ親には神のような聖域です。
飲食物が買える
しっかり遊んだあとは、腹ごしらえも重要です。カムイの杜公園キャンプ場には、軽食やジュースなど子供が喜びそうな飲食物を販売している売店があります。
アメリカンドッグにポテト、そしてスムージーなど、絶対子供が食べたいと騒ぎ出すラインナップ。案の定、我が家の子供たちも「買って!買って!」の嵐でした。キャンプをしながら子供も楽しめるというのは、カムイの杜公園キャンプ場ならではの魅力ですね。
注意が必要な点
子連れキャンパーにメリットばかりのカムイの杜公園キャンプ場ですが、気を付けたい点もいくつかあります。
朝夕の温度差
我が家が訪れた日の最高気温はおよそ30度。ですが夜中から朝方になると、一桁まで気温が下がります。冬の装備までとはいきませんが、ロングシャツに暖かい羽織ものは必須です。
撤収時はリアカー争奪戦も
荷物を運搬するのに使用するリアカーは台数に限りがあります。およそ5~7台が写真の指定場所に常置されている感じでしたが、チェックアウトの時間が近づくと次々とリアカーを求めてキャンパーが並び始めます。できるだけスムーズにチェックアウトしたいという方は、早めの撤収作業がおすすめです。
火元は芝生から離す
全面芝生のカムイの杜キャンプ場は、火元の取り扱いに要注意です。スタッフの方に伺うと、直火はもちろん芝生から距離が近いコンロの使用は禁止されています。もし炭火や薪火を使用する場合は、芝生保全のためにも脚の長いコンロを使用しましょう。
カムイの杜公園キャンプ場で子供と遊び倒す!
晴天でも雨天でも、屋外でも屋内でも、カムイの杜公園キャンプ場は子供にとってパラダイスのようなキャンプ場です。普段なかなか子供と遊ぶ時間がないパパママたちも、カムイの杜公園キャンプ場で共に遊び倒しちゃいましょう!
ギア
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