キャンプは楽しいですよね。一度キャンプの魅力に取り付かれると抜け出せない、言葉にできない不思議な魅力があります。楽しいはずなのに「キャンプって面倒」「キャンプって疲れる」と感じる時がありませんか?
「キャンプ疲れ」や「キャンプが面倒」と感じる10の理由と、キャンプに疲れてしまった時の対策を纏めました。
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目次
キャンプに疲れる原因は大きく分けて3つ
楽しいはずのキャンプなのに、何故か疲れた。面倒と感じる原因は、大きく分けて3つあると思っています。
「慣れ」と「物」と「人」です。
「慣れ」は、キャンプを始めたばかりで勝手が分からない為に疲れを感じるケースです。
「物」は、主にキャンプギアを指します。
「人」は、混雑だったり渋滞だったりといった要因です。
そして面白いことに、キャンプに行けば行くほど新たな課題が生まれてきます。
キャンプ歴で疲れの原因は変わってくる
キャンプに疲れたと感じる内容もキャンプ歴で変わってくると思っています。
「キャンプに慣れていない」ことが原因のキャンプ疲れと「キャンプに慣れたため」に直面するキャンプ疲れです。これらの原因をまとめ、解決策を見出していきましょう。
キャンプに慣れていないことが原因のキャンプ疲れ
設営が疲れる
テントやタープの設営は慣れるまで少し大変です。特にタープは最初の難関ですよね。タープの設営に1時間かかった!という話はよく聞きます。
やっとのことでテントの設営が終わると次はクーラーボックスや食器、寝具などの配置が待っています。どこに何があるかを探しながら設営しているとキャンプって面倒!ってなりますよね。
ペグとハンマーを見直す
テントやタープの設営が大変と感じる一番の原因は、テントの設営方法に慣れてないからというよりは「付属品のプラベグやプラスチックハンマーを使っているから」だと思っています。付属のぺグとハンマーで設営していませんか?
例えワンタッチテントのような開くだけの簡単な構造でも、ペグがしっかり刺さってくれないと設営は完了しません。とにかく付属品のペグとハンマーは刺さりません。キャンプ疲れの原因です。
ペグとハンマーは、しっかりとしたものを購入することをお勧めします。ペグ打ちのストレスが全然違うので設営でイライラすることが無くなります。
ぺグはスノーピークの「ソリッドステーク」や、村の鍛冶屋の 「エリッゼステーク」といった鍛造ペグが有名です。ハンマーもキャンプ用のものを使うと撤収時も楽ですよ。
目的別に道具を纏める
車に適当にキャンプ道具を積み込んでいませんか?食器類、火器類、食材、寝具など、目的別にまとめておくと設営時にアタフタすることが無くなります。キャンプ道具を纏めるコンテナは色々ありますので揃えてみてはいかがでしょうか。
撤収はもっと疲れる
撤収は更に面倒です。焚き火道具の片づけや食器洗い、テントを畳もうとしたらフロアがビショビショになっていて茫然としてしまったりと、未知との遭遇が続きます。
撤収があるが為にキャンプは疲れると感じるキャンパーさんは多いのではないでしょうか。慣れてしまえば解決する問題ですので何点か纏めてみました。
朝焚き火をしない
焚き火はキャンプの醍醐味ですが慣れないうちは撤収日の朝の焚き火をお勧めしません。燃やした直後の焚き火の後片けはとても大変です。撤収時間の大半を費やすことになります。
乾かす道具は早めに
シュラフやテントなど、乾かす必要があるものは撤収作業の一番最初にやることをお勧めします。テントは種類によりますが、結露を拭くなりひっくり返すなりして干します。乾かしている間にキャンプ道具の片づけをするとバタバタすることが無くなります。
食器類は前日の夜洗う
洗い物は時間をとります。寝る前にある程度食器を洗っておけば撤収時にバタバタすることが無くなります。洗い物自体が面倒であれば、紙コップや紙皿を使うのも有りだとおもいますよ。
寝る前に片付けられるものは片付けておく
食器をはじめ小物類など、片付けても影響がないギアは予め片付けておくと楽です。撤収は意外と時間をとります。撤収が原因でキャンプが嫌になるのは勿体ないですよね。
寝不足で疲れる
家のベッドとテントの中では寝心地は全然違います。テントは1枚の薄い布のようなものなので、ちょっとした音もよく聞こえます。また家と比べると遮光性は無いので朝日が容赦なく入ってきます。地面も固いです。
朝起きた時に体中が痛くて疲れが取れてない感覚があり、キャンプって疲れると感じるかもしれません。慣れないうちは眠れないという方もいるのではないでしょうか。なるべく快適にしたいですよね。
銀マットやキャンプマットを使う
キャンプ場の地面は固いです。インナーテントの中でフロアに何も敷かないで寝ていませんか。銀マットやブランケット、キャンプマットなどを何重にも敷くことで快適になります。底冷え対策にもなりますよ。
耳栓やアイマスクを使う
音が気になる方や真っ暗でないと眠れない方は、耳栓やアイマスクを使ってみてはいかがでしょうか。
シュラフで寝ないとダメというルールは無い
キャンプではシュラフで寝なければいけないというルールはありません。快適に寝ることができるのであれば毛布や布団を使っても良いと思います。
過密スケジュールで疲れる
キャンプ場であれもこれもと動き回っていませんか?設営後に買い出しに行き、ちょっとした観光をしつつキャンプ場に戻り、バーベキューや焚き火、手の込んだ料理でキャンプ飯。翌朝は撤収後にちょっとした観光など。
折角のキャンプだからと過密スケジュールを組むと、キャンプって疲れる!と感じるかもしれませんね。
何もしない時間を作る
設営後は椅子に座って景色を眺めたり、夕方仮眠を取ったり、朝早く起きてコーヒーを飲みながらまったりしたりと、何もしない時間を作ると良いとおもいます。旅行でも同じことが言えると思うのですが、何もしないという贅沢を楽しむのもキャンプの醍醐味ですよね。
無理な観光やイベントは避ける
目的があれば別ですが、せっかく遠くまで来たのに勿体ないという理由で観光やイベントを盛り込むと疲れるかもしれません。
渋滞で疲れる
キャンプ場に向かう時に大渋滞にはまると設営する気力を失いますよね。また帰りの渋滞は更に堪えます。家に着いたらキャンプ道具の片づけもあり更に疲れます。なるべく渋滞は避けたいですよね。
渋滞のピーク時間を避ける
キャンプ場に向かう時は朝早くに出発すると渋滞を回避できます。早起きは大変かもしれませんが、1日が長く使えるので決して損ではありませんよ。帰りは寄り道をしないで家を目指しましょう。
チェックアウトが遅いキャンプ場であっても、11時前後には出発するようにすると渋滞を回避できます。休日は昼過ぎから渋滞が始まります。後片付けのことを考えると早い時間に家に着きたいですよね。
近場のキャンプ場を選ぶ
家から近いキャンプ場があればそちらを選択するのも手かもしれません。仮に渋滞にはまったとしても短時間で済みます。
キャンプに慣れたために直面するキャンプ疲れ
ギアが多すぎて積載に悩む
キャンプが楽しくなり回数を重ねるようになると、どんどんキャンプギアが増えていきます。ギアが多くなることで様々な問題に直面し、楽しいはずのキャンプが面倒に感じるようになります。
一番初めに発生する問題が積載です。キャンプに慣れてくると必ずといっていいほど直面する問題ですよね。
必要なギアだけ持っていく
家にあるギアを何も考えずに全て積み込んでいませんか?キャンプ場で使う頻度の少ないギアが必ずあるはずです。キャンプ場での目的が明確になっていればどのギアが不要か見えてくると思います。キャンプの目的に応じて、必要なギアを選択する作業も楽しいですよ。
ギアコンテナを小型化する
様々な小物ギアを纏めることができるギアコンテナは大変便利です。ところでお持ちのギアコンテナ、大きすぎませんか?
もしギアコンテナの中身がスッカスカであればコンテナのサイズ自体を見直してみましょう。どんなにギアを少なくしてもギアボックスの大きさは変わりません。ギアコンテナを見直すことで積載が楽になるかもしれません。
軽量ギアに買い替える
ギアの積載について本格的に取り組もうとお考えのキャンパーさんは、お持ちのギアを見直してみませんか。軽量化ができるギアは買い替えてしまうという方法です。UL化を進めていくとパックパックキャンプも視野に入ってくるのでキャンプの幅が広がります。
いっそのこと車を買い替える
キャンプは趣味の世界なので、キャンパーさんにも拘りがあると思います。例えばテントの前にランタンや小物を沢山並べている光景をよく見かけませんか。これらのギアを持ってこなければ積載も少なくなるのでは?とお思いかもしれませんが、そのキャンパーさんにとってはそうもいきません。何故ならどのギアも必要不可欠だからです。
物理的にどうしても積載を解決できない場合は、車を買い替えるというのも有りですよね。
ギアの積み下ろしで疲れる
キャンプ道具を車から家に積み下ろす作業は苦痛ですよね。特にギアが増えると家と車の間の往復回数も増えます。重たいキャンプ道具を運ぶのは重労働です。これがマンションだったらもっと大変です。キャンプは楽しいけど積み下ろしさえ無ければ。。誰もが思うことですよね。
キャリーカートを使う
アウトドア用のワゴンやキャリーカートがあるとこの問題は解決します。家と車の往復回数を大幅に軽減できるうえに手運びによる重労働からも解放されます。また車乗り入れ不可のキャンプ場では大活躍します。
キャンプ場ではテーブルや物置きにしたり子供を乗せて移動できたりと、意外と活躍の場があります。持っておくと便利ですよ。
レイアウトに凝りすぎて疲れる
テントやタープを綺麗に設営したりギアの配置を考えたりするのはとても楽しいですよね。しかし慣れてくると細かいところまで凝るようになりませんか?
あまりに熱中しすぎて何時間もかけて配置を変えたり、酷い時はテントを設営しなおしたりと、きりがありません。そうしていくうちにキャンプが面倒になってくるケースです。
次回のキャンプの宿題にする
一度こうしようと決めたら、例えうまくいかなくてもやり直しをしないで次回のキャンプの宿題にしましょう。キャンプのレイアウトに正解はありません。次のキャンプまでの楽しみに取っておくとキャンプ熱が下がることもありませんよ。
人が多すぎて疲れる
キャンプブームだけあって人気のキャンプ場はどこも人がいっぱいです。フリーサイトで人気のキャンプ場は正に場所の取り合いです。もっとゆっくりしたいのに。昔はこんなに人が多くなかったのに。とキャンプに疲れるケースがあるかと思います。
穴場のキャンプ場を探す
穴場のキャンプ場は探せばあるものです。キャンプ場探しもキャンプの醍醐味です。誰にも教えたくないキャンプ場を見つけてゆっくりとキャンプしてみませんか?
広大な区画サイトのキャンプ場を狙う
比較的広い、プライベート感のあるキャンプ場であれば、人が沢山居てもそんなに気になりません。ゆっくりキャンプを楽しむことができるはずです。
敢て雨の日を狙ってキャンプする
雨が降るとキャンプをキャンセルするキャンパーさんが多くいらっしゃいます。雨の日はそんなに混むことはありません。あえて雨の日を狙ってキャンプをするのも一つの手段だと思います。
キャンプに行き過ぎて疲れる
キャンプにハマリ過ぎて毎週キャンプに行くようになると、ある日突然、物凄い疲れが襲ってきます。一体何のためにキャンプをやっているんだろう。と我に返ることになります。
キャンプへ行く周期を決めよう
どんなに楽しくても行き過ぎると飽きてきます。どれくらいの周期でキャンプに行けば丁度良いかが分かると安定してキャンプを楽しむことができますよ。
私の場合、3週間に1回ペースが丁度良いという結論です。疲れることもなくキャンプ不足にも陥らない、絶妙な周期でした。
番外編
ここからは番外編です。個人的にはキャンプ歴が長く、成熟期にはいったキャンパーさんに多いような気がします。キャンプがというよりはキャンパーさんご自身の問題ですので解決策は割愛します。
こういったケースもあるという例だけご紹介いたします。
SNS疲れ
SNS疲れという言葉をご存じですか?キャンプシーンでも最近、SNS疲れをしたお話を耳にするようになりました。特にインスタグラムはキャンプシーンで最も活用されているSNSです。
インスタ映えを求めるキャンプに疲れるケースです。
グループキャンプ疲れ
キャンプもそうですが趣味の世界では共通のコミュニティが形成されやすいですよね。共通の趣味で盛り上がることができるので、キャンプが更に楽しくなり深みにはまっていきます。
それ自体は大変素晴らしいことです。とはいえ人と人とのお付き合いなので、良いことばかりではありません。人間関係から疲れるケースです。
限定ギア疲れ
人とは被りたくないという心理はキャンプのような趣味の世界ではよくあることです。限定ギアの中でも、特に個人ガレージブランドのギアは入手が困難な為、絶えずアンテナを張り巡らせておかないと入手できません。
限定ギアの情報に振り回されて疲れるケースです。
面倒な問題を解決してキャンプ疲れを無くそう
いかがでしたか。キャンプが疲れる原因を一つ一つ解決していくのも楽しいと思いませんか?キャンプに行くだけがキャンプではないと思うと、奥が深い世界ですよね。
折角見つけた趣味なので、長く楽しみたいですよね。面倒な問題を解決して素敵なキャンプライフをお過ごしください。
ギア
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