最初は一軍ギアだったのに、いつの間にか使わなくなってしまったり、持って行かなくなったキャンプギア。ありませんか?買って失敗したとかではなく、むしろテンションマックスで愛用していたのに、どうしてそうなってしまったのでしょうか。
それは自らのキャンプスタイルや考え方の変化から起こるものだと思っています。そんなお蔵入りしてしまったギアを個人的見解でまとめました。
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目次
ソロストーブ
SOLO STOVE(ソロストーブ)はアメリカ生まれのストーブで、独自の2重壁構造による2次燃焼効果で、燃料を完全に燃やしきる燃焼効率の高い構造を持っているところが最大の特徴です。
最近では様々な大きさのソロストーブがリリースされ、熱狂的な愛用者が多い人気のストーブです。
誰でも簡単に着火出来て燃え残しゼロという、焚き火で苦労しがちな点が解消されているところに魅力を感じました。
焚き火の着火が下手だったことと、燃え残りの後始末に悩まされていたので、ソロストーブは正に救世主でした。焚き火料理でも火力が安定して、とても調理しやすい点も魅力です。あとは二次燃焼の様子が大変美しいので、焚き火観賞にはもってこいですよね。
どうして使わなくなったの?
ソロストーブが暖を取るにはあまり適していないことと、薪をのこぎりや鉈で適切なサイズに切る手間が発生するので段々と面倒になってしまったこと。あとは焚き火で料理をするとギアがススだらけになるのが嫌になったからです。
出撃頻度は減ってしまいましたが、まったく不要になったというわけではなく、ぼんやりと二次燃焼の様子を眺めながらまったりとしたい時は持って行っています。
鉈
薪割りで大活躍するのが鉈です。焚き火の着火が苦手なので、薪を細かく割って効率よく着火できるようにしたいという思いがあったことと、キャンプ場で薪を割るキャンパーさんをみると、無骨でかっこいいなという憧れもあったので購入しました。
薪割りをするギアは斧やモーラナイフなど、色々なギアがある中で何故鉈を選んだかというと、何処ででも購入ができて高くないからです。
どうして使わなくなったの?
はじめのうちは必要以上に薪をひたすら割りまくって、焚き火をしたいのか、薪を割りたいのか良く判らない状態になっていた時期もありました。しかし、段々と面倒臭くなってきて薪を割らずにそのまま焚き火台にくべるようになってしまい、いつの間にかお蔵入りしてしまいました。明らかに個人的な性格の問題ですね。
キッチンテーブル
キャンプ場で、キッチンテーブルを使って料理を作っているキャンパーさんを見かけると憧れませんか?私にもそんな時代がありました。
キッチンテーブルがあるだけで只者ではない雰囲気を感じますよね。様々なメーカーからキッチンテーブルが販売されているので、需要の高いギアなんだと思います。
私の場合、購入には至らず自作をしましたが、キッチンテーブルのお陰でギアや食材を効率的にコンパクトにまとめられて非常に重宝しました。キッチンテーブルがあるだけで、言葉に言い表せない自己満足感を持てますよね。
どうして使わなくなったの?
キッチンテーブルは便利ですが、場所を取る上に重いギアです。積載の大きな部分を占めることと、設営と撤収の効率化を進めてくようになっていったこともあり、キッチンテーブルは一軍から外れることになりました。
あると便利なのですが、この辺りはキャンプスタイルの兼ね合いではないでしょうか。
ダッチオーブン
キャンプといえばダッチオーブンというイメージがありませんか?ダッチオーブンがあれば、自宅では決して作ることができない最高のキャンプ飯を簡単に作れますよね。正に魔法のギアです。
キャンプデビューで道具を買いそろえる時にマストなギアといっても過言ではありません。
どうして使わなくなったの?
私の場合、夫婦でキャンプがメインなので、ダッチオーブンだと料理が余ってしまうという根本的な問題がありました。
ダッチオーブンはファミリーキャンパーには向いていますが、ソロやデュオではオーバースペックなのかもしれません。あとは重くて嵩張るので、積載問題や設営と撤収の効率化を進めてくうちに使われなくなっていきました。
ツーバーナーコンロ
ツーバーナーコンロがあれば、料理をしながらお湯を沸かしたり、同時並行で様々な料理を作ることが出来るので便利ですよね。ツーバーナーコンロがあるだけでワンランク上のキャンパーになれた気分になれる、憧れのギアといった位置づけなような気がします。
最近ではガスタイプのツーバーナーコンロが人気ですが、昔からあるガソリンタイプのツーバーナーコンロはビンテージギアとして所有欲を満たしてくれますよね。
どうして使わなくなったの?
ずばりお湯を沸かしながら料理をするシチュエーションが一度も無かったからです。私の場合、コンロは1つあれば十分だったということに尽きます。
ツーバーナーコンロは、キャンプで料理に凝るタイプの方が使って初めて活きてくるものなんだと思います。私にはオーバースペックだったということです。
バーベキューコンロ
河原での日帰りバーベキューでは3種の神器のバーベキューコンロ。キャンプではコンパクトに畳めるバーベキューコンロも沢山販売されているので、そちらをお使いの方の方が多いかと思います。炭で焼く肉は格別ですよね。
野外でしかできない特別な料理を実現してくれるバーベキューコンロはキャンプでの食の幅を広げてくれます。
どうして使わなくなったの?
一番の理由は炭の着火が下手くそすぎて、炭を使わなくなったからです。炭の着火が上手だったら今でも愛用していたんだと思います。
他では後片付けが大変なので面倒になってしまったことと、焼き上手さんαで気軽に肉を焼ける環境に流されてしまったこともあります。使わなくなった理由を一言でまとめると、個人的な性格や能力の問題ですね。
ウォータージャグ
ウォータージャグがあれば、わざわざ炊事場を往復する手間が無くなるので便利です。調理用の水として、飲料水として、手洗い用や食器洗い用の水として、用途は多岐です。ウォータージャグがあるだけで、キャンプのレベルが一段ステップアップした気分になりますよね。
どうして使わなくなったの?
ウォータージャグは結構かさばる上に、意外と使ってないことに気付きました。
飲料水は2リットルのペットボトルで事足りることと、最近では洗い物もすることなく、ウェットティッシュやエコキッチンクリーナーでサッと拭くだけの怠け者スタイルになりつつあり、どうしても必要なものではない、もどかしいギアというのが個人的な結論です。
大型収納ボックス
キャンプに行く回数が増える度にギアが増えていくので、ごちゃごちゃしてきます。ギアの整理と運搬で収納ボックスは必須アイテムになってきますよね。
収納ボックスはそれこそ様々なメーカーからリリースされていますし、アウトドアとは無縁のメーカーまで含めると、その種類は無限です。大は小を兼ねるという言葉の通り、大型の収納ボックスを購入されるキャンパーさんは多いと思います。私もその一人でした。
どうして使わなくなったの?
キャンプに限って言えることは「大は小を兼ねる」ではなく、「小は大を兼ねる」なのではと気付いたからです。大型の収納ボックスは積載でかさばることと、使わなそうなキャンプ道具まで積み込んでしまうことになりがちです。また、ギアを探す時に結構大変ということもわかりました。
その結果、収納ボックスは小型化していくことになり、今まで使っていた大型収納ボックスは自宅のギア保存箱として余生を過ごしています。
飾り棚
キャンプ場で周りのキャンパーさんのテントやレイアウトを、ついついチラ見してしまいませんか?飾り棚にランタンやギアを並べたオシャレな雰囲気のキャンパーさんを見つけると、マネしたくなりますよね。
飾り棚はコーナンラックのような、キャンプギアではないのに定番となったコスパの良いものからガレージブランドの高額な棚まで、様々な種類があります。テントサイトのレイアウトをオシャレにまとめたい方にはマストアイテムです。
どうして使わなくなったの?
これは各自のキャンプスタイルに依存するとおもいますが、私の場合、ギアを並べるスタイルがマッチしなかったことと、設営や撤収でギアを出し入れして並べることが面倒だと感じるようになったからです。一言でまとめると、個人的な性格やスタイルの問題ですね。
ガソリンランタン
キャンプの代名詞といっても過言ではないのがガソリンランタンではないでしょうか。キャンパーなら誰もが憧れるギアです。
歴史は古く、ビンテージランタンも沢山存在するので、熱狂的なコレクターも沢山いる奥の深いギアです。ガソリンランタンの優しい光と音はキャンプ感満載です。
どうして使わなくなったの?
大型シェルターや大型テントの中で過ごすスタイルが中心になり、夜、外に居ることが無くなったからです。ガソリンランタンは燃料を使うので、幕内での使用は怖いですよね。
今ではルーメナーのような大光量のLEDランタンをメインに使うスタイルになりました。気候の良い季節は夜でもタープ下で過ごすので、その時は時々ガソリンランタンを持って行きます。
ランタンスタンド
ランタンはある程度高い位置から照らさないとサイト全体を照らすことが出来ないので、ランタンスタンドはマストアイテムです。それこそ様々なメーカーやガレージブランドから販売されていて、どれを選んでよいか迷いますよね。スノーピークのパイルドライバーは定番ギアです。
どうして使わなくなったの?
ガソリンランタンを使わなくなった理由と被りますが、大型シェルターや大型テントの中で過ごすスタイルが中心になり、夜、外に居ることが無くなったからです。
とはいえ、ランタンを吊るす以外でも様々な使い方ができるのがランタンスタンドの良いところです。例えばプロジェクターのスクリーンを吊るしたりといった使い方が考えられます。
お洒落な雰囲気を演出するランタン
キャンドルランタンやフュアハンドランタンは、優しく仄かな光を放ってくれるので夜のキャンプシーンで幻想的な演出をしてくれます。
これがあるだけで、キャンプ感がぐっと高まりますよね。デザインも素晴らしく、所有欲を満たしてくれるのでお持ちの方も多いかと思います。
どうして使わなくなったの?
仄かな光よりも、テーブルや幕内をしっかり照らしてくれるLEDランタンのほうが快適だと感じたからです。キャンドルランタンや、フュアハンドランタンは仄かな光で雰囲気は最高ですが、自分にとっては暗すぎて不便だと感じました。雰囲気を取るのか、実用性を取るのかといった考え方の違いですね。
コット
コットは快適な睡眠を手助けしてくれる魔法のギアです。デコボコした地面や固い地面から体を守ってくれるので、朝起きた時に体が痛くなりません。また地面からの底冷えをダイレクトに受けないため、冬キャンプでは大活躍です。
陽気の良い日には外にコットを出して昼寝したり、ベンチ替わりにできるので、あると便利なギアです。
どうして使わなくなったの?
コットは便利ですが、かさばる上に組み立ての手間が発生するというデメリットがあります。それ以上にコットを使わなくなった決定的な理由は、就寝中にコットから落ちたことがあるからです。寝相の悪い人には不向きなのかもしれませんね。
今ではエアーマットを愛用しています。シェルターで使うことは厳しいですが、コット以上に底冷えをシャットアウトできるうえに寝心地も素晴らしいのでお勧めです。
ドライネット
洗い物を食器を放り込んでおくだけで乾燥できるドライネットは、キャンプ場でよく見かけます。夜洗った食器が翌日に乾いているので便利ですよね。お値段もお手頃なのでお使いの方も多いかと思います。
どうして使わなくなったの?
撤収スピードをあげる一環として、洗った食器は直ぐにコンテナに片付けるようにしたので、洗い物をした後に水気を拭きっとって片付けるようになったからです。こうなってしまうとドライネットの存在意義は無くなってしまいますよね。
二軍落ちしたキャンプ道具に非はありません
いかがでしたか?はっきりいってどのキャンプギアも素晴らしく、これらのギアを買って失敗したとか後悔したということは一度もありません。むしろ大活躍していました。ただ、自らのキャンプスタイルの変化や考え方の変化からニーズに沿わなくなってしまっただけです。
キャンプデビュー時に購入したギアで、今でも第一線で使い続けているギアはどれくらいありますか?私の場合、ほとんどありません。こうして振り返ってみると、気づかないうちキャンプスタイルがどんどんと変化していってることを痛感しました。
ギア
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