キャンプ場は「フリーサイト」と「区画サイト」のどちらかに分かれます。どっちがオススメなのかは、突き詰めていくと意外と奥が深い問題です。そこで今回は、区画サイトとフリーサイトを比較しつつ、どんなスタイルのキャンパーにおすすめなのかを徹底的に深堀りしていきます。
目次
フリーサイトと区画サイトの違い
そもそも、フリーサイトと区画サイトは何が違うのでしょうか。
フリーサイトは名前の通り、好きな場所にテントを設営できるサイトのことです。時々「フリーサイト=無料のキャンプ場」と誤解されている方がいらっしゃいますが、お金はかかります。
一方で、区画サイトとは、テントを設営できる場所や面積が明確に決められているサイトのことです。一般的によく言われるそれぞれのメリット、デメリットを簡単にまとめると、以下のようになるかと思います。
フリーサイトのメリット
フリーサイトの最大のメリットは、なんといっても好きな場所に好きなようにテントを設営できるところです。中には予約すら不要なキャンプ場もあるので、思い立ってキャンプなんてことも可能です。
ざっくりまとめると、フリーサイトのメリットは以下の通り。
- 好きなところにテントを張ることができる
- 自由度が高い
- 大人数でも利用できる
- 巨大なテントを設営できる
- 予約不要で行けるキャンプ場もある
フリーサイトのデメリット
フリーサイトのデメリットは、自由である代償として、全てが自己責任と運に委ねられてしまうところが考えられます。サイト同士の距離間は運次第ですし、人気のフリーサイトや繁忙期は場所取りが本当に大変です。また区画サイトのようにフィールドが整備されていないところが多いです。
ざっくりまとめると、フリーサイトのデメリットは以下の通り。
- 人気のキャンプ場や繁忙期は場所取りが大変
- 場所取りは早い者勝ち
- フィールドは整備されていない場合が殆ど
- 隣同士が近くなる可能性があり、プライベートの確保が運次第
- 運が悪いと騒音やトラブルに悩まされることも
区画サイトのメリット
区画サイトのメリットは、予め設営する区画が明確に決められているので、朝早くから場所取りの必要も無く、隣同士もしっかりと区切られているところです。区画サイトはフィールドがしっかり整地されたキャンプ場が多く、電源サイトの利用も可能だったりします。
ざっくりまとめると、区画サイトのメリットは以下の通り。
- サイトが指定されているので場所取り不要
- 隣同士でしっかりと区分けされているのでプライベートの確保が出来る
- フィールドがしっかりと整地されているので快適
- キャンプ場によっては電源サイト付きを選べる
- 予約さえ取れてしまえば確実に決まった広さで設営が可能
区画サイトのデメリット
一方であらかじめ区画が決められているので、区画の広さによっては設営できないテントがあったり、人数制限があるとグループキャンプに不向きだったりと、自由度が少ないところがデメリットでしょうか。また必ずキャンプ場の予約が必要です。
ざっくりまとめると、区画サイトのデメリットは以下の通り。
- 区画が狭い場合があるので設営できるテントや範囲が限られる
- グループキャンプには不向き
- 区画サイトの指定が出来ないキャンプ場が多い
- プライベート感の充実具合はキャンプ場次第
- キャンプ場によっては予約が困難
フリーサイトと区画サイト、どちらがオススメ?
では肝心の「フリーサイトと区画サイトでは、どちらがオススメか」なのですが、一般的にはファミリーやキャンプ初心者はあらかじめ設営場所が約束されていて、フィールドも整地された区画サイトがオススメです。キャンプ場によっては電源サイトの利用も可能なので安心感が違います。
フリーサイトはグループキャンプや大型のテントをお使いの方、自由にキャンプを楽しみたいベテランキャンパーにおすすめです。
フリーサイトと区画サイトの違いをさらに細かく類別してみる
ここまでは一般的な情報になるのですが、実際はこのようにシンプルにはいかないことが多いです。
というのが、この先に隠れた様々な条件によって、全く状況が変わってくるからです。ここから先は多方面から深堀りしていきましょう。
1. 車の乗り入れが可能なオートサイトか否か
フリーサイトと区画サイトでどちらがオススメなのか、簡単に分類できない要因の1つが、車の乗り入れが可能なオートサイトか否か、という条件が混ざってくるからです。キャンプ場選びでは、フリーサイトか区画サイトかよりも「オートサイトか否か」を第一に確認したほうが幸せになれます。
車をテントに横付け出来ないキャンプ場だと、キャンプ道具をフィールドまで手運びしたり、リアカーで運搬となるので、候補から外れるという方も多いです。そのため競争率が下がるところが全体的なメリットだと思います。
車の乗り入れができないフリーサイトの場合
フリーサイトで車が乗り入れできないキャンプ場は不便なこともあり、比較的場所取りで苦労しないというメリットがあります。ただし、富士山が見えるエリアや都心からアクセスの良いキャンプ場、電車で行きやすいキャンプ場、予約不要のキャンプ場は例外です。金額の安いキャンプ場が多いこともあり、必ずしも需要が無いわけではなく、意外と人気があります。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 金額が安いところが多い
- 比較的競争率が下がる
- 自然感が強いキャンプ場が多い
デメリット
- 環境的にハードルが高くなる
- キャンプ場によっては激込みなところもあるので見極めが必要
- 設備が最低限なところが多い
おすすめのタイプ
ミニマルな装備のソロキャンパーやグループキャンプがメインの方。キャンプ慣れしたベテランキャンパー、ワイルドで自然感満載のキャンプを楽しみたい方、安くキャンプを楽しみたい方に需要がある印象です。逆にキャンプ初心者やファミリーには、最もハードルの高いキャンプ場になります。
おすすめのキャンプ場
車の乗り入れ可能なフリーサイトの場合
フリーサイトで車が乗り入れ可能なキャンプ場は大人気で、予約や場所取りで苦労することが多い印象です。ただし地域によっては穴場なエリアもあります。車の乗り入れが出来るフリーサイトを探す際は、穴場のキャンプ場を見つけると思い描いているキャンプを実現できると思います。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 車を横付けできる上に自由度が高い
- 車中泊やキャンピングカーが可能
- 穴場のキャンプ場であれば思い描いていたキャンプが出来る
デメリット
- 人気のキャンプ場が多いので場所取りや予約が大変
- キャンプ場によっては激込みなところもあるので見極めが必要
- キャンプ場によっては設備が最低限なところも多々ある
おすすめのタイプ
フリーサイトデビューしたい方やグループキャンプがメインの方。荷物が多いキャンパー、ワイルドで自然感満載のキャンプを楽しみたい方、自由度の高いキャンプを楽しみたい方に需要がある印象です。
おすすめのキャンプ場
車の乗り入れができない区画サイトの場合
区画サイトで車を横付けできないキャンプ場は意外と敬遠されがちですが、実はメリットが結構あります。車を横付けするスペースが無い代わりに、区画を広く使うことが出来るからです。また、車を横付け出来なくても、駐車場がサイトの近くにあることが多いので、ギアの運搬も思ったより大変ではないことが多いです。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 車を横付けするスペースが無い代わりに区画を広く使えるキャンプ場が多い
- 意外と人気が無いので比較的予約が取りやすい
- 駐車場が区画サイトから近い場合が多いので運搬はそこまで大変ではない
デメリット
- 荷物の多いキャンパーには辛い
- 雨の日は色々と大変
- キャンプ場によっては駐車場が遠いこともある
おすすめのタイプ
人が少ないキャンプ場でゆっくりしたい方、区画サイトを広く使いたい方や大型テントをお使いの方、多少の不便さをキャンプで楽しみたい方、穴場のキャンプ場をお探しの方に需要がある印象です。とはいえ、設営や撤収を含め、不便な点は多いのでファミリーや初心者にはあまりお勧めではないかもしれません。
おすすめのキャンプ場
車の乗り入れ可能な区画サイトの場合
オートキャンプの代表ともいえるキャンプ場がこのタイプです。大体のキャンプ場がこのタイプなので選び放題です。その代わり競争率は必然と高くなるので、キャンプ場によっては数か月先まで予約でいっぱいなんてこともあります。また、キャンプ場によって設備やサービス、区画の広さ、プライベート感はバラバラなので下調べは大事になってきます。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 初心者でもファミリーでも不便なくキャンプを楽しめる
- 高規格サイトのキャンプ場が多い
- なんといっても車を横付けできるので大変便利
デメリット
- 予約が大変なことが多い
- 休日は大抵満サイトなので落ち着かないことも
- 設備やサービス、区画の広さはキャンプ場によってバラバラ
おすすめのタイプ
ファミリーやキャンプ初心者、荷物の多いキャンパー、とにかく楽で快適なキャンプを楽しみたい方、設備が整った高規格キャンプ場がお好きな方に需要がある印象です。キャンプを始めたばかりであれば、車の乗り入れ可能な区画サイトを選べば間違いありませんよ。
おすすめのキャンプ場
2. 有名な人気のキャンプ場か否か
人気のキャンプ場か否かでも、フリーサイトと区画サイトでどちらがオススメなのか状況が変わってきます。フリーサイト、区画サイトに限らず、人気のキャンプ場は予約が大変です。誰もが知っているような有名なキャンプ場ともなると、数か月先まで予約がいっぱいなんてことはザラです。
キャンプブームということもあり、穴場なキャンプ場は少なくなってきていますが、探せば意外とあるので、穴場のキャンプ場探しもキャンプの楽しみ方の1つです。
あまり知られていないフリーサイトの場合
あまり知られていないフリーサイトは意外とあるものです。そういったキャンプ場は交通の便が悪かったり、電話のみの予約だったり、設備が古く最低限なことが多いのですが、その代わり思い描いていた自由なキャンプが出来ますよ。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- プライベート感満載の思い描いていた自由がそこにある
- 予約がしやすいので思い立ってキャンプができる
- 誰にも教えたくない秘密のキャンプ場としてホームグラウンドにできる
デメリット
- そもそも見つけるのが大変かも
- 予約方法が面倒だったり交通の便が悪いことが多い
- 設備が古く最低限なところが多い
おすすめのタイプ
思い描いていた自由なキャンプを満喫したい方、人混みが苦手な方、思い立ってキャンプしたい方、グループキャンプをしたい方、ワイルドで自然感満載のキャンプを楽しみたい方、誰にも教えたくない秘密のキャンプ場を押さえたい方に需要がある印象です。
見つけるのは大変ですが一度発見してしまえばこっちのものです。誰にも教えずに自分だけの秘密のキャンプ場としてホームグラウンド確定です。
おすすめのキャンプ場
人気のフリーサイトの場合
人気のフリーサイトは物凄く広大で開放感が素晴らしかったり、景観が素晴らしいキャンプ場が多い印象です。一度は行ってみたい憧れのキャンプ場であるところばかりなので、キャンパーが殺到します。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 憧れのキャンプ場であることが多いので満足感を得られる
- 広大で絶景なキャンプ場が多く開放感がある
- 平日を狙えば思い描いていたキャンプが出来る可能性がある
デメリット
- 人気のキャンプ場が多いので場所取りや予約が大変
- 全てが運に左右される
- 人気がある=高規格ではないので、思ってたのと違うとなりがち
おすすめのタイプ
そのキャンプ場に憧れのある方やグループキャンプがメインの方。荷物が多いキャンパー、絶景を満喫したいかた、自由度の高いキャンプを楽しみたい方に需要がある印象です。
いつかは行ってみたいキャンプ場が多い印象ですが、結構過酷な環境であることが多いので、色々と思っていたのと違うとなりがちのようです。ある程度キャンプに慣れてから行くのが吉です。
おすすめのキャンプ場
あまり知られていない区画サイトの場合
昔からあるようなキャンプ場で、SNSはおろか、ホームページすら無いキャンプ場や電話でしか予約が出来ないキャンプ場。あとは最近オープンしたキャンプ場などが該当すると思います。基本、認知されていないところが多い印象です。
たまに区画が狭すぎたり設備が古すぎることが原因で、あまり人気が無いキャンプ場もあったりしますが、キャンプ場によっては信じられない程素晴らしい設備や環境の整ったところもあるので、穴場探しの楽しさがあります。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- あまり認知されていなかったり、予約方法が面倒なので予約が取りやすい
- オープンしたてのキャンプ場であれば設備も綺麗で狙い目
- 信じられない位素晴らしい穴場なキャンプ場に出会う可能性も
デメリット
- キャンプ場によっては設備が古く最低限なところが多い
- 予約方法が面倒だったり交通の便が悪いことが多い
- 区画が狭い場合がある
おすすめのタイプ
予約合戦にお疲れの方、人混みが苦手な方、思い立ってキャンプしたい方、キャンプ初心者、ファミリーの方に需要がある印象です。キャンプ場によってはアタリ、ハズレも多いので、理想としている条件を満たしているかは事前にしっかりと下調べをしましょう。アタリであればこっちのものです。
おすすめのキャンプ場
人気の区画サイトの場合
人気の区画サイトは高規格キャンプ場であることが多く、初心者キャンパーやファミリーにとって理想的な環境であることが多いです。ネットで空き状況を確認しながら簡単に予約可能なところばかりなので、手軽に予約が出来るところが嬉しいですね。逆の見方をすると、競争率がめちゃくちゃ高くなるということです。あとは全体的にキャンプ場の料金が高額な印象です。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 初心者でもファミリーでも不便なくキャンプを楽しめる
- 高規格サイトのキャンプ場が多い
- 空き状況がわかり予約も簡単
デメリット
- 予約が取り辛い
- 休日は大抵満サイトなので落ち着かないことも
- 金額が高いキャンプ場が多い
おすすめのタイプ
ファミリーやキャンプ初心者、荷物の多いキャンパー、とにかく楽で快適なキャンプを楽しみたい方、設備が整った高規格キャンプ場がお好きな方に需要がある印象です。大変なのは予約を取るまでです。予約さえ取れてしまえば素敵なキャンプを楽しむことが出来ますよ。
おすすめのキャンプ場
3. フィールドが広大か否か
車の乗り入れや、有名無名とは別に、フィールドが広大か否かでもフリーサイトと区画サイトでどちらがオススメなのか状況が変わってくると思います。プライベート感を保ったり、大型のテントを設営したい。大自然の中、ゆっくり静かにキャンプを楽しみたいのであれば、絶対に外せないポイントですよね。
また、ソロキャンプであれば狭いキャンプ場でも不便はしませんが、大人数やファミリーであれば結構重要な要素になってくると思います。
広大なフリーサイトの場合
物凄く広大で開放感が素晴らしく、何百組も収容可能なキャンプ場であれば、大人数のグループキャンプにも適していて、超巨大なテントも楽々設営が出来ます。景観が素晴らしいキャンプ場も多いので、大自然を満喫できること間違い無しです。しかし、そういった広大なフリーサイトのキャンプ場はそんなに多くは無いので、必然的に多くのキャンパーが殺到します。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 開放感満載で思い描いていた自由がそこにある
- どんなにテントが大きくても問題無し
- 平日を狙えば思い描いていたキャンプが出来る可能性がある
デメリット
- 人が多すぎてげんなりするかも
- 全てが運に左右される
- グループキャンプ率が高い
おすすめのタイプ
平日に開放感満載な自由なキャンプを満喫したい方、積載がヘビー級で大型テントをお使いの方、グループキャンプをしたい方、賑やかなキャンプを楽しみたい方、キャンプ感を味わいたい方に需要がある印象です。
ただし、最も多くのキャンパーが集まるので隣同士が近くなる可能性があり、プライベートの確保は運次第です。さらに運が悪いと騒音やトラブルに悩まされることもあります。
おすすめのキャンプ場
狭いフリーサイトの場合
敷地面積が狭い小規模なキャンプ場は開放感はそこまでありませんが、こじんまりとキャンプを楽しむことが出来ます。中には林間のフリーサイトもあるので、ワイルドなキャンプを楽しむのであればオススメです。
また、区画サイトがメインのキャンプ場であっても、フリーサイトも併設しているキャンプ場もあるので、そういったキャンプ場は意外と穴場だったりします。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 意外と穴場なキャンプ場も多く狙い目だったりする
- 区画サイトと併用のキャンプ場は設備が充実していてお得感がある
- キャンプ場によっては野営感の強いキャンプが出来る
デメリット
- 運が悪いとプライベート感はゼロになる
- キャンプ場によっては開放感が少なく、思っていたのと違うとなるかも
- 大人数のグループと一緒だった場合、アウェイ感満載
おすすめのタイプ
こじんまりとしたキャンプを楽しみたい方やソロキャンパー、野営感を満喫したいキャンパー、小規模なグループキャンプ、フリーサイトデビューをお考えの方に需要がある印象です。丁度良い規模感で人が溢れかえることもないので、有名なフリーサイトのキャンプ場に行く前にフリーキャンプに慣れたい方にとって良い練習になるのではないでしょうか。
おすすめのキャンプ場
広大な区画サイトの場合
区画が広いキャンプ場の目安ですが、個人的にはテントを設営できるスペースが最低でも10×10平米以上あるキャンプ場を想定してます。
プライベート感が高いキャンプ場が多く、巨大なテントを設営してもゆったりとキャンプが出来ます。その代わり、金額は高い傾向にあり、キャンプ場によっては大台に突入するところもあります。また、そういったキャンプ場はそんなに数が多くないので、予約も一苦労です。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 広大な敷地が約束されているのでプライベート感満載
- 初心者でもファミリーでも不便なくキャンプを楽しめる
- 積載モンスターのキャンパーでも安心
デメリット
- サイト数はそんなに多くないので競争率が高くなりがち
- 予約が困難なことが多い
- どのタイプのキャンプ場よりも金額が高い
おすすめのタイプ
プライベート感を確保したい方、人ごみが苦手な方、積載がヘビー級で大型テントをお使いの方、キャンプ初心者、ファミリーの方に需要がある印象です。金額は高くなりがちですが、ほぼ確実にプライベート感が約束されているので静かなキャンプが出来ますよ。
おすすめのキャンプ場
狭い区画サイトの場合
区画が狭いキャンプ場の目安ですが、個人的にはテントを設営できるスペースが5×5平米以下のキャンプ場を想定しています。近年はテントの大型化も進み、多くのキャンパーが避ける傾向があり、特にファミリーは選択肢から外れます。
そういったこともあり、予約が埋まりにくい印象で、ミニマル装備のキャンパーやソロキャンパーにとっては狙い目です。金額も一般的な区画サイトより安い傾向にあります。人気のキャンプ場でも数サイトはある狭い区画サイト。色々と狙い目ですよね。
考えられるメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
- 金額が安いことが多い
- 高規格サイトの人気キャンプ場であっても比較的予約のハードルが低い
- こじんまりとしたミニマルなキャンプを満喫できる
デメリット
- 僻地に追いやられていることが多いので不便な点が多い
- キャンプ場によっては隣同士が近く、プライベート感ゼロの場合も
- タープの設営は厳しい
おすすめのタイプ
コンパクトな積載のULキャンパー、ソロキャンパー、バイク・バックパックキャンパー、タープを使わないキャンパー、コンパクトなキャンプを楽しみたい方に需要がある印象です。ただし狭いからと言って予約が楽というわけではなく、繁忙期や連休は予約が取り辛いことに変わりはありません。今やキャンプ場の予約は争奪戦ですからね。
おすすめのキャンプ場
結局一番のオススメはフリーサイトと区画サイトどっちなの?
結論からいうと、その人の思い描いているキャンプスタイル次第だとおもいますが、個人的見解では「区画サイト」に軍配が上がると思っています。
理由は、キャンプ人口が増えた現在では、フリーサイトの特権ともいえる自然感や開放感、プライベート感を満喫することは難しく、全てはその日の運に委ねられてしまうからです。区画サイトであれば予約さえとってしまえば、最低限の場所とプライベート感は約束されます。
区画サイトとフリーサイト、どちらのサイトも利用してみて、自分にあったキャンプ場を見つけるのが一番良いと思います。この記事がキャンプ場選びの参考になれば幸いです。
ギア
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